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異世界コンプレックス  作者: ジャガさん
迷宮《ダンジョン》に挑む長谷川。
40/50

迷宮《ダンジョン》第4層


〜祝40話〜

木々が鬱蒼としている。地面には根っこがあり、歩きにくさを際立てる。

そんな中、剣を振り、魔物と戦う者たちがいた。彼らは冒険者。一括千金を狙い迷宮ダンジョンを潜る人達。


「クソっ数が多い!「強撃」」

技術スキルを発動させ、攻撃する。魔物は魔石に変わるが次々と魔物が来る。


「のぅ長谷川。「竜の息吹(ドラゴンブレス)」を撃っていいかの?「竜の爪(ドラゴンクロー)」」

俺に聞きながらも攻撃の手を止めないラプソディ。


「ダメに決まってるだろ!!!燃えるわ!!!俺達燃えるわ!!!」

「二人ともそんなこと言ってないでもっと数を減らしてください!!!「強撃」」

ライムが俺達に注意しながら戦う。


俺達はワーウルフの群れと戦っていた。ワーウルフは一体は強くないが群れで攻撃してくる。これまでは傷らしい傷は負ってないが気を抜けば殺られる。それほど激しい攻撃だ。


「もうめんどくさいのじゃ!!!「竜の息吹(ドラゴンブレス)」」

「おまっ」

俺が止めようとしたが間に合わずラプソディは炎を吐く。吐かれた炎はワーウルフ達を焼き、魔石に変えた。


「ふぅ、これで一件落着なのじゃ」

「何がふぅ、だ。危ねぇじゃねぇか。今回のように上手くいくとは限らないんだぞ!!!分かったか?」

「わかったのじゃ。これからは気をつけるのじゃ」

ラプソディははいはい、と言いたそうな顔をしている。


「本当か?」

俺は顔を近づけ聞く。


「……ほ、本当じゃよ」

「……なんだ?今の溜めは。嘘だろ!気をつける気はないだろ!!!お前!!!」

「痛いのじゃ、止めるのじゃ頬を引っ張るでない!!!」

「おい、さっさと進むぞ」

アイルが声を掛けてきた。


「あぁ、わかった。行くぞラプソディ」

「うぅ……頬が痛いのじゃ」

ラプソディが睨んでる気がするが気の所為だ。

俺達は森を進む。





その後は何事もなく森を抜けれた。森を抜けると平原が見えた。平原の奥には階段が見えた。

どうやら正しい道を進めたようだ。その事に安心する。


「よし、進むぞ」

「 「 「 「おう」 」 」 」

俺達は階段を降りた。






階段を降りると青い壁、青い床、青い天井。1層と同じだった。


「元に戻ったな」

「そうじゃの、けど進んでいくかの」

そんなことを話してたらバキバキと音がする。

バキバキと音がしたのは近くの壁が割れて魔物が出てくる。


出てきた魔物はミイラ男だった。ミイラ男はその名の通りにミイラの男だ。体には包帯を巻いておりそれを使って攻撃するらしい。


「来たのじゃ!先手必勝なのじゃ!!!「竜の息吹(ドラゴンブレス)」」

ラプソディは炎吐き、ミイラ男を焼く。


「ぎゃぁぁぁぁぁーーー」

ミイラ男は全身を焼かれ、地面を転がり回っている。


「隙だらけなんだよ!!!「貫通」」

技術スキルを発動させ、とどめを刺す。


「簡単だったのじゃ」

ラプソディは魔石を拾いながら言う。

「だな」


「今は4層ですね。この辺りから罠があるそうですよ」

ライムがそう言った。


「罠?どんな罠だ」

「落とし穴です。落ちると最下層ぐらいに落ちるらしいです。この迷宮ダンジョン1危険な罠です。てかもう忘れたんですか?」

「わ、忘れてねーし。ライムが忘れてないか聞いただけだし」

俺の反応にライムは。


「ふーん、そうなんだ」

何を思ったんだこいつは。

そんなことを考えながら俺は迷宮ダンジョンを進む。


進むと大量にミイラ男が居た。それはもう大量に。二十体ぐらいいるのではないだろうか。

部屋は大部屋で俺達は今部屋の前で隠れている。おそらく大部屋からは見えないはずだ。


「どうする長谷川。流石にラプソディの息吹ブレスだけでは厳しいぞ」

アイルがそう言った。


「そうだな。矢で射るか……まずはラプソディで焼いて、そこから俺とライムとレイの矢で射る。これで大丈夫だろ。アイルは周りを警戒してくれ」

「わかった」

「妾はどうすればいいのじゃ?」


「うーん、息吹ブレスを吐いたら待機。いつでも戦えるようにしてくれ」

ラプソディは頷いた。

「わかったのじゃ」


「作戦開始だ」

「 「 「 「おう」 」 」 」

こうして作戦は決まり、決行した。

最近全然進んでな気がする。しかも書いてる量が少ない気がする。

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