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十の神  作者: 八豪 蓮
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3炎 紅蓮の炎 紅蓮の王現る ~Led firea king show come out~

ついに!ついに!目覚めます!どうぞ、一騎のバトルをお読みください!

3炎 紅蓮の炎

        紅蓮の王現る

           ~Led firea king show come out~


   アギトの前に現れた。

   

   

  (あれ?俺、何してたんだっけ?)

(お前が器か?)

(え?)

 心の中で何かが聞こえる。

(我は火の神、火神!(かしん))

(火の神?)

(お前の中に眠る神だ)

(おれの?…)

(そうだ!今お前の近くにいるもの、心神と移神、そやつらを助けよ)

(た、助けるって俺が凛を?)

 あえて移神はスルーした。

(そうだ!今放て!その拳は何のためにある?言いたいことがあるのなら拳で語れ)

(何言って…俺が神の使い手って事だよな)

2 (そうだ、戦うのが怖いか?)

3  一騎がピクリと動いた。

(怖い?俺が?はは…ははは)

 一騎が震えていたので火神はそう思った。

(ちげぇよ!)

(?)

(俺にも人を守れる力があると思ったら嬉しくて)

(言ったであろう、言いたいことがあるなら拳で語れ)

(上等)

(ふっ、威勢のいいガキだ、名は?)

(一騎、長内一騎だ!)

(改めて言う!我が名は火の神、火神!すべてのものを焼き滅ぼすものなり!この力お前に預ける!)

(あぁ行くぞ!)

「火神!」

 凛は無事だ。

 呼びかけるように、声を出す。

 アギトの前に立ち上がった。

「お前俺の闇から抜け出したのか、くそ、どいつもこいつもコケにしやがって、ぶっ殺す」

「へっ上等!」

 一騎がにやっと笑う。

「火神!」

 瞬間炎が燃え上がった。

「てめぇも神の使い手か、きにくわねぇブッコロォス!」

 すごいいきおいで向かってくる。

 もう周りが何も見えていない。

 瞬間パシッと何者かがアギトの腕をつかんだ。 

「何でテメェがここにいるんだ綺羅!(キラ)」

 つかんだのは髪が長く白く、スラッとしている20代ぐらいの男。

 一騎たちには、見えていない。

「アギト、こいつらは殺すな、生け捕りと上から命令が下りた」

 綺羅は冷静にアギトをとめる。

「あぁ?俺様はこいつらを殺して殺して殺しまくるんだよ!邪魔すんな!」

「そうですか」

 綺羅がアギトの顔をすっと見る。

 瞬間一騎たちにも分かる殺気が飛んできた。

「まぁ、抵抗するというならアギト、あなたが戦りなさい」

 話は聞こえないが、一騎が殺気を感じたので、慌てて聞く。

「お前ら、俺達をどうする気だ!」

「いや、ちょっと餌にするだけさ」

 一騎は息をのむ。

「言い忘れていました。私は天樹院(てんじゅいん)綺羅少しお付き合いを願いたい」

 綺羅はニコッと笑みを浮かべた。

 その笑みが不気味で、一騎は凛を担ぎ一歩下がる。

 すると、アギトが、ニっと笑い、力をゆるめた。

 そして、お互いが見えるくらいに明るくなった。

「なっ!」

 一騎は目を疑った。

 一騎が見たのは綺羅が担いでいるものである。

 その光景は、綺羅の腕は真っ赤な血で染まり、担いでいる人間は、胸に穴が開いていた。

「ははは~」

 アギトがわざとらしく笑う。

「お前は知らないのか、こいつはこの闇に勝手に入ってきたんだ」

   担いでいるのは順平だった。

   だが、まだ一騎はこの人が順平だとは担がれていて顔が見えないので分かっていない。

   そして、闇の心を読めるアギトは、一騎たちが友達同士だと知っている。

「たしか、なまえはぁ~森、順平だったっけかぁ、はははぁ~~」

 そして、アギトが綺羅から順平を奪い、下にどさっと落とした。

「順………平……?」

 一騎は今度こそ、精神がさっき動けなかったときと同じ状態になりそうだった。

「な、何で順平がここに!」

 一騎は少し焦っているせいか、口調が早い。

「安心してください、まだ、生きています」

「まだ、な!」

 アギトが綺羅の言ったことを言い返した。

 そして、またアギトがにやっと笑い順平に闇の大剣を向けた。

「何する気だ!」

 一騎は思った。

 順平は確実に殺されると。

 一騎は助けたいが足が動かない。

「何だこれ?動け!」

(それが恐怖だ!)

