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4.神器

「変わったことじゃない...ただ勇気を出さなかった。

 今日から隠しかけの自分になるつもりです。」

.

.

.

.


日が暮れて、月がよく見える。月が傷だらけなのに、人の心が癒され得る妙な物だ。夜になり、景色が変わった。異世界の景色が毎日も変わっている。同じ所でも明日はまた見たことのない景色だ。こんな異世界に飽きるわけがない。



「君が夜の月になることだ。見えないものをすべて明かす存在だ。俺が付ける名を受けて、我が神器として夜の月になれ。ヤヅキ―君の名前だ。」志貴夏目


強い光が彼女を囲んだ。

光が消える瞬間に小さい月が夏目の手に現れる。手くらい小さな球体がまるで空の月が小さくなって、夏目の手に飛んで来た。


「どんな感じ?」

「良く分からない...体の中に兄さんの気味がある。」

「焦らないで、その魔力を感じろ...」


夏目も夜月も喋らなかった。


式神と違って、神器が発動でないことには主人とテレパシーできない。

発動の状態では主人の神力を借りなければ能力を使えない。神器が自ら発動できない。

解除の状態は本来の姿が戻る。修練して自分の魔力で能力を使うことも可能だ。




「今お前を通して能力を使ってみる。お前が何もしなくてもいい。」

「ウン...」


月の中に映像を映し出した。二人が今朝ここで話す場面だった。映像が続いて二人が到着する前にあったことまで映している。



「今どんな能力を持っているか分かった?」

「ウン。何でこの能力を得たか夏兄さんが何をしたがってるか分かった。でも、この程度が全然足りない...もっと...」


「初めにしてはよくやった。解除!」夏目が感謝するとばかりに、優しい笑顔をした。




夜月は人の姿が戻ってきた。前と顔がちょっと違った。髪が短くなって、髪色も変わった。耳くらいの長さ髪型で、右側の髪を耳にかけて、灰色と金色の髪色だ。爽やかな美少年みたい。そしてもう透明な体ではない。


「月が...子供っぽい。可愛い wwww」夏目が笑いながら夜月の頭に触った。


「女子の決心をなめるな...」夜月が視線を移した。


「はいはい...いくら強くても俺の妹だろう。

 そして、神器が神に遠くに行かないよ。よければ俺の手が届くところを離れないで」


夜月が聞きたい意味ではないが、動悸がしないではいられなかった。




家に帰ってる間に、二人がおのおの思っている。


夜月「強くなるために、頑張らなければいけない。自分だけじゃなく周囲の人まで守れるほど強くなりたい。」拳を握る。



夏目「ずっと月と呼びたかった。あの時に、俺の月になると約束したでしょう。昔からある意味にかけては夜月が強い人だ。大事な人に関わることなら、一生懸命やりぬいて、絶対に負けないもんかのようだった。人の悲しさをよく気づけるし、暖かい子だった。

俺もそんな人だったら、あの時に彼を救い得たかもしれない。」寂しげな顔をしってる。




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家の外


家より大きな郁が先に見える。郁が待っていたとばかりに、歩いてくる二人を見ている。


「郁、待っていたか?」夜月がわくわくして郁へ走って行く。でも、大きすぎる郁の足だけ抱ける。

「どっちが犬かな...」夏目が笑った。



扉が開いた。

「お前たち...」紅葉が話すが早いか、夜月を見てちょっと驚いた。


「お帰り」紅葉が微笑を漏らしてしまった。

「今笑いましたか?初めでポーカーフェイスではありません...」

「ポーカー...何ですか?」

「いえ、式神先生が格好いいということです。」


「いつまで外で...

 月!返事は?」夏目がぐちった。


「た...ただいま。」夜月がてれた。



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紅葉の部屋


「今日もここに寝るつもりか?」

「紅葉が寂しいから!」夏目が半分悪戯しているように言った。

「勝手にしろ。」いつも話が感情をこめない。


夏目が言わなくても紅葉が全部知っている。夏目も紅葉が騙されないことを知っていればこそ本当の気持ちを隠す必要はない。紅葉の前にいつも安心できるし、甘えることもよくした。



「動かないで、今神力を伝えて...」夏目が紅葉に寄っている。


神と式神は互いの気持ちを確かに分かち会う二人だ。


「これは本当にいいことか...」

「利用できるものを利用して彼を必ず探し出せ。それだけ...

 罪悪感とか、俺が背負う。」紅葉が窓の方を向いた。

「馬鹿モミジ...」




扉の外


「僕のコイだと言ったでしょう。利用できることを利用して...それでも」誰の独り言だ。


「どうせ今夜も寝られないから行こうか。」


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