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ジュエル!  作者: asobito
マシュメ王国編
50/67

間話 エルレアと無限の本

 グァロキフス王国の王都にあるバスティア学園。ラミィは職員棟の2階へと続く階段を上っていた。階段を登り切り、廊下に出ると、男がソワソワした様子で部屋の前行ったり来たりしている。それを見たラミィは小さくため息を吐き、その部屋へと向かう。男はラミィに気付くと、慌てて反対側の階段へと足早に歩いて行った。


「逃げる事無いじゃない…まったく」


 ラミィは呆れつつも部屋の前に着く。扉には『研究室・レーネット』と書かれており、ラミィはそれを確認すると、ノックをして扉を開ける。エルレアは窓際にある机で本を読んでいた。部屋の中は左右で景色が違っていて、エルレアの居る左半分のスペースは綺麗に整理整頓されており、右半分はレーネットの使っているスペースだが、本や書類やその他諸々がそこら彼処に乱雑に積まれて、足の踏み場も無かった。一度エルレアが片づけたが、すぐに元通りになってしまい、それ以降エルレアは放置している。


「エルレア~、遊びに来たよ」

「ラミィ」


 本を眺めていたエルレアはラミィに視線を移し、ニコリと微笑む。ラミィは部屋に入り、エルレアが手にしている本を見ると申し訳なさそうな顔をした。


「もしかして邪魔しちゃった?」

「ううん。考え事してただけ」

「そっか。よかった」


 ラミィはエルレアの座っている近くにイスを持って行き、腰を下ろした。エルレアは持っていた本を机に置くと、席を立ちお茶を用意してラミィに渡し、再び元の席に座る。


「ありがと。…そう言えば今、部屋の前でまた男の人がいたよ」

「…レーネット先生に用事があったのかしら?」

「いやぁ、違うんじゃないかなぁ」


 ラミィはニヤリとして見せる。


「他の先生を探していたのかしら?」

「えっと、そうじゃなくてね…」

「じゃあ、部屋を間違えたのかしら。各階もよく似てるから」

「………うん、そうだね」

「?」


 ラミィの残念そうな顔を見てエルレアは首を傾げる。「何でもない」と首を振るので、エルレアはラミィの事を聞く。


「ところで、ラミィは研修うまくいってる?」

「う~ん。まぁまぁかな」


 ラミィは教師を目指す為、実習生として初等部の教師に付いて勉強していた。


「子供の元気さに圧倒されてるけどね。私達の頃もこんな感じだったっけ?って思うわ」

「ヒルナンみたいな子ばかりだったら大変よね」

「ふふふ、言えてる。でも色々な子がいて楽しいわよ。ヒルナン君みたいな子やラニアン君やハジメ君、もちろんエルレアみたいな子もいるわね」

「私?」

「凄く落ち着いていて、ものすごく勉強ができるの」

「私は別に落ち着いてないし、勉強が出来る人なら他にもいるわよ」


 エルレアが言うとラミィは「はいはい」と聞き流す。


「それと、最近リニスにも勉強を教えてるんだ」

「そうなの?」

「ラニアン君が商人修行で旅立ってから、色々勉強してるみたい。ラニアン君が一人前になった時に役に立ちたいからだって」

「リニスは凄いわね」

「恋する乙女は凄いのよ。…誰かさんもそう言う事あってもいいのにね」

「ん? 何か言った?」


 ボソリと言った最後の部分はエルレアは聞き逃した様子だった。ラミィは「別にな~んにも」と誤魔化すと机に乗っている本を指差す。


「それって、ハジメ君のお父さんから貰った本?」

「ええ」


 開いた状態で置かれた本の頁には文章が載っていた。


「あれ? それって全部白紙じゃなかった?」

「そう思ったのだけど、昨日この頁を見つけたの」


 オルタスに貰った後、エルレアは本を隈なく調べた。表紙の裏に書かれた紋章から紋章術によるものだと分かったが、紋章術にあまり詳しくないエルレアには細かい仕組みや原理は分からなかった。紋章術の本を調べてみたが、手掛かりになりそうなものも見つからず、どうしようかと考えながら頁を捲っていた時、この文章の書かれた頁を見つけた。