 一騎に神からの言葉が下りる。

(恐怖?)

 一騎は今までこんな思いは一度もしたことなかった。

 いや、一度だけあった。

5  心の中で喋っているのに一秒もかからない。

3  心はつながっているので火神と喋っても時はたたない。

(友を助けたいか?)

(あ、当たり前だろ、お前が何とかしてくれ!)

(それは無理だ)

(何で!)

(我はお前の心の中に住んでいる、火だけの具現化は出来るが、動かせん)

(じゃあ、出てきて戦ってくれ)

(それをやると一騎お前の器は引き裂かれる)

(じゃあどうすんだよ!)               ほのお

(さっき、炎を出せたんだ、それと同じように念じろ、我の命をかしてやろう)

(俺が?)

(そうだ、言ったであろう、拳を握れ)

(俺に力が、もう大切な人が死ななくて良いんだな!)

(そうだ、それはお前次第だ)

(ははは、たまんねぇ、こんな力が欲しかった、人を守る力を)

(行け!一騎お前の炎を見せてやれ!)

「あぁ!」

 さっきとは桁違いの炎をだした。

 その炎を見てアギトが止まる。

  (火神、あそこに順平がいる、あいつごとはもやせねぇ)

(あんずるな、我の炎は念じたものしか焼かん!)

(分かった!)

(お前は火神の使い手だ!)

