1炎 謎の少女・神の家神の使い手(超能力者)~すべての始まり~All tha opening~
ここからヒロインとの出会いになります。どうぞ、最後まで読んでいただくと嬉しいです。文字のミスがたくさんありますがすみません
十の神
1炎 謎の少女・神の家
神の使い手(超能力者)
~すべての始まり~All tha opening~
一騎の家族、親戚が死んでから丁度一週間がたった。
警察の事情聴取も終わりこの事件は事故で終わった。
事故で終わったのは多分、焼死だったからだ。
そのことに、一騎はあまり口を挟まずにいた。
どうせ何を言っても聞いてくれないからだ。
一騎はこの町の人ほとんどから嫌われている。
だから今回の件で、悲しむ人はあまりいない。
お葬式は一騎1人、誰もこなっかった。
もちろん警察も一騎ことを良く思っていない。
一騎はひとりだ。
十二月三1日の朝 冬休み
リリリリリリリリと目覚まし時計が鳴り響く。
「うっせぇ!」
ドカっっと目覚まし時計を止める?
目覚まし時計は鳴り止んだが、ひびが入り割れた。
「やべっ壊しちまった」
ともあれやっとおきた。
まだうとうとしているが、キッチンに向かう。
「朝飯、朝飯はらへった~」
それもそのはず、もう十1時だ。
「一騎ごはんだよ~」
「分ーってるよ!かあさん」
キッチンで朝ごはんをつくる母の姿。
「おう、一騎おはよう」
「おう、親父今日ははえーじゃん」
「会議なんだよ」
コーヒーを飲む父の姿。
(あれ?かあさん達死ななかったっけ?な~んだ夢かよ!最後の日に縁起悪ぃーな)
「母さん飯は?」
「あぁ待ってて今、持ってくから」
そして、テーブルにお皿を置く。中には何も入っていない。
「何これ?ふざけてないでめしく‥‥」
そう言いながら母の顔を見る。
言葉が止まる。
そして息を吞む。
「何だよ………これ?」
みると、母が燃えている!青い炎で焼かれている。
「母さん!水…水!」
「親父母さんが………」
父も燃えている。
「一……騎……逃げろ……」
「お…やじ?」
涙が出る。
(あの時と同じ……)
「お前は弱い」
心の中に言葉が聞こえる。
「うるせぇ」
「お前は弱い」
「うるせぇ」
「弱い弱い弱い弱い弱い」
「だまれーーーーーー」
りりりりりりりりりりと目覚まし時計がなる。
一騎が息をみだす。
「はぁはぁくそっ」
夢から目覚めた。
そして一騎は布団をけっぱぐり、キッチンに向かう。
そこには誰の姿もない。
朝ごはんもない。
「買いにいくか……」
てきとうにファーストフードに入り、朝ごはんを買い店を出る。
(あっ今日漫画の発売日じゃん)
一騎はふ、と思い出し本屋に向かう。
「お、あったあった」
レジに目当ての本をだす。
本屋がなにやらざわめく。
「おい、あれ悪魔だ」
「あ、ほんとだ」
「あいつ、家族死んだんだろ」
「ざまぁ」
一騎はそれに築くが無視する
「ご…五百六十円で……す」
店員が一騎を見ておどおどする。
「おい、あの店員殺されるぞ」
周りがこそこそ言う。
それに築いたおばあちゃん店長がいそいでレジに行く。
「うちのバイトに手ぇだすんじゃないよ、とっとと出て行け」
「いや、俺は何も………はい」
一騎は本屋を立ち去る。
そして帰り道、ふらふら歩いていると、ドンっと肩人とぶつかった。
「いってーなオラァ!」
不良だ。
「わりー」
そして一騎が立ち去ろうとすると、
「待てよ」
やはりこうなった。
「お前悪魔とか呼ばれている野郎だな!ちょっとこい!」
「な、なんだよ」
三人がかりで、一騎を連れて行く。
「おう、おれたちでちょっと組まねえか?」
「あぁ?」
あいてのボスらしい奴が、一騎と仲間になろうと、言い出した。
「お前と俺ならこの町は俺達のもんだ!どうだ?悪いはなしじゃねぇ!」
「くっだらねぇ」
5 「なんだと?」
一騎が拒否した。
「くだらねぇっていったんだよ!」
「てめー!………まぁいい!お前の高校に今度またさそいに行くわ!お友達におれたちがくるって
言っといたほうがいいぜ」
一騎はその言葉のいみが分かった。
乗り込んで友達をぶっ飛ばす遠まわしに言ったと。
「んだとぉ」
「あぁやんのか?」
一騎が拳をにぎる。
「はってめーなんかに負けるかヴォフ」
一騎が殴った。
それもかなり本気で。
「てめー何しやがる!」
