始業式という名のすれ違い
今日はまだ始業式、これに2話も使うのか…っていうのは置いといて、僕、散琉はついに、
「彼氏持ちの女友達が…はぁ~…出来ました…。」
五朗「お前、マジかよ!親に言ったらお前の家族全員気絶するレヴェルの話だぞ…」
散琉「その「レヴェル」とか言って無駄に強調するのやめとぇくんない」
五朗「とぇとか言ってるやつにいわれたくないわ…で、相手は…」
散琉「真城塔粉」
その瞬間、五朗君の叫びがクラス、いや学校中に響いて目立ちまくったのは、恥ずかしくて内容にでき ませんでした。そして始業式も終わったし、帰ろうかと思った瞬間、ついに奇跡は起こった。
五朗「どうした…。散琉」
散琉「あれ、歌名孤、なんでここに……」
歌名孤「散琉、ここの高校だったの……」
この雰囲気がよさげと感じた五朗君は、逃げ出して、様子を伺っていた。
歌名孤「散琉、あたしここに転校してきたの。それでね、あたしね………彼氏できたんだ。」
散琉「え、あぁ…そうなんだ~、へぇ~良かったね!じゃあね、隠れてないでいこうよ五朗君!」
五朗「ええぇ~~!!わかったよ、あのすいませんでした。」
歌名孤「ええ、全然、こちらこそすみません。」
さっきまでのいい雰囲気が台無しになり、歌名孤は一人落ち込んでいた。
歌名孤「あんたがいたから、入ってきたに決まってるでしょ……バカ……」
そんなこといっていると、塔粉がそこを通りかかった。
塔粉「あんたも私とおなじみたいね、歌名孤さん、名前あってます?」
歌名孤「そうよ。それより、あんたと何が一緒よ……私は散琉が大好きなのよ……」
塔粉「私も大好き。だから、あなたと同じで彼氏がいるなんて言ったの……」
歌名孤「そうなの…………」
塔粉「そうよ、彼は彼女を一番に欲しがっていた。だから、少しでも自分のことを知ってもらいたかっ たの………」
歌名孤「じゃあ、ライバルね、わたしたち」
塔粉「そうね、そして彼は多分、そういうこと(軽い嘘)は信じてしまう人だよね…、私達、嫌われてはな いと思うの」
歌名孤「あなた……」
塔粉「塔粉でいいよ、これからよろしく、歌名孤」
一方、そのころの散琉の様子といえば、
散琉「五朗君………助けてよ~」
五朗「まあ、落ち着け。嫌われてはないんだから……」
散琉「そうだよね。また違う女子に………」
五朗「お前はアホか!」
こうしたすれ違いは、まだまだおさまりそうになかった……。
あたらしいタイプの女子が降臨しました。「それより、もう超展開じゃね」っていうのは今だけかもしれません。題名を裏切らずいくのなら、表だけそうみせるというのもありますし、まだまだこれからです。というよりもこれは長編にするつもりなので、読んでくれる方はぜひ、ずっと読んでいただけると幸いです。では…。