「火神!」

 瞬間、炎が一騎に巻きつき、一騎を飲み込み、点一直線に渦を巻いて燃え上がり、闇を炎が燃やすしつくす、 

そして、その炎は天にのぼる。

   瞬間、紅蓮の炎が舞い上がった。

   天から火の粉が舞い落ちる。

   地から炎が舞い上がる。

   炎がすべて、天に消えた時、  

 『紅蓮の王』が現れる。

 周りが明るくなる。

 コイゼリヤではない、真っ白な別空間。

 その真ん中に、神の使い手たちが、並ぶ。

 そして、アギトが息を飲む。

 前には、一騎。いや、紅蓮の一騎が立っている。

 髪は真っ赤に燃える、炎の色、瞳は灼熱の色そしてまわりは炎が集う。

「俺様の闇が消えた!」

 今の言葉には大きな間違いがある。

 消えたのではない、燃やしたのだ。

 そして一騎が灼熱の瞳でにらむ。

「順平を返して貰おうか」

 アギトが一歩下がる。

「今のアギトじゃ勝てないでしょう、面白い成長を楽しみにしています」

「…くそっ」

 アギトが悔しがる。

「また会えることを」

 さらっときざな台詞をいい闇が消えもとのコイゼリヤに戻った。

 綺羅もアギトもいない。

   凛の食べかけのパフェはまだ冷たい。

   時間はたっていなかった。

   一騎だけが目を覚ましている。

「り、凛!順平!」

 前の席には凛と、なぜか順平がいる。

「お、おい」

 いそいで凛の体を揺らす。

 何事かと、周りの客は皆一騎を見る。

「パ、パフェ……」

 凛は大丈夫そうだ。

 ほっとするが、順平の体のことを思い出した。

 すぐさま駆け寄る。

「おい、順平、早く病院に、なっ!」

 順平の傷口はふさがっていた。

 それよりも、一騎や凛の小さな傷まで消えている。

 アギトの能力は魂や闇直接はきっと攻撃のダメージは現実では、意味がないんだろう。

「ん、ん」

 順平がうなる。

「おい、大丈夫か!」

「何とか助かったか」

「お前胸の傷は?何で直ってるんだ?」

「……さぁ」

 ためてこれだ。

 そして、凛は起きないのでパフェはそのまま、一騎が凛を担ぎコイゼリヤをでた。

 ○×駅、の歩道橋を渡りバスに乗ろうと並んだ。

 一騎は今までのことが整理できなかった。

 順平にも何か気まずく何も聞けない。

   すると、何やら隣にある○×駅のの切符売り場らへんが騒がしい。

   それに、警備員が走って集まろうとしてた。

   何かと思い、のぞいていると野次馬達の会話が耳に入ってきた。

「なんか、裸の変態がでたらしいよ」

「え~やだ~こわ~い」

 はなしていた野次馬はぶさいくで自分のことをかわいいと思っている、ギャルだった。

 そして、何か聞こえてくる。

 野次馬が道を開ける。

「だから俺は変態じゃないって、頼む信じてくれ」

「はいはい、話は警察に」

 その男見覚えがあるが一騎は分からない。

 そしてそこに雨竜だ。

 そしてその変態は仲間だったらしく、説得して開放した。

「何があったんだい?一騎君、凛にれんらくもつながらないし」

「あ、眼鏡リーダーじゃねぇか」

 そして不審者が近くに寄ってきた。

「おう、一騎大丈夫か?」

 不審者の顔をよ~くみる。

「……………誰?」

「おい!俺だ児玉だ!」

 首を一騎は傾ける。

 順平が大きな声で叫ぶ。

「一騎もうチョイでバスくるぞ」

「お、おう」

 児玉がアピールをしているが、全然見ていなかった。

「一騎これならどうだ!」

 上半身の服を脱ぎ、前にイメチェンとか言ってた髪形に戻した。

「あぁ裸王か」

「もう何でもいいよ(涙)」

 そして児玉との会話が静まり、雨竜にはまた今度話すといい凛を預けた。

 そこに丁度バスが来た。

「じゃっおれは行く、凛からある程度は聞けるが途中から気絶してるしわかんねぇかもしんねえけど」

「あぁ分かった」

 児玉が大きく手を振る。

 火の神が一騎の中にいることはいちよ話しておいた。

 そして、順平のところに戻る。

 時間を見るともう夕方も越していた。

 そしてバスに揺られること数分。

(か、会話がねぇ…)

 一騎は勇気を出して話をふる。

「今日はなんであんなとこにいたんだ?」

「ん?ある本を買いに…」

 会話がなくなった。

「な、なぁ!」

「ん?」

 またしても一騎から聞く。

「お前も神の使い手でまぁこういう言い方はあれなんだけど、こっち側の人間なのか?」

「………そうだよ」

0  普通にこたえた。

4  そして一騎はその普通の答えにほっとした。

「そ、そっか、何の力?」

「瞬間移動!」

「しゅん…間…移動?」

「そうだよ」

「ふーん」

「お前は火だろ」

「あぁ」

 ごちゃごちゃ非日常的会話が続く。

 そしてやっとついた。

 順平とは同じ駅だ。

 そして、遊んだ帰りみたいに別れた。

 

 一騎 無事?帰宅

  もうよるご飯時だった。

 というのも、コイゼリヤに入ったのはずいぶん遅くバスが以上に込んでいたのだ。

 おにぎりとカップめん、なんと1人暮らし男性によくある食事でしょう。

 そして一騎はそのおにぎりたちをたいらげ風呂に入ってすぐに寝た。

 だが眠れなかった。

 今日会ったことが何だったのか、考えないようにしようとしても駄目で、明日リーダー達に会えば分かると 

思っていたが、明日は学校。

「もうガッコかよ、凛たちも学校だし、相当神の家は多分遠い、もう会うこともねぇだろ、あ、順平にきけば 

いいじゃん」

 独り言がはげしい。

 すぐ近くに話し相手がいるのに。

(何を1人で考えている?)

「うおお、火神お前普通に喋れんのかよ!」

(お前の心にいるからな、行動は見えんがな)

「そうか」

(それより、何を考えていた?)

「こんなとこにいい相談者がいたじゃん!でさ火神今日のあれ、凛だけが神の使い手だと思ってた」

(信じられんのもむりはない、だがこれが現実、そして確かにあの心神の使い手だけではないが、そう何人も

いるわけじゃない、我ら神は十体しかいない、皆はこのことを十の神という)

「十の神?」

(そうだ、そしてもうこれ以上はなすことはない、いずれ時が来れば、色々と分かってくるであろう)

この神はかなり話せるやつだ。

「サンキュー火神考えても無駄って事だよな」

(そうだ)

 きっぱり言う。

 だがこれが逆に一騎には効果的だ。

 そして心のもやもやは消えぐっすり眠った。

 まだ、7時半だというのに。

次は学校をやっちゃいます!

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