仲間の奴らが、殺気立つ。
「あぁ?」
一騎が相手を食い殺すような目でにらんだ
「なんだよ、あの目…悪魔‥悪魔だーーうあわーーーー」
逃げていった。
「死ねよーーーもうこの町から出てけーーーーー」
一騎がおとした漫画を拾う。
「あぁそのつもりだよ」
そして一騎は家に帰った。
朝ご飯を買いに行ったが、帰った時は、もう昼時だった。
「あぁ、飯食うか、マックめちゃめちゃ冷てーし」
だが、一騎は、ちゃんとさめたマックを食べた。
そして、食べ終わると、自分の部屋に戻り、ベットに腰掛けた。
「………何で、皆死んじまったんだよ……」
そして一騎はいつの間にか寝てしまった。
「やべっ俺寝ちまったのか」
目が覚めたのは、もう夜中まだ次の年にはいってない。
「俺ももうちょっとで、皆のところに行くから……」
そして一騎は最後の飯を食べた。
「今……いくから」
お線香を仏壇にたて、家を出た。
そして向かった先は、海だ。
一騎の発想はユニークなのだ。
なので海。
なぜ海なのかは、分からない。
「ふぅ、やっとついたぜ」
するとゴーンゴーンと除夜の鐘が鳴り響く。
「やっべ、もう年明けちまったぜ」
もう次の年に突入してしまった。
「……俺も逝くか…もうこんな世界にいても、つまんねぇ、どうせだれも悲しまねぇし)
するとふらりと三十代半ばぐらいの男が現れた。
(んだよ、誰かいんじゃん)
「香奈いま俺も逝くからな」
(なんだよ、あのおっさんしのうと……)
「おい、まてよ、おっさん」
お人よしの一騎が自分も今から死のうとしてるのに、男を止めた。
だが、男はそんなこと、きこえていない。
どんどん奥に進んでいく。
そして、胸辺りまで水が迫って来ると、いきなり男がひきかえしたのだ。
そして、ジャブジャブと音をたて、一騎のほうに歩いてくる。
「お、おっさんどうしたんだよ?」
一騎が驚いて聞く。
返事はない。
一騎も何もいえない。
「おいおい、まじかよ」
男の顔をみたら、言葉が出ないのは当たり前である。
男は、万弁の笑顔だったのだ。
そして、一騎の隣を通りすぎる。
一騎がその男を目で追いかけるように振り向いた。
「ふーん」
「えっ?」
後ろには、中学生ぐらいの少女がたっていた。
少女は背が、142cmぐらい、そしてお尻らえんまである、しなやかな髪をしていて、子供のような、
体系、でもどこか大人っぽいきりっとしたオーラが出ていた。
少女は一騎の顔をじっとみつめる。
「あんたも死のうとしてんの?」
「はぃ?」
いきなりの質問に一騎は聞き返す。
「だから、あんたも死のうとしてんの?」
「な、なんでわかんだよ?」
「顔みたら、わかるわよ!」
そして、彼女は会話を続ける。
「死にたいなら、助けてあげてもいいわよ、心をね!」
「な、ななな何いってんだよ?べ、別に何でもねぇし、こんな時間に女1人で何してんだよ?」
一騎は何かの宗教かなんかだと思いめんどくさいので、ごまかしたが、この嘘の下手さじゃばれ………
「まぁ仕事かな!」
なかった。
「こんな時間にか?」
一騎は垂直におもったことを言う。
「どうでもいいでしょ!」
(かわいくねぇ!)
「そんなことよりなんであんたは、こんなとこで死のうとしてたのよ?なんか理由があんでしょ?」
少女は、思ったことを垂直に言う。
「はっ!べつにもうこの世界にあきたから!」
一騎は笑い飛ばした。
(なまいきぃ~!)
「なにそれ?もう良いわよ、直接あんたの体にきくから!」
この言葉は一騎が不良にからまれたときに、反抗するとよく言われる言葉だ。
「あぁ?女と喧嘩するのはすきじゃねぇえが、その言葉いっつも言われてむかついてんだよ!」
一騎は大きな間違えをしていた。
「何いってんの?まぁいいわ、……じっとしてなさいよ!」
「だれがじっとするか!負けちまうじゃねえか!」
まだかんちがいをしていた。
「何いってるの分からないけど、そろそろいくわ!」
「来いやゴラァ!」
もう話がかみあってはいない。
「心神!」
少女が何か唱えるように言葉を発した。
「何のおまじないだよ、そりゃぁ?」
すると少女が目の前でいきなりバタっと倒れた。
「えっ?は?………息してねぇ……」
言葉がとまる。
頭の整理をまずした。
(え~と、まず喧嘩売ってきて、そんで変な呪文となえてぶっ倒れた!………ん?…倒れた?)
