結果発表〜〜〜〜〜〜〜!!!!!
どうも皆さん長谷川です。今日は8月7日です。まぁ今日と言ってももう夕方なんですが。
「はぁ〜疲れた〜」
俺は思わずため息を吐く。1週間ずっと特訓をしていたのだ。疲れる。俺は馬小屋に向かって歩いていた。
「あ、長谷川。この前はありがとね〜」
話しかけてきたのはフィクだ。フィクは今は俺が紹介した店、小田屋で働いている。住んでる場所はナンセ先輩の家らしい。てか先輩は家持ってるんだと思ったよ。
先輩曰く頑張って買った思い出のある家だとか。
いいな〜俺も家が欲しい。プライベートゾーンが欲しい。馬小屋でどうやってプライベートを守るんだよ。
俺は内心愚痴を言いながらフィクに挨拶した。
「よう、元気そうで何よりだ。それよりその右手は…」
俺が見て驚いたのは俺が切った腕が機械になっている事だ。まるで義手。いや、まるででは無く義手だろうけど。
フィクは右手を見て言う。
「あぁ、これ?これは僕の能力を使って義手を作ったんだ。どうだ?凄いでしょ」
ドヤ顔がウザイ。まぁ凄いけど。
「あぁ、凄いよ。んでなんの店を開こうか決めたのか?」
こいつは前にあった時はなんの店をやるのか決まっていなかった。
「あぁ、決まったよ。冒険者に役に立つものを中心に取り扱う店にしようと思ってな」
大丈夫かな?よく分からんが。
「まぁ頑張れよ。俺はもう行くぞ」
「おう、じゃあね」
フィクは早歩きで去っていった。
ふと空を見たらもう既に夜だった。光り輝く星と漆黒が支配する夜に。
*** *** ***
俺は馬小屋に帰った。馬小屋に来て装備品などを外して部屋着に着替える。もう既に俺以外のメンバーは集まっていた。何故集まったかと言うと今日は1週間の特訓の成果を言うからだ。
「では誰から発表する?」
俺が言うとラプソディが手を上げた。
「妾から発表しよう」
ラプソディは自信満々の表情で言う。
「妾の成果はこれじゃ!!!」
ラプソディが向けてきたカードを見る。
名前 ラプソディ 15歳 6月28日生まれ
能力ドラゴンlv3
技術「鉄拳」 「鉄脚」
ほほう、「鉄拳」と「鉄脚」を習得したのか。これでよりパワフルな近接戦闘が出来るわけだな。
「一気に2つも覚えれるもんなんだな。しかも1週間で」
俺がそう言うとライムが言ってきた。
「技術は得意なものだと速く習得出来ますからね。苦手なものは習得が遅いと聞く」
マジで?じゃあ今回手に入れた技術は得意なものだったんかな?ライムの言葉には他の者も驚く。
「そうだったのか!?知らなかったな〜」
「そうなんですね。ライムは物知りですね」
「そうだったのじゃな。なら妾は殴る蹴るが得意ということになる訳だな。もっと強くなることができるのじゃ!」
アイル、レイ、ラプソディ達が驚いている。てかライムはよく知ってるな。
「ライム。どこで知ったんだ?」
「秘密です♡」
怪しい。ライムが怪しいんですけど!!!大丈夫かな。
そう思っていると声を上げる者がいた。
「次は俺が行こう」
アイルがそう言ってカードを出してきたので見る。
名前 アイル 15歳 4月30日生まれ
能力糸lv3
技術「鉄拳」 「鉄脚」「手刀」
……なんか増えてるけど……手刀って!!!どんな技術だよ。
「なぁアイル。この「手刀」って技術どんな技術なんだ?」
俺がアイルに聞くと。
「この技術はその名の通り手刀が強力になる。それだけだ!!!」
単純明快。名前通りだったわ。
「アイルはもういいか?次は誰が行く?」
「はーい私が行く」
そう言ったのはライムだ。俺達はライムのカードを見る。
名前 ライム 15歳6月19日生まれ
能力スライム
技術「貫通」
「貫通」が増えたのか。いいよね「貫通」。
「私は「貫通」を習得しましたー」
パチパチと拍手している、ライム。
「あと、こんなことも出来るようになったんです」
ライムはそう言いつつ立ち上がり、手がスライム状態になると中から弓と矢が出てきた。
