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僕の世界

響く闇に僕の声。遠く霞む僕の心。

埋もれて気付かぬ。僕は一体、誰なんだ。

ずっと記憶を遡る。でも、答えは出ないまま。

自問自答。変わらぬまま。気付いてほしい、僕の闇に。

叫んでも、叫んでも届かない。変わらない。

僕の声が鳴るのは、真っ暗闇。永遠と続く。

そこには他に、僕以外誰もいない。

そこにいるのは、目を閉じたままの僕だけ。

この場所に、誰かを連れてきたい。

出来ることなら、闇から抜け出したい。

光が欲しい。希望が欲しい。未来が欲しい。

でも、望んだところで、それは変わらない。

真っ暗。その世界で、僕の声がコダマする。

もう、寂しいとかじゃない。悲しいとかじゃない。

ただただ、辛い。この張り裂けそうな胸の痛み。

君はなんでそんな風に笑える?

教えて欲しい。 普通って、一体なんだ?

記憶を遡る。でも、僕が知らない感情ばかり。

僕が知っているのは、痛覚だけかもしれない。

見えるからこそ、僕には突き刺さる。死ぬよりも辛い。

痛い。痛い。痛い。痛い。 僕は悶える。 ただ只管に。

流れる。流れる。僕を置いて、いたずらに時は過ぎゆく。

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