「うわ~!死んだ!やべ~おれはころしてないぞ~~…ってあれ……なん……か…ねむ………」
そして少女と眠るように一騎も倒れた。
「…………あれ……ここは?……そうだ!おれ海行ってしたら、髪長チビ女が、喧嘩売ってきて、てかここど
こだよ?」
「起きるのおそすぎ!」
一騎はベッドの上にいた。
そして声がしたほうに振り向くと、ごっ立腹の少女がいた。
「あ、てめーいきなり喧嘩売ってきやがって、そんで勝手に死にやがって………死んだ……のに生きてる……
うわ~!!ゾンビー!」
「勝手に殺すな!」
一騎の頬に小さな鉄拳がはいった。
「てゆうか、あんたなにもの?」
0 一騎は質問の意味がいまいちわからず、
1 「長内一騎だけど………?」
すると少女は、はぁとため息を吐き、もう一度きいた。
「名前じゃなくて、何者かきいてんのよ!!」
ずいぶん扱いにくい女だと一騎はしぶしぶ思った。
「そんな事どうでもいいけど、ここどこだよ?お前ん家?」
「そんなわけないでしょ!」
冗談を全力で否定された。
「ここはわたし達の……いいえ……神の家!」
少女は少し笑みをこぼす。
「神の家?」
一騎がわけが分からず繰り返すと、少女がむっとなってこっちをにらむ。
「だからそうって言ってんじゃん!」
(おまえだってさっきめっちゃ聞き返してたじゃん!)
一騎は心のなかで不公平だと嘆く。
「ほら起きたならいくわよ!」
「はぁ?どこへ?」
一騎の頭は?マークばかりだ。
「いいから、ついてきて!」
なにを言っても無駄だと思い、少女についていった。
「ねぇ一騎!」
いきなり名前かよと思いながらも何も言わずこたえる。
「あぁ?」
少女はすたすた短い歩幅で、すばやく歩く。
「あんたってさ、もしかして神の使い手?」
「んだよそれ?俺は別に仏教とか神とか全然かかわりない」
すると、少女の歩くリズムが早まり、一騎の前を歩く。
「知らないなら、いいわ!」
「?」
一騎はもう謎だらけなので、黙ってついていった。
一騎はふと、少女が倒れるまえに言った事をおもいだした。
「なぁ髪長チビ女!」 りん はるのりん
「何その呼び方?わたしは凛 春野凛」
長い髪をしなやかになびかせ、ふりむいた。
一騎はやっと謎だった少女の名前を聞けた………
・・
「なぁ、チン!」
聞いたはずだったのに………
「チンじゃない、凛!」
予想道理の鉄建が飛んできた。
「わ、わりーわりー」
まだ鉄拳が飛んできそうなので、慌てて誤った。
「そんでよぉ凛!心神って何?なんか言ってたけど」
「だからそれを今から教えてあげる!皆にあえばわかるわ!知りたいなら黙ってついてきて!」
「皆ぁ?」
この一騎の言葉に反応せず、凛はすたすた歩いていった。
そして暗いトンネルに入り歩く。
暗い道をまっすぐ歩くと、小さな光が見えた。
「あそこに、皆いるわ」
「あそこってまだ小っちぇー光しかみえないんですけど…」
そして、横を向くと、
「あれ、凛?」
凛の姿がない。
「一騎、早くして!」
前から声がしたので振り向くと、もう光の差す出口にりんがいた。
「えぇ~?はやすぎだろ!どんだけ覇者遺伝だよ!」
そして、一騎も追いかけるように、一騎も走った。
走っていくと、徐々に光が強くなった。
「はぁ、やっと出口かよ」
トンネルから、ぬけると一騎は目を丸くした。
「何……だよ…ここ……?」
暗いところからでで、いきなり光を浴びて、目が犯し印でもない、一騎の目の前には、見たこともない大な
一本の木、そしてその周りは、綺麗な、とても綺麗な湖がひろがっていた。
「何だよ?ここ日本だよな?え?建物の中に湖って………」
「おどろいた?」
「チン!」
その奥ニコニコして凛がひょこっと木の隙から顔をだした。
「だ~か~ら、チンじゃない!」
「ここなんだよ?」
凛の話なんか聞いてもいない。
「はぁ……」
名前のことにため息をつく。
「ここは神の湖!奥不覚に十体の神がねむってるんだって」
「だってって、あんましらねぇのか?」
「うん!聞いた話だから」
凛は説明できないせいか、困った顔をしている。
