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何の超展開もないこの世界で  作者: 九宇
超展開の超展開は何も存在しなかった。
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五月の玉砕エンターテイメント

時すでに5月。あれ、4月は特になにの会話もなかったので、独断でぶっ飛ばしました。


 散琉「4月の花見、一緒に逝こう」


 五朗「その逝こうは意味が変わってくる。それと、今、5月な」


 散琉「え、マジ?」


 五朗「ああ、お前ってそれよりもあの2人としゃべったのか?」


 散琉「2人って、塔粉さんと歌名孤?」


 五朗「そうだ。彼女欲しいなら努力してから言え、バカ」


 散琉「五朗君、女は寄ってくるもんだよ。奇跡は必然的に起こるものだし………」


 五朗「んなわけあるかぁ~!!」


 散琉「ちょっと恥ずかしいな~、やめてよ~。」


 五朗「友達やめるぞ」


 散琉「嘘です、嘘です、許して下さい。」


 五朗「なら、今すぐ話しかけにいけ。」


 散琉「はい、すみませんでした。」


こんな空気の中、一方女子2人は、


 塔粉「本当に嫌われてるんじゃない?私たち」


 歌名孤「嫌よ、そんなの」


 塔粉「じゃあ、しゃべりにいけばいいじゃない?」


 歌名孤「一緒にきてよ、塔粉」


 塔粉「嫌よ、私はそんな勇気のある子じゃない……ってひっぱらないでよ。」


 歌名孤「女子らしくしないで、ここは勇気出して、分かったら早く。」


 塔粉「わかったからひっぱるのやめて~~」


こうしてお互い、覚悟を決めて前へ進みだしたなんて、上手くいかないのが本筋で………


 散琉「お願いします。2人共、僕に彼女をつくるため、女の子を紹介してください。」


 歌名孤・塔粉「バカ~~~!!!」


 散琉「無理ですか……やっぱり………あ、2人共彼氏さんいますもんね、すみません、帰ります。」


 歌名孤「いいわよ、あんたのことなんて嫌いだけど、手伝ってあげるわ。ね、塔粉」


 塔粉「え、うん」


 散琉「2人共、いつそんなに仲良く………」


 歌名孤「うるさい!あんたには関係ないわ。」


 塔粉「あなたのことなんて嫌いです、行きましょう、歌名孤。」


 散琉「僕、なんでこんなに嫌われているんだ……」


ところで、五朗君といえば、


 五朗「はぁ!あいつなにいって……あぶねー、ばれるところだった。」


のぞき見していました。念入りに慎重にばれないように隠れながら………


 五朗「終わってもばれんかったが……それよりもあいつ、バカか。」


 歌名孤・塔粉「散琉はバカですよ」


 五朗「気づいてたのか……」


 歌名孤「気づかないとでも…プププ」


 五朗「いや、お前めっちゃうざいな。」


 塔粉「一緒に頑張りましょう。彼の…かの…じょ…さ……が……ドテッ…」


 五朗「塔粉さん、もういいですよ…そこまでやらなくても…」


 歌名孤「しっかりして、塔粉!」


そして、今までの超絶フラグを破壊し、見事に精神的玉砕をなした散琉は一人、家でギャルゲーをひたすらプレイしこう思うのであった。


 散琉「ゲームではうまくいくのに……」

えっと、玉砕しました(笑)。僕が彼女ほしいのに、こんな奴に先を越されたくなかったのもありますが、、題名らしい世界観を知ってもらうため、このような形で作成させていただきました。次の展開はどうなるかが次の一番のメインとなると思いますので、よければ見てください。後、これまでの作品の書き方を今回も同様に見やすいようにしました。では…。追記;これから夜中の更新が増えると思います。すみません。

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