☆超初心者向け☆ 小説家になろうで読者を増やす方法 〜小説の内容以前に必要なテクニックがあります〜
■ 読者として、「小説家になろう」を使ってみる。
作者として投稿しかしていない人は、まず自分が読者の立場に立って、自分が読みたい小説を探してみる。具体的には読者が実際に小説を探す時によく使う、ランキング、新着一覧、小説検索(+キーワード)などを体験する。
また、なろうはスマホで読んでいる読者が圧倒的に多いので、PCで書いている場合はスマホ版でも利用してみること。
■ 「小説家になろうヘルプセンター 小説の宣伝https://syosetu.com/helpcenter/helppage/helppageid/91」を読む。
実は公式のヘルプにもちゃんと読者を増やす方法が書いてあります。
項目だけ引用すると(以下引用)
小説読者数アップのポイント
1.投稿時のキーワードは適切に入力していますか?
2.引きのあるあらすじは書けていますか?
3.広報活動してますか?(引用終わり)
■ランキング上位作品を研究して良いところをマネする。
これは内容ということではなく、作品の見せ方や投稿方法のテクニックをマネするということ。ランキング上位作を見れば、一つ前の項のキーワードやあらすじの良い例も見つかるはず。その他、タイトル、更新ペースや話数、1話の分量、改行や空白行の使い方など、読者の立場に立って読みたくなる小説の見せ方を学んで自作に取り入れる。
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要するに重要なのは「小説家になろうの読者を知り、読者の立場に立つ」ということ。
自分が一人の読者として、膨大な量の小説の中から読む小説を選ぶという行為を体験し、その小説を選んだ理由を分析することで、自分の作品が読まれるために必要なこともわかるはず。
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と、ここまで書けば、あとはそれぞれの作者が実践して自分に合った方法を探すだけなのだが、せっかくなので、自分なりに見つけた細かいテクニックを思いつくままに書いておく。
作者や作品によって合うやり方は違うので、これが必ずしも正しいとは言えないが、参考程度にどうぞ。
■とにかく投稿し続ける。
なろうに登録して短編1作品、1話投稿しただけで読んでもらえると思わない方がいい。作品や話数が増えていくほど、読者の目に触れる機会が増え、読んでもらえる確率は上がる。
■タイトルは内容や小説の売りがわかるものか、気になる読んでみたいと思わせるものを。
ランキングや新着小説、検索などをスマホから見た場合、最初に読者の目に入るのはタイトルだけで、あらすじを読んでもらうためにはそこからクリックしてもらわなければならないので、タイトルは重要。
内容がわかるキーワードや小説の売りになる要素(追放、チート、ダンジョン、悪役令嬢など)を入れる、または読者が「これ何のことだろう?」と気になるようなタイトルにする。
具体的にどんなものかは、ランキング上位の作品のタイトルを見て、自分がクリックしたくなったものを参考にすればいい。
■投稿ジャンルを適切に選ぶ。
内容とジャンルが合っているか、よりも、読んで欲しい層が多いジャンルをきちんと選べているかどうかが重要。場合によっては読者層に合わせて世界設定を調整した方がよい。
男女問わず多くの人に読んで欲しいならハイファンタジー(ただし競争相手も多いので、意図的に他のジャンルにした方がいい場合も)。男性向け恋愛なら、現実世界〔恋愛〕またはハイファンタジー。女性向け恋愛なら、異世界〔恋愛〕、というように。
■あらすじは長過ぎず短過ぎず。
表紙(目次)を開いた時、スマホで文末に「>>続きを読む」が出る300字までの間にあらすじの内容を収めたい。
短過ぎるのも読者に内容が伝わらないので駄目。
具体的に何を書けばいいかは、ランキング上位の同傾向の作品を参考に。
■売りになる要素は、タイトルあらすじキーワードのどれかに入れる。
読者はランキングや新着から読む小説を選ぶ人以外に、好きな要素のキーワードで検索して読む人というのがいる。
具体的に言うと「悪役令嬢のキーワードで検索して出てきたものはポイント低くても全部読んでみる」というような読者だ。
連載開始したばかりでまだ読者がいない時、このタイプの読者の目に留まればブクマ評価してもらえてランキングに入れる可能性が出てくるので、この手の読者に見つけてもらうために適切なキーワードは必須。
具体的にどんなキーワードを入れると良いかは、ランキング上位作を研究する他、「人気キーワード検索https://yomou.syosetu.com/search/keyword/」や「『小説家になろう』をデータ分析してみた 2020年版https://ncode.syosetu.com/n4996gb/」(佐々木尽左様)などを参照。
■投稿は決まった時間に。
出来れば毎日一回以上、無理でも決まった曜日の同じ時間に予約投稿するのが良い。可能ならあらすじに「◯話までは毎日◯時に投稿」などと書くとよい。
いつも同じ時間に投稿すれば、読者が「昼休みだから、あの小説を読もう」というように毎日の習慣にしてくれる。
時間は朝夕の通勤通学時間と昼休みが良いと言われるが作風によって違うかも。すでに投稿した自作品があればアクセス解析を見て読者が多い時間帯を選ぶと良い。
投稿時間のテクニックは他にも、最初の何回かは休日に1日複数回投稿する、なども。
■1話の文字数は多過ぎず少な過ぎず。
2000〜5000文字が適切と言われているが諸説あるし、作風によっても違う。
毎日1回以上投稿出来るなら1話1000字前後でもいいかと。
長い方は1話目から長いと「この小説長いから時間ある時に読むか」と後回しにされて忘れ去られるので、少なくとも序盤は少なめにした方が良い。
■作品数を増やす。(2021.07.22追記)
単純に読者の入り口を増やす作戦。
作品Aのタイトルやあらすじに興味を持てなくてスルーした読者も、作品Bには興味を持つかもしれない。そして作品Bを読んで面白いと思ったら作品Aも読んでくれるかもしれない。
特に長編をすでに長く続けているのにポイントが低い場合、それは読者にとって取っ付きにくい作品になってしまっている。短編中編やまだ話数の少ない新作ならポイントが低くても読んでみようかという気になりやすいので、そういう取っ付きやすい入り口を作っておくのは有効。
参考になりそうななろう作品。
「小説家になろうで人気になりたいあなたに贈るエッセイ」(しきみ彰様)https://ncode.syosetu.com/n2468ch/
「小説家になろうで0PV 0PT 0ブクマを獲得するための最強『読まれない小説の書き方』戦術 」(軽石様)https://ncode.syosetu.com/n8975fi/
「小説家になろうを知ろう ~小説家になろうをグラフ化してみた~」(ゆうゆう@なろうデータ収集卿様)https://ncode.syosetu.com/n3630fb/
あとGoogleで「小説家になろう 読者増やし方」「PV増えない」「評価されない」とかで検索すれば、色々参考になる文章が出てきます。
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「作品が読まれない」という作者さんの作品を見てみると、タイトル普通、あらすじ短い、キーワード少ないということがたびたびあり、「本当に読んでほしいと思ってる? っていうか、そもそもなろうの人気作の目次ページ見たことある?」と思って書いてみました。
覚え書きのようなもので、たいへん雑な文章ですみません。他に何か思い出したら追加修正します。
そして、ここまで読んでくださった方には申し訳ないですが、なろう作品が一作もない上に、ムーンの更新も止まっている作者の言うことに信憑性があるのかという問題が……。
ただ、ここしばらくはなろうで女性向け作品を多く読んでいて、読者の立場ではあるので、大きく外れてはないかと。