「体の中に物をしまえるようになったんです!!!これは凄い進歩じゃあないですか!!!」
キラキラしている笑顔で言ってくる。出来るようになって余程嬉しかったんだな。
「凄いなライム!!!これなら依頼の時に物を運ぶのが楽になるぞ!!!」
アイルがそう言って褒める。……褒めてるのかは微妙だけど。
「次は誰がするんですか?」
ライムが次を言ってきた。
「じゃあ私が」
そう言ったのはレイだ。レイはカードを見せてくる。
名前レイ 15歳 3月3日生まれ
能力トイレの女神lv3
技術「貫通」
レイもライムと一緒で「貫通」か……二人とも一緒に特訓してたもんな。
「レイもライムと一緒で「貫通」なのじゃな」
「そうですね、次は長谷川ですね」
レイがそう言ってくる。俺はカードを皆に見せる。
名前 長谷川亮太 15歳 7月8日生まれ
能力ロリータlv3
技術「強撃」 「シュート」 「貫通」 「ダッシュ」 「強打」
俺は「強打」が増えた。鞭の技術だ。これで俺はさらにいろいろなことが出来るようになった。
「長谷川はいっぱい技術があるんじゃな」
ラプソディがそう言ってくる。
「そうだな。凄いよな長谷川」
アイルがそう言って褒めてくる。いや〜ありがとう。
「にしても長谷川はなぜ技術がこれだけあるんですか?」
レイがそう言ってこちらを見てくる。怖いんだけど。
「そうですね、なぜか教えてくれないか、長谷川?」
ライムもこちらを見て言ってくる。お前も怖いんだけど。……怖いので俺は話すことにする。まぁ隠すことでもないしな。
「知らなかったのか?俺はお前らよりも3ヶ月先に冒険者をやっていたんだよ。だからお前らよりも技術が多いんだよ」
聞いて納得したらしい。
「そうだったんですね」
ライムがそう言ってくる。 そして続けて言う。
「けどならなんでlv3のままなんですか?私たちよりも3ヶ月先から冒険者をやっているならそろそろlvが上がってもいい頃合いでは」
「確かにそうじゃな。けどどれくらいで上がるかライムは知っておるのか?」
「いえ、知りません」
「ならなんで言ったのじゃ」
おいおい。知らないんかい。まぁいいけど。
「それは俺が冒険者を始めた時はlvが1だったからな。そこから3ヶ月。lvは3になったわけだ」
「 「 「 「 え」 」 」 」
みんなが驚いた顔でこちらを見てくる。
「は、長谷川は15歳になってもlv1じゃたのか?」
ラプソディが信じられんと言った顔で言ってくる。
「まぁそうだな」
そう俺が言うと皆が絶句していた。……そんなに驚くことか!!!!!
「……長谷川はどれだけ神に嫌われているでしょうね」
レイがそう言ってきた。神に嫌われている?
………………あぁ、わかったぞ。
能力は神からもらった力と言われている。だからそれが成長してないのは神から嫌われていると言うことか。だから驚いていたのか。まぁどうでもいいけど。
「じゃあみんなの成果を見れたし、そろそろ寝ますか」
俺の言葉に皆が驚く。
「な、長谷川はいいのかよ!!!lvが上がらなかったんだろ?大丈夫なのか?」
アイルが心配している。けど俺からしたら仕方ないんだよね〜。
「大丈夫だよ。気にしてないし。明日の依頼のために早く寝ようぜ」
俺の言葉に納得したのかアイルは頷いた。
「……わかった。長谷川がいいなら俺はいい。けど何かあったら教えてくれよ。力になる」
「わかったよ。んじゃあ寝ますか」
そのあとみんなが寝床について寝た。
長谷川が誕生日を過ぎたのに年齢が上がってないのは長谷川の誕生日の7月8日から1年が経ってないからです。
長谷川が死んだのは12月14日です。前世で誕生日から160日が過ぎて、死んでしまい、この世界に来てから129日です。365日まであと76日です。あと76日過ぎると10月20日です。なので長谷川の誕生日は10月20日です
これで多分合ってる。(計算には自信がないので)




