ミノタウロスとラプソディ。
長谷川がミノタウロスの攻撃で飛ばされ壁にぶつかり血を吐く。長谷川はガクッとその場で崩れた。
「長谷川ーーーーー!!!!!」
妾が叫んでも長谷川は反応しない。
その光景を見たミノタウロスは声を上げた。
「モォォォォォーーーーー!!!!!」
まるで戦いの勝利を喜ぶように。ミノタウロスは長谷川にトドメを刺す為に近づく。
1歩、また1歩。どんどんと長谷川に近づくミノタウロス。
長谷川には前に守ってもらったんだ。今度は妾が守らねば!
「待つのじゃーーー!!!牛っころ!!!!!」
ミノタウロスと長谷川の間に入る。妾の言葉にピタリと動きを止めた。動きを止めたミノタウロスに指を指し、叫ぶ。
「次の相手は妾じゃーーー!!!かかってくるのじゃーーーーー!!!!!」
妾の言葉を理解したのかニヤリと笑みを浮かべる。
笑みを浮かべたミノタウロスはまた試合のゴングの代わりみたいに咆哮を上げる。
「モォォォォォーーーーー!!!!!」
ミノタウロスは声を上げたまま拳を握り、振るう。
振るわれた拳は風を切り、触れたものを粉砕する。拳は妾を捉え、ぶっ飛ばす。妾はギリギリ腕でガードしたが、腕が痺れる。
「いてて」
妾が腕の心配をしていると直ぐにミノタウロスがこっちに来た。ミノタウロスは妾に連続で攻撃をしてくる。妾は全力で避ける。ミノタウロスの攻撃手段は左腕と両足と頭しかない。武器もないし右腕もない。しかしそれでも圧倒される。少しでも反撃せねば。息を吸い込む。
「竜の息吹」
炎を吐くが全くと言うほど効いてる様子がない。ミノタウロスは妾の隙を逃さずに拳を妾の腹にめり込ませる。
「かはっ」
拳を入れられた妾はぶっ飛び、壁に激突した。妾は周りを見ると長谷川が近くにいた。……死んではいないようじゃ。
このままだと長谷川を守れない。しかしこれまで守られたのじゃ。竜が少女趣味に守られっぱなしは格好がつかんからの、絶対守るのじゃ。竜の誇りに関わるからの。
"ドクン"と体に何かが走った。急に何が来た。それに驚き、膝を着き、妾はそのまま気を失った。
長谷川、情けない姿を見せたの。もう指ひとつ触らせん。ミノタウロスは拳を握り、近づいてくる。
妾は息を思いっきり吸い込み吐き出す。
「竜の息吹」
吐き出された炎はミノタウロスを焼く。ミノタウロスはさっきと違う威力で驚きながら火を消している。
ミノタウロスは怒ったのか、走ってくる。妾も走って距離を詰める。
「モォォォォォーーーーー!!!!!」
ミノタウロスは拳を振るう。
「竜の爪」
ミノタウロスの拳を避け、胸を切りつける。切られたミノタウロスは胸を抑えながら下がり、頭を下げる。
降参かなと思ったが違ったようだ。何故なら、ミノタウロスは殺気だった目で見てくる。
「モォォォォォーーーーー!!!!!」
ミノタウロスは頭を突き出し、向かってくる。妾は拳を握り、ミノタウロスが来るのを待つ。
「モォォォォォーーーーー!!!!!」
「おぉぉぉぉぉーーー!!!「鉄拳」「竜の鉄拳!!!!!」
技術「鉄拳」を使ってから「竜の鉄拳」を放つ。放たれたタイミングはバッチリでミノタウロスの頭を穿ち、地面にめり込ませた。
めり込んだミノタウロスは魔石に変わった。
「勝ったのじゃ?」
妾は地面に座り込み、そして気絶した。