「そこん所は、俺達も、よくしらねぇだ!」
聞き覚えのあるような、ないような声が聞こえてきた。
一騎が振り向くと、そこには髪はビチョビチョ、服は着てない、変態が現れた。
「な、なんだあれ?」
一騎があきれて何もいえないと、
「ちょっと、服ぐらい着なさいよね!」
「凛お帰り、今イメチェンしてたんだよ、ん?その人は?って、一騎!」
「お、おう」
一騎のことをなぜか知っていた。
そして凜が一騎のことを説明する。
「ふふふ、この格好なら、一騎にばれないだろ!」
ちいさな声でこそこそっと独り言を言った。
「よう、おれは児玉よろしく!」
「あっそ」
「スルーかよ」
児玉が突っ込みをいれる。
「なんだこの三流お笑い突っ込みだけ上手い野郎は!」
だが、児玉とは、なぜかなじんできた。
すると、コツコツと足音が聞こえてくる。
「君が一騎君だね!」
「あ、あぁ」
一騎が振り向くと、そこには、キリっとした、まじめそうな、眼鏡の男性が立っていた。
「私はこの子たちの………」
すると、凛がその男に気がついた。
あ、リーダー!」
「ま、こんな感じで呼ばれている、名は雨竜だ」
雨竜は凛と一緒に言うように、言った。
「あんたが、こいつらのボスってことか!」
「ま、まぁそう言うことだね」
ちょっと、ボスという言葉に、困っていた。
そういえば、凛に言われた言葉を思い出した。
「おい、リーダー、髪の使い手って何だよ?」
すると、リーダーは凛と目で合図して、俺に近寄ってきた。
「神の使い手とは、まぁ超能力者のことだ、なぜか知らないが、人間がどん底に落ちているときに、この不思
議な力が、つくんだ」
リーダーは分かりやすく解説した。
「まぁ私は神の使い手じゃないけどね!」
一騎はなぜか心臓の音がなりやまない。
(おい、うるせぇぞ、何だよこれ?怖いのか?ちがう、緊張してんのか、違う、じゃぁ何だこの胸騒ぎは?そ
うだ!これはわくわくしてるんだ!この世界なんかつまんねぇって思ってたけど、わくわくしてんだ)
「おもしれぇ、神の使い手か!」
そして、凛が話しに割り込むように、言葉を放つ。
「こいつ、私の心神の力で心を覗くことができないんですよ」
「何だって?」
リーダーがびっくりして、思わず一騎の顔をとっさにみた。
「あんた、何者よ?」
「君は何者なんだ?」
いっしょに質問攻めである。
これに、やはりどう返していいか分からない一騎は、
5 「え、あ、その?俺は……人間?かな!」
1 「はぁ」
凛は大きなため息をつく。
「もしかしたら、特別な力を……」
「まぁもう良いですよ、リーダー」
一騎を省いて二人の世界になってしまっている。
それにムカついた一騎は、
「てか、ここに俺を連れてきて何すんだよ?」
やはり、二人には聞こえない。
そこで、考えてたのか、ずっと黙ってた、児玉が、
「神の使い手なんじゃねぇの?」
「あぁ私もそう思った」
「えぇ、そうですか?」
もう一騎の声など、聞こえていない。
「でも、こんな奴が、神の使い手?」
児玉が失礼なことを、ズバッといった。
「たしかに、悩みもなさそうな一騎くんが…」
そして、凛が手をふらふら振って言う。
「ないない」
この三人は本人のことなど、いることを忘れ、ずけずけと言う。
「言いたいこと、ずけずけ言いやがって、なめんじゃねぇぞ!」
「ま、まぁ落ち着いて、そ、それより何で昨日自殺なんてしようとしたんだい?」
「え?……」
一騎は黙り込む。
凛はこのこともちゃんとリーダーに言っていた。
すると、リーダーが肩に手をポンっとおき、ニコッと笑う。
「話したくないならそれでいい」
そして、一騎が顔を上げた。
瞬間、ドシンと大きな揺れがおきた。
「な、なんだ?はんぱねぇ!」
一騎はパニくる。
すると、いきなり体に電気のような衝撃が走った。
一騎はその場にばたっとたおれた。
「まだこの場ははやい、凛送っていってくれ」
「はい……」
ここまで読んでくださってありがとうございます。これからヒロインもたくさん出てきて、そして凛!凛を救いに行きます!