「これって…料理の調理法?」

「そうなの」


 頁には食材の分量や調理の仕方がビッシリと書かれていた。


「全部文章で書かれてるから手間取ったけど、さっき作ったわ」


 エルレアは部屋にある流し台を指差す。そこには蓋をした鍋が置いてあった。


「さっすが、エルレア。どんな料理なのかしら」


 ラミィは流し台へ行き、鍋の蓋を開けようとする。するとエルレアは窓を開け、口元を手で押さえた。


「な、何してるの?」

「あまり長く開けちゃだめよ」

「?」


 首を傾げつつ、ラミィは鍋の蓋を開ける。中を覗くと、紺色と橙が程よく混ざり合った"何か"が入っていた。


「これ何…ごふゅっ!」


 中を確認した直後、ラミィの鼻を異臭が襲う。ラミィは咄嗟に蓋を閉めてその場に座り込み咽る。


「ゴホッ! ゴホッ! な、何よコレ!」


 鼻と口を抑えながらエルレアの居る窓際へと駆け寄る。目からはポロポロと涙が流れていた。


「何か分からないけど、危険な物ね。レーネット先生も同じ反応してた。処分に困ってて…鍋ごと埋めようかって話になってるの」

「…埋めるなら相当深く掘らなきゃだめよ」

「そうね」


 十分な換気をしてラミィも落ち着いたところで話を本に戻した。


「これ書いた人、あんな物の調理法なんて書いてどうしたかったのかしら」

「何処か作り方を間違えたのかもしれないわ…」

「う~ん…」


 ラミィは頁とにらめっこするが、大きく息を吐いてお手上げの仕草をする。


「それにしても読みにくいわ。全然改行してないし、変な所に空白空いてるし、子供みたいな誤字もあるし。初等部の子だってもっとちゃんと書けるわよ」

「そうよね…」


 エルレアは頁をじっと見つめる。


「………」


 しばらくすると、本を横にしたり、逆様にしたりし始めた。


「どうしたの?」

「…もしかしたら調理法じゃないのかも」

「え?」

「こんな本を作る人がこんな誤字をするのはおかしいもの。きっと何か…」


 そう言うとエルレアは考えに没頭し始めたのか、黙り込んでしまった。


(あ~、こうなっちゃうとお喋りどころじゃないわね)


 ラミィは出されたカップを片づけると、「また来るね」と言って部屋を出て行った。





 次の日、ラミィが研究室に行くと、エルレアは机に向かって書き物をしていた。机の上には本が山積みになっている。エルレアの服装は昨日のままだった。


「エルレア…ずっと調べてたの?」

「ラミィ、いらっしゃい」


 声を掛けると、エルレアが手を止めて振り返る。目が充血していて、少し疲れている様子だった。


「ちゃんと寝なきゃだめよ。せっかくの美人が台無しだわ」

「ふふ、ありがとう。でも、そのおかげで何とか解けたわ。今ちょうど試してみるところ」

「え? 解ったの?」


 ラミィは机の上を見る。机の上には計算式や単語や記号が書かれたメモが散らばっていた。エルレアは例の頁を手元に広げ、話を始める。


「一見調理法が書かれているけど、本当は紋章術の暗号だったわ」

「紋章術?」

「ええ、単語や数字を置き換えたり、空欄にもそれぞれ意味が合ったり、誤字も…説明すると長くなるけど…」

「あ~…その辺はエルレアが理解してるならいいわよ?」


 「私に分かるわけないし」と机に広がるメモを見てラミィは悟っていた。


「そう? とにかく、そうしていくとある紋章術の術式が出来るの。でもその術式から逆算すると一か所だけ足りない部分があって…」


 そう言うと調理法の文の空欄を指差す。


「ここに一文字書かれてなきゃおかしいのよ。だからここにその文字を書き込むと…」


 エルレアは空欄に文字を書き込む。書き込んだ瞬間、文章の所々が光り出した。


「わっ! わっ! 何、何!?」

「正解…かしら」


 光っている部分以外が消えて新たな文字が浮かび上がる。調理法の時とは違い、達筆な文章だった。文章が浮かび上がると、光っていた部分も消えていて、新たな文章だけが残った。


「何かしら…」


 二人は変化の治まった頁を読む。




 "これを読んでいるという事は、この私程では無いにせよその辺の凡愚よりは優れているという事であろう。我が親友オルタスが解けるはずもないので、彼から譲ってもらったか奪ったかは分からないが、君に私の英知のすべてを授けよう。君にはその権利がある。英知は私の研究室にある。君なら見つけられるだろう   偉大なる天才 シミェント・ジオニール・サファイア"




