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コンカフェにいくぞ!

秋葉原


第二次世界大戦後の日本において、秋葉原は闇市として発展した。その後、秋葉原駅北西側(電気街口)を中心として、高度経済成長とともに多様な電子機器や部品ハードウェアおよびソフトウェアを取り扱う店舗などが建ち並ぶ日本一の電気街として発展した。その後、バブル崩壊や、大型家電量販店、ディスカウントストアの台頭などによる家電市場の衰退で、電器店は主力商品をパソコンに移していく。これにより、パソコンを好むマニアが集中し、秋葉原は一転、オタクの街として変貌を遂げた。2000年代には『電車男』に代表されるアキバ系ブームより、オタクの街としてのイメージは全国的に定着し、世界的な観光地としても注目された。秋葉あきば・アキバ・AKIBAの略称で呼ばれる。2005年にはAKB48の本拠地であるAKB48劇場が開業した。また、同年、秋葉原駅東口に家電量販店を中核とした大型商業施設のヨドバシAkibaが開業した。


2010年代以降はECサイトの普及と地価上昇などでオタク向けの小規模な小売店が閉店し、メイド喫茶など大資本によるコンセプトカフェが進出した。また、2000年代に東京都が秋葉原地区開発計画(土地区画整理事業)による再開発事業「秋葉原クロスフィールド」を推し進めて秋葉原UDXや秋葉原ダイビル等の超高層ビルが建設され、オフィス街としての性格も持ちつつある。(出典 Wikipedia)



みんなの心の中に思い描く俺の秋葉原があるだろう、、、



秋葉原に向かう電車の中で、最近はあまり行っていなかったマイホームに思いを馳せおセンチな気分に一人ひたっていた。



クロエさんはというと、サキュバスらしく車両の隅の方で痴漢にあっていた。


「ちょっ、ちょっと〜、なにー??」

といいつつ、クロエさんの目は段々と淫魔のそれに変わっていった。


痴漢のにいさん、ご愁傷です、、、


おおー、そんなところを、あ〜、わぁ〜


そんなかんじのチルい時間を過ごしていると


次は秋葉原~ 秋葉原~


「もうそろ着くか、クロエさーん次でおりるよ~」


「はーーーい」


「しっかし、電車の中であんなことまでしてたのになんでみんな気にもしなかったんだ??」


「ふっふっふ、これもまたサキュバス特殊能力の一つ、認識阻害の術!!食事の邪魔は誰にもさせないぜッ!!」


「でも、俺は見えてたけど??」


「きんちゃ〜ん?ムラムラしちゃった??一発抜いとく??」


「やめなさい、ばかたれ」


そんな小粋な会話を交わしつつ

真っ白に燃え尽きたにいさんを座席に残し


ヒトヒトマルマル我々は目的地である秋葉原についた!


早すぎた、、、よく調べずに勢いで出てきたけどコンカフェの開店時間って3時くらいなんだなぁ。


「きんちゃん~???」


生暖かい視線をぶつけてきた。


「ちっ、ちゃうねん、せっかく秋葉原にきたんだから色々案内してあげようかな~っていうね。優しさですよ優しさ!」


「流石きんちゃん~、気の利いたお方ですね~」


「さ、さぁ、いざ秋葉原巡りへ!」


とは言ったものの、秋葉原初心者を連れていくのはどこがいいだろうか、、、


ここしかねぇ!秋葉原駅出てすぐ!世界のビデオ会館!!


フィギュア・プラモデル・カードゲーム・アニメグッズなんでもござれ!


「きんちゃん、、、人も物もなんかいろいろいっぱいだねぇ~」


さすが休日のビデ館というべきか、なかなかの人の入り具合、、、


あぁ、アキバってこんなかんじだよなぁ。アキバは変わった変わったとよく言われるけど


今も変わらない ”俺たち” がいるんだなぁ。


変わらない風景に自然と敬礼のポーズをとっていた、、、


同志たちへの思いを噛みしめていると


「きんちゃーーーーーーーん、助けてーーーーーー」


クロエさんははるか遠くに流されていた。


オタクの波からクロエさんを救出し、ビデオ会館を隅から隅まで堪能した!(堪能した詳細はいずれ更新するかもしれない!気が向いたら!!)


