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異世界コンプレックス  作者: ジャガさん
異世界に来た長谷川。
7/50

モコン墓地での依頼《クエスト》

俺と先輩はゾンビを倒すためにゾンビがいると言うモコンという墓地に来ていた。初めて戦う魔物に緊張する。

「ぼちぼち墓地に着くぞー」

………しかし先輩の言葉に緊張もクソもなくなった。


「おいなんだよ、場を和ませようとしただけだぜ?」

「だけどいくらなんでもそれはないですよ先輩」

「そうか?いい線いってたと思うが?」

「ないです」

「即答すんな!」

などと言ってるうちに墓地の近くまで来た。


「いいか長谷川、確認するぞ、今回の依頼クエストは墓地にいる魔物の全滅だ。どんな化け物がいるかわからない依頼クエストだ。気を引き締め行くぞ!装備の点検は済んだか?」


「はい、済みました、いつでも行けます」

今回はいつもような10体討伐ではなく墓地にある魔物を全部討伐してほしいとの内容だった。そのためどんだけ数がいようが全員倒さなくてはならない。しかしその分報酬は大きいけどね。依頼クエスト達成するため俺と先輩は動く。



*** *** *** ***


俺達は今墓地の横にある森にて作戦会議をしていた。


「よし、事前情報の通りだな。墓地の周りには木の柵がある。まぁボロボロだが少しは耐えてくれるだろう」

俺は先輩の言葉に頷きつつ周りを見る。今回は作戦を立ててきた。何匹いるかもわからない場所ホイホイ行くほど俺達はバカではない。作戦内容はこうだ。


まず墓地内を見て危険な奴はいないか確認する。しかしこれはすでに確認済みで危険と判断されたのは武器を持ったスケルトンだけだった。武器を持つ魔物は使い方を知らなくても振り回すだけで厄介なのだ。


それ以外は全部ゾンビだった。まず武器を持ったスケルトンは気づかないうちに石を投げ倒す。


幸い石は周りにゴロゴロある。スケルトンを倒し音に気づいたゾンビ達はこちらに向かってくるだろう、しかし墓地の周りには柵がある。


柵を盾にして持ってきた槍で奴らを出来るだけ多く倒す、しかしそれでも倒せない場合は逃げつつ数を減らすがあまりにも残った場合には墓地の中に入りゾンビをおびき寄せ持ってきたガソリンをかけ「着火ティンダー」で燃やすのが作戦内容。


それでも残ったらぶっつけ本番だ。作戦が成功するのを祈る。

「さぁ作戦開始だ」


ーー作戦開始ーー


まず投げやすい石を探す。…完了

武器持ちスケルトンに向かって思っ行きり投げた〜〜〜…スケルトンに命中第二射撃に行きます。…しかし第二射撃はなりませんでした。先にゾンビが来ました。しかもスケルトンが倒せたのか見えなかった、まぁ倒せたと思うけど。


切り替えて次の行動。先輩から槍を渡され構える。突進してくるゾンビ供に柵が耐えてくれるのを信じ槍をゾンビ供に突き出しゾンビを絶命させる。ゾンビの弱点は頭で頭を潰せば倒せる。しかし頭以外は潰してもそこまで効果はない。なので狙うのは頭のみ。しかし柵は耐えきれなくなり、


「長谷川やばい、柵が壊れる。逃げろ」

「オーケー先輩。スタコラサッサー」

そういった次の瞬間バギィと音が響く。するとゾンビ供がなだれ込んできた!

「うぉっと危ない、しかし柵は壊れたのが一部だけでよかったな〜」

「ええ、幸運でした」

この後の作戦でも柵が必要なため壊れなくてよかった。

しばらくの間 俺と先輩はゾンビから逃げつつ少しづつ数を減らしていった。


「しかしこれは多いですね、先輩。もうガソリン使いましょうよ」

「あぁそうだな。出し惜しみする必要はないからな」

思ってたよりも残ってしまった。なので切り札とも言えるガソリンを使う。

「墓地に行くぞ!ゾンビが潜んでいるかもしれないから気を付けろ!」

墓地の周りにいたが柵を越え中に入る。ゾンビは潜んでいないようだ。しかし長谷川は忘れていた。


カタカタと骨を震わせる。不気味で武器を持つスケルトンの存在を。


*** *** *** ***


スケルトンは考える。自分をこんな目に合わした奴は誰だと。しかしスケルトンはその考えを放棄する。そんなのどうでもいい。


目の前には人間がいるのだ!そいつらで憂さ晴らしをすればいいではないかと思い行動する。手にある剣は切り刻むのに使えそうだな。では剣は使えない。じゃあ何を使うと、周りを見渡し見つける。


石がある、これが当てればいいのではないか?と考え、そして石を掴み投げる。石は人間には当たらず人間の足元にある石に当たりカッと大きな音を立てる。人間はこちらに気づき近づいてくる。自分と戦うのか?人間風情が?彼にとって人間は弱者だ。だから彼は苛立つ。弱者が強者に歯向かってんじゃねぇと。


*** *** *** ***


マジかよここに来てピンチと言える場面だ。後ろにはゾンビ集団、前には武器持ちスケルトン。しかもさっき石を投げてきやがった。当たればやばい。


あいつを潰さないとやばい。幸いゾンビ供はガソリンで処理できるはずけどそれは先輩がやるからスケルトンは俺がやらないと行けない。マジかよ、武器持ちスケルトンに真正面戦闘かよ。などと考えスケルトンに向かって走り出し先輩に言う。


「先輩、スケルトンは俺がやります。先輩はゾンビに集中してください」

「おう、任せろ。ゾンビは俺がやる。お前はスケルトンに集中しろ。スケルトン如きにお前は負けねぇ自信持て行ってこい」

「了解」

俺はスケルトンに向かって走る。


あーあ後輩に集中しろって言っちゃった。ならゾンビ供は一歩もあいつのところには行かせてはダメになっちまったな。

「ゾンビ供覚悟しろよ」

俺はそういい槍を構えた。


スケルトンは石を投げるのは無駄だと思ったのか石を投げては来なかった。俺はスケルトンの前に来た。スケルトンは武器を構えていた。俺も片手剣を構えた。


………しばらくは俺とスケルトンは動かなかった。先に動いたのはスケルトンだった。スケルトンは近づき俺に剣を振り俺を切ろうとした、がしかし俺は技術スキルの「強撃」を発動させ、剣を弾く。剣を弾かれたスケルトンは体制を崩し、崩した隙に懐に潜りみ背骨を叩っ斬りスケルトンは絶命した。以外とあっさり勝てたなと思いつつスケルトンが魔石になったがそれと別の物も落とした。

「骨…だよなこれ」

骨が落ちていたのである。戦う前はなかったと思うけど、スケルトンが落としたのかな?ゾンビと戦っていた先輩の方を見るとゾンビ供は全員が魔石に変わっていた。俺は先輩に手を振り

「先輩ーやりましたよ。そしてなんかスケルトンが落としましたよ、多分」

「おう、よくやった。でスケルトンが落としたのか?」

「はい、多分」

「まぁ見せてみろ、うーんこれはドロップアイテムだな。魔物は魔石以外にも今回のような物も落とすんだぜ、レアだけどな。ちなみにこれらで武具が作れたりもする」

「マジすか?」

「ああ、大マジのマジ。ともかく魔石やらいろいろやってさっさと帰ろうぜ」

「はい、わかりました」

俺は大事にスケルトンが落とした骨をしまった。そのあとは何もなくギルドに報告をして依頼クエストを達成した。

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