「「…」」


 思いがけない人物の名前に二人は言葉を失う。


「ジオニールって…」

「ジオニール学術都市の創設者…の事かしら」


 二人は以前にレーネットとの話を思い出していた。レーネットはジオニール学術都市に在籍していた事があるらしく、当時の話を楽しそうに話していた。


「それにしてもこの文章…なんか想像と違ったなぁ。自分の事偉大なる天才って…」

「自信家みたいね」

「で、どうするの? 研究室って学術都市にあるんでしょ?」


 話をしているとレーネットが部屋に入ってきた。


「あらあら? 2人共どうしたんですか?」


 2人が真剣な顔をしているのを見て不思議がるレーネット。エルレアは本の事をレーネットに話した。


「えええええええっ!? ジオニールの英知ですか!?」

「はい。それで彼の研究所に行けと書かれているのですが…。学術都市でしょうか?」

「研究所…。たしかにあるとすれば学術都市の学術院だと思いますね。ただ…」

「?」

「ジオニールの晩年は不明な点が多いと聞いてます。何を研究していたのか、彼自身も行方不明のまま今に至っているそうです。人間族なので間違いなく亡くなっているでしょうが、なにせ"天才"ですからね。何かしらの方法で今もどこかで生きているなんて噂もあるくらいですよ」

「そうなんですか…」

「でも、学術院に行けば何か手掛かりがあるかもしれませんね。もし行くなら私が紹介状を出してあげましょうか?」

「えっ?」

「私が在籍中にお世話になっていた先生宛に紹介状を書きますよ。先生なら学術院も案内してくれると思います。本当は私が付いて行きたいのですが、仕事もありますしね」

「や、やったね! エルレア!」

「ありがとうございます。レーネット先生」

「私としては優秀な助手を手放すのは惜しいんですけどね。自分の興味を持ったものを追求してこそ研究者。それを邪魔するなんて出来ません。ただ、結果は教えて下さいよ!」

「はい、先生の気持ちを無駄にしないように頑張ります」


 「それじゃ」と、エルレアは本や書類を纏め部屋を出ようとする。


「エ、エルレア何してるの?」

「出発する準備だけど?」

「え!? もう行くの?」

「ええっ!! もう行くんですか!?」

「そろそろ村からの馬車が来るはずだからそれに乗って一度村に帰ろうと思って」

「思い立ったら早いんだから…。それでこそエルレアだけど。私、リニスやヒルナン君に知らせてくる!」

「わ、私も急いで紹介状書いてきますね!!」


 きょとんとしているエルレアを尻目にラミィとレーネットはバタバタとそれぞれの行動に移った。

 次の日、村から来たラウに事情を説明し、エルレアは一度村へ帰る事になった。エルレアは荷物を纏めると、レーネットから紹介状を受け取った。職員棟を出ようとした時、ラミィとリニス来ていた。


「エルレア!」

「ラミィ、リニス、ありがとう。リニスはお店よかったの?」

「うん、大丈夫だよ。エルレアの見送りの方が大事だもの」

「ありがとう」

「急だから餞別も何も無いけど、見送りはしなきゃね」


 エルレア達は話をしながら正門へと向かう。正門へ着くと、ヒルナンとラウが話をしていた。エルレア達に気付くとラウは丁寧にお辞儀をし、ヒルナンは大きく手を振う。


「ラウさん、急なお願いでごめんなさい」

「いえいえ、村の皆さんも喜ぶでしょう」


 ラウにお礼を言っているとヒルナンが嬉しそうに話しかけてきた。


「ようっ! なんか急な事になったな!」

「ヒルナン、仕事はいいの?」

「おう! ちゃんと許可取ってるから心配するな。それよりエルレアも村長からとんでもないもん貰ったみたいだな」

「ええ、でもヒルナンもそうらしいじゃない?」

「え? ああ、まぁな確かにとんでもないモノだった…」


 エルレアが聞くと、ヒルナンは「まぁな」と頭を掻きながら苦笑いをした。


「ふふ、お互いがんばりましょう」

「おう! 向こう行っても元気でやれよ!」

「ええ、ラミィとリニスも元気でね」

「うん! 気を付けてね!」

「がんばって、エルレア!」


 皆と言葉を交わした後、エルレアは馬車に乗り込む。皆が手を振る中、馬車は村へと出発した。





 村へ着くと、エルレアは両親に事情を説明し、その後オルタスの家へと向かった。


「やぁ! いらっしゃい。エルレア」

「いらっしゃい」

「こんにちは、オルタスさん、クラウさん」

「ラウから聞いたけど、あの本の秘密を解いちゃったんだって?」

「はい、これです」


 エルレアは本を開いてテーブルの上へと置く。オルタスとクラウはは一通り読むと笑い出した。


「アッハッハッハッハ! アイツらしい物言いだな」

「本当に。懐かしいですね」

「…お二人はジオニール・サファイアと親しかったのですか?」

「ああ、一時期一緒に旅をしてたしね。旅団が解散してからは2,3度しか会ってないけど、友人だと思っているよ」

「どんな人だったんですか?」

「ん~…最初に会った時はまだ10代だったけど、第一印象は凄く嫌な奴だったね。自分以外は皆馬鹿って感じに接してたから最初は相当嫌われてたよ。でも、旅団の皆と接してるうちに打ち解けてさ。人を馬鹿にする事は少なくなったかな。自分を天才だと言うのは変わらなかったけど…。実際に天才だったしね」

