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異世界コンプレックス  作者: ジャガさん
パーティーで活動するのを決めた長谷川。
29/50

依頼《クエスト》達成。


何事もなく街に着いた。ちなみに現時刻は午前中だ。そう言えばフィクをどこに預ければいいんだろうか?警察とかかな?う〜ん、どうしたもんか。悩んでいると声をかけられた。


「お、長谷川〜久しぶり〜」

その声の主はナンセ先輩だった。


「久しぶりです、先輩。どうしたんですか?」

「久しぶりにあったのに酷いな」

先輩に話しかけられて驚いているとある案を思いつく。


「そうだ、先輩。後輩の頼みを聞いてくださいよ」

「聞ける範囲ならいいぞ。で、どんな頼みだ?」

先輩は頼みを聞いてくれるらしい。


「いや〜洞窟の依頼クエストを受けたんですが洞窟にこの少女に会いまして」

俺はフィクを指指す。


「へ〜で俺に何させるつもり?」

「この子を預かってほしんですよ〜」


「なんで?」

「いや、実はカクカクシカジカありまして」

俺は先輩に事情を説明した。


「いや、俺じゃあ力不足だ。抑えられねぇよ」

先輩は残念そうに言う。


「……そうですか、じゃあ冒険者ギルドに一緒にいてください。見張りですよ。力がなくても周りに知らせることは出来ますから」

俺は先輩に他の案を出す。


「まぁそれならまだ何とかなるだろう。他の冒険者もいる事だしな」

先輩は引き受けてくれた。


「まぁ俺達も冒険者ギルドに行くんですけどね」

「……なんで俺を巻き込んだ?」

先輩がジト目で見てくる。


「よし、お前ら行くぞ!!!」

「おー!」

ラプソディ達が俺の掛け声に反応してくれた。

俺達は冒険者ギルドに向かった。



*** *** ***


数日ぶりに来たが相変わらず賑やかなところだ。


「よし、フィクはナンセ先輩の所で待っていてくれ」

フィクは頷いた。


「じゃあいい子でいろよ。先輩、行ってきます」

「あぁ、行ってらっしゃい」

俺達は依頼クエストについて受付さんに説明に言った。


「……わかりました。それでフィクさんをどうすればいいのか分からないから連れてきたと……」


「はい」

俺たちがフィクを連れてきたのには少なからず理由がある。俺達はこういったことがこれまでなかった。何があるか分からなかったからフィクにも来てもらった。あと依頼クエストについてはフィクが住んでいて魔物がいなかったと報告してあるのでこれで依頼クエスト達成だ。


「でフィクはどうするんです?」

俺は受付さんに聞く。

受付さんはしばらく考えて答える。


「本人次第だと思います。罪に問われることはしてないと思うので……洞窟に住むのも、たとえ冒険者になろうとも……」

「そうですか、わかりました。そう伝えておきます」

俺は席を立ち、フィクのところに向かう。


フィクはジュースを飲んでいた。

「どうだフィク?」

先輩がフィクに聞く。

「美味しいです」

「そうか、それはよかった」

なんかお兄ちゃんと妹みたい。俺はそんな2人の席に座り受付さんに言われたことを伝えた。


「わかった。そうだな……この街に住むかな」

「そうか、頑張れ」

俺の言葉にフィクは驚く。

「なんか、やってくれないのかよ!」

「やらんよ。金もねーし、何をするのかは自分で決めるんだから全部自分でやるんだな」

「……わかった」

フィクは納得したようだ。


「まぁ何かあれば相談しな。出来ることはするよ」

俺の言葉にフィクは笑みを浮かべ答える。

「うん!!!」

俺はフィクから離れパーティーの所に向かった。



パーティーメンバーが座っている席について周りを見るとライムが居ない。


「なぁなんでライムが居ないんだ?」

俺の言葉にラプソディが答える。


「なんでも調べたいことがあるらしいのじゃ」

「そうか、どこに行くか聞いたか?」

「確かギルドのどこかにいるらしいのじゃ、だから心配することも無いじゃろう」

「そうか、わかった。今日の残りの時間は自由時間にしよう。ライムには俺が伝える」

ラプソディ、アイル、レイが頷く。

「じゃあ解散」

俺達は席をたった。


俺はライムを探してギルド内をうろついている。


「あ、居た〜」

そんな声が聞こえた方を見るとライムが居た。


「探したぞ、何か調べてたんだろ?もう調べ終えたか?」

俺の言葉にライムは頷いた。


「調べれたよ。私を探すって何かあったの?」

ライムは俺が探しに来たので何かあったと思ってるらしい。


「特にはないよ。連絡だ。今日の残り時間は自由時間ということを伝えに来たんだよ」

「わかった。あと私からもパーティーメンバーに話したいことがあるの。みんなを集めて話そう」

「……わかった。けど今すぐにか?すぐに集まる気がしないぞ。急ぎではないなら夜に話せばいいんじゃないか?」

俺の言葉にライムは少し考えて答える。


「……夜でいいよ。それまで自由ね。ありがとう」

ライムはそう言って去っていった。

俺は1人になり、何をしようか考える。

「……特訓でもするか」

ライムが話したいことがあるのを気にしながら俺は特訓を始めた。

ちなみにフィクの能力はこんな感じです。


名前フィク20歳 1月25日生まれ


能力コンプレックス機械lv4


技術スキルなし

初の能力コンプレックスlv3以上の登場です。

そして相変わらず影が薄い、レイ、アイル。


レイ「…………」

アイル「…………」

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