表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界コンプレックス  作者: ジャガさん
パーティーで活動するのを決めた長谷川。
16/50

面接

長谷川「 やっと出番だぜ」

「………誰も来ない」

今、俺はギルド面会室二番室にいる。パーティーメンバー募集をして、面接の部屋でずっと待っているのだが。


「誰も来ねー、今日は7月5日だぞ、これまで誰も来てないぞ!軽いショックだぞ!しかも17時まで二時間しかないぞ!どうしよう、誰も来なかったら………」

俺が悩んでいたら、トントントンとドアがノックされた音が響く。はっとして気を取り直して呼ぶ。


「ど、どうぞー」


「うむ、失礼するのじゃ」

ガチャとドアを開き、入ってきたのは、身長が約130センチくらいで、黒い髪赤い瞳で服装は黒色の服で靴はブーツを履いている。しかしそんなものはどうでもいい。そう思わせるものの正体は胸だ!その大きさはこれまで見たことのある人を凌駕している。動くのに邪魔だと思われるほどのたわわに実る胸を持つ少女がいた。


「はいっどっどうぞー」

すこし緊張してしまい、変な声になってしまったが、気にしない。



「うむ、失礼するのじゃ」

少女はそう言ってソファーに腰をかける。


「え〜と、面接に来たんですよね?」

確認は大事なので質問する。


「そうに決まっておろう。ほれ、早うせい」

少女が急かしてくる。


「はいはい、では面接を始めます。年齢と名前をどうぞ」


「うむ、私の名前はラプソディじゃ。年齢は15歳じゃ」


「わかりました。カードを見せてください」


「うむ、わかったのじゃ。ほれ」

ラプソディがカードを渡してくる。


「失礼します」

俺はカードを受け取り、見てみる。


名前ラプソディ 15歳 6月28日


能力コンプレックスドラゴンlv3


技術スキルなし


ほうほう。ドラゴンか。かっこいいな、そして強そうだ。技術はないがしかしそれでもドラゴンは期待が大きいな。


「カードありがとうございました。依頼クエストに行ったことはありますか?」


「いや、ないの」


「パーティーで活動する時に前衛か後衛などはどこがいいですか? 」


「前衛じゃの、バリバリ攻撃するのじゃ」


「わかりました。お疲れ様でした。これで面接を終わります。結果は明日の13時にギルドでお伝えします」


「やけにあっさりしてるの」


「まぁ、聞くことが少ないですし」


「まぁそうじゃな」

といい、彼女は立ち上がった。


「では、もう出るかの。いい報告を楽しみにしておるでの。じゃあの」

といい彼女は出て行った。


*** *** ***



「はぁ〜、よかった〜。誰も来ないかと思ったからな〜。さてさて、今の時間は15時10分か、待ちますかな」

と緩くしていると、また、トントントンとノックされた。さっきの緊張を思い出し、変な声にならないように気をつける。


「どうぞー」

ガチャとドアが開き入ってくる。

入ってきたのはガタイのいい男だった。身長は190センチくらいはありそうな、巨漢だった。赤い髪の毛で短髪。目は黄色い瞳をしており、威圧感がする。装備はナックルをはめておりそして肩パットをつけている。しかし肩パットをつけているが世紀末の人みたいに肩パットのみではなくちゃんと服は着ている。 男は無言で入ってきた。そして


「失礼する」

そう言って男は座った。

俺は気をとりなおし、面接を始める。

「では面接を始めます。名前と年齢をお願いします」


「ああ、わかった。名前はアイルだ。年齢は15歳だ」

…… その見た目で15歳かよ。 まぁいい。


「わかりました。ではカードを見せてください」


「了解した」

アイルはカードを取り出し、俺に渡してくる。

「え〜となになに」

俺は受け取りカードを見る。



名前 アイル 15歳 4月30日生まれ


能力コンプレックス糸lv3


技術スキル「鉄拳」「鉄脚」


ほほう、糸か、いいね。糸はいろいろ使えるからな。

俺はカードを返す。


「カード、ありがとうございました。依頼クエストを受けたことはありますか?」


「いや、ないな」


「そうですか、では前衛か後衛どっちがいいですか?」


「前衛だな」


「わかりました。それでは面接を終わります。結果は明日の13時にギルドで伝えます」


「やけにあっさりだな」


「さっきも言われました」


「そうか、まぁ明日の結果発表を楽しみにしている」

そう言ってアイルは出て行った。


*** *** ***


「はぁ〜まだ2人か〜。あと1人は欲しいな」

そう呟いているとまたまたトントントンとドアがノックされた。 緊張には流石になれた。


「どうぞー」


「はい、失礼します」

ドアがガチャと開き入ってきたのは、白い髪の毛のロングストレート。青い瞳をした女性だった。身長は俺と同じくらいだ。服装はシスターみたいな服を着ている。


「失礼します」

そう言って女性はソファーに腰をかける。


「では面接を始めます。では名前と年齢をお願いします」


「はい、私の名前はレイ。年齢は15歳です」


「わかりました。ではカードを見せてください」


「はい、カードをどうぞ」

レイはカードを取り出して渡す。

「はい、失礼します」

俺はカードを渡された、カードを見る


名前レイ 15歳 3月3日生まれ


能力コンプレックストイレの女神 lv3


技術スキルなし


………え〜〜〜とト、トイレの女神!? こんな能力コンプレックスがあるのか!?予想もしなかったぞ。どんな力なんだ?気になるところだ。 俺はカードを返す。


「カードありがとうございました。依頼クエストは受けたことはありますか?」


「いいえ、ありません」


「そうですか、では前衛か後衛のどっちがいいですか?」


「後衛ですかね。力には自信がないので」


「そうですか。ではこれで面接を終わります。結果は明日の13時にギルドで伝えます」


「あっさりしてますね」


「これまでの人全員に言われたんですけど」


「 そうですか。では失礼します」

彼女はそう言って部屋を出た。


*** *** ***


「はぁ〜 よかった〜3人来てよかった。時間はまだあるな、安心して待てるな。心に余裕があるといいな〜」

俺はゆとりを持てた。ゆったりしてお茶を飲んでいるとトントントンとドアをノックされた音が響く。


「どうぞー」

そしてすぐガチャとドアが開く音が聞こえた。ドアを開いて入ってきたのは青い髪の毛、黄色い瞳の少女がいた。

「失礼します」

そう言って少女はソファーに腰をかけた。


「では面接を始めます。名前と年齢をお願いします」


「はい、名前はライムです。年齢は15歳です」


「 わかりました。ではカードを見せてください」


「はい、どうぞ」


「失礼します」

俺は渡されたカードを見る。


名前 ライム 15歳 6月19日生まれ


能力コンプレックススライムlv3


技術スキル なし


ほうほう、スライムか、スライムになるのかな?いろいろ使えそうだな。

「カードありがとうございました。依頼クエストは受けたことはありますか」


「いいえ、ないです」


「そうですか、では前衛か後衛のどっちがいいですか?」


「う〜ん、どっちでもいいです」


「そうですか。それでは面接を終わります。結果は明日の13時にギルドで伝えます」


「そうですか。あっさりしてますね」


「これまでの面接をした人全員に言われているんですけど!!!」


「そうですか、頑張ってください」


「何を頑張るんだよ!」


「では失礼します」

そう言って彼女は部屋を出た。


彼女の後は誰も来ないで時間が来た。


「やっと終わったー。さて明日が楽しみだな」

俺はいろいろ考えつつ帰路に着いた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