「最後に会った時は白髪の御爺さんでしたね」

「ああ、そうだったね。ちょっと寂しかったけど、昔と変わらず研究に夢中みたいだったから嬉しかったな。その時にこの本も貰ったんだ。まさかこんな事が書かれてるとは思わなかったけどね」


 オルタスとクラウは昔を懐かしむ様に話す。話を聞き終えると、エルレアは話を切り出した。


「あの、私、ジオニール・サファイアの研究室に行ってみようと思います」

「この英知ってのを見つけにかい?」

「それもありますけど、ジオニールって人に興味が湧いてきたんです。学者として遙か高みを目指した人が何を見て何を知ったのかを知りたい…」

「なるほどね。やっぱりエルレアは学者肌なのかな。そう言う所は彼に似てるかもね」

「あら、オルタス。エルレアは素直でいい子ですよ」

「いやいや、性格の話じゃないよ! 学者目指すだけあるなって話さ! アイツみたいな性格ってエルレアに失礼だろう?」

(…本当に親友だったのかしら? これだけ貶されるジオニールってどんな人だったのだろう)


 エルレアが考えていると、オルタスが話を今後の事に戻した。


「それで、ジオニールの研究室に行くって事は、学術院に行くって事だよね。あれ? 今は学術都市とか言うんだっけ?」

「はい」

「かなりの長旅になるけど、両親の許可は得たかい?」

「さっき話をしたら"気を付けて行ってらっしゃい"って言われました」

「…まぁ、そうだろうと思ってたけどね。あの2人、放任主義過ぎないかなぁ」

「心配だけどエルレアのやりたいようにやらせたいんですよ。心配しない親なんている訳無いです」

「そうだよね。クラウだって毎日"ハジメは今頃どの辺りにいるのかしら"とか"ちゃんとご飯食べてるのかしら"って毎日心配してるもんね」


 そう言ってオルタスがクラウ見ると、「今言わなくてもいいでしょう?」という怒気を纏った笑みを浮かべているので、慌てて話を戻した。


「と、とにかく! 両親の心配を減らす為にも、ここでオレ達から贈り物をしようと思う」

「贈り物?」


 オルタスはラウに合図を送ると、ラウはテーブルの上に金色のカードを出した。


「これは?」

「これはね。昔ジオニールに貰った物なんだけど、アイツが開発した乗り物の無期限無料乗車券だよ。マシュメから出る大型客船と東ディアベント大陸を縦断する…なんて言ったっけかな。ソレにタダで乗れる券さ。しかも何度も使える上に人数も無制限。この世に数枚しかないらしいよ。アイツ"自分が行くのは面倒臭いからそっちが来い"って言うからさ。金が掛かるから嫌だって言ったらこんなのくれたんだ。そこまでしてもらっちゃうと行かない訳にはいかないから行ったけどね」


 参ったという表情をするオルタス。エルレアは恐れ多い気がして申し出を断る事にした。


「……そんなもの貰えないです」

「気にしなくてもいいよ。オレ達はもう使う事無いだろうしね。なんなら貸すって事で、必要なくなったら返してくれればいいよあと…」


 オルタスはラウを指す。


「ラウが学術院まで付き添うよ」

「そんな、本当に大丈夫です。そこまでしてもらわなくても…」


 そう言うとオルタスはニッコリと微笑む。


「エルレアの為でもあるけど、これは君の両親の為でもあるんだよ」

「両親?」

「ああ、あの2人はオレにとってはかけがえのない大切な人達だ。そんな人達を悲しませない為に村長をやってると言ってもいい。2人の心配事を少しでも減らす為だと思って受け取ってもらえると、オレとしてはありがたいかな」

「………わかりました。でも必ず返します」

「ああ! いつでもいいからね。アイツの造った物に乗るのもアイツを知るいい経験になると思うよ」


 オルタスとクラウはニッコリと微笑む。そしてオルタスはスッと立ち上がると拳を握り気合いを入れた。


「よし! そうと決まれば送別会だ! ラウ! 村の皆にも知らせてくれ!」

「畏まりました」

「私も村へ行って手伝うわ」

「え? え?」


 行動開始するオルタス達と置いてけぼりをくらうエルレア。数時間後には村を上げての送別会が開かれた。

 そして次の日、村の皆に見送られエルレアはジオニール学術都市へ向けて出発した。

さらっと済ませるつもりが本編並みの長さになってしまった。

間話というよりエルレア編になってる気もしない事もない。


次はハジメの話に戻ります。

次回もよろしくお願いします。

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