そうこうしているうちに時刻は15時、決戦の時


本日のメインイベント 約束の地へ、、、


といったところだが、どこに行こうか。


足繫く通った秋葉原ではあるが、、、コンカフェとかメイドカフェってマジで範囲外なんだよなぁ


「きんちゃん、どこに行く???」


「とりあえず、そこら辺をうろうろしてめぼしいお店に行こっか」


「だね、、、」


若干の疲れが伺えるクロエさんを連れて、秋葉原を徘徊する


一口にコンカフェといっても色々なテーマのものがある。


王道のメイド、魔法少女、異世界、忍者、男装、吸血鬼、エトセトラエトセトラ


いろんなものに目移りしていると、、、出会ってしまった。


2人並んでその店の看板を見る。


これは運命なのだろうか、出会いってのは運命できめられてるのかもしれねえな………


   ”異世界サキュバスカフェ 青雛菊” 


いや、ドンピシャすぎるカフェだな。仕込みか?これまでの全てがドッキリか???


横目でちらりとクロエさんを見る


その表情は、、、愉悦ッ!!!


そりゃそうだ、異世界サキュバスという設定のコンカフェにモノホンのサキュバス、しかも一国の王女様


が乗り込むってわけだからな。さながらモノマネ歌合戦で後ろから出てくる本人のような愉悦がそこにあった。


「きんちゃんさんや、いっちょ”本物”ってやつを教えてあげちゃおうかな。」


どうやらここに決まったらしい


「先生、お願いいたします。」


クロエ先生の厳しい査定が、今始まるーーーーー


「いらっしゃいませ~~♡」


つやっつやな声にいざなわれて席に着く


それなりににぎわっており、クロエ先生以外は男性客のみであった。


店内は薄暗く照明は何というか、、、エッチな感じだ!!!


店員さんも、、、もれなくエッチだ!!!


これコンカフェというより風俗みたいな感じなんじゃないか??


「クロエさん、どうっすか??」ヒソヒソ


「うっ、うんまぁ、今のところはね認めてあげてもいいかな、今のとこはね」


厳しい視線を光らせる先生を横目にメニューをみる。


 ”飲み放題90分コース 女性6000円 男性3000円 *男性特別コースあり”


こういうのって男のほうが高いもんじゃないのか??それに特別コースとは、、、


「きんちゃん~もうなんか~お腹すいてきちゃったよ」


査定に飽きた先生は、腹ペコお姫様に戻っていた。


「そうだなぁ、じゃあ何か頼もうか・・・」


メニューを広げると、驚愕の内容がそこに広がっていた


メニューの左側はまぁ飲み放題メニュー とりあえずビールを頼もうかな、、、


そして右側 フードのほうにはメニューの真ん中に力強く


      オムライス  1000円


えっ?これだけ?


メニューをいくら見渡してもそれ以外の情報がない


店内を改めて見回すと漢たちが黙々とオムライスを食べていた。


いや、もしかしたらこういった店にしては珍しくこだわりのオムライスなのかもしれない。


「すみませ〜ん」


サキュバス店員さんを呼ぶ


「はいただいま〜」


ファミレスみたいな返事だなぁ


「オムライス2つ、あとここって他のフードってないんですか??」


「オムライス2つかしこまりました〜。うちはオムライス一本でやらせてもらってます!」


どうやらオムライス一本らしい。


でもきっと、こだわりの一杯が来るに違いない


きっと頑固なラーメン屋みたいな感じなんだろう、、、


ピッ、ピッ


厨房であろうところから電子音が聞こえた、、


チーンッ!


今どき漫画とかでしか聞かないような前時代的な音が、、、


「お待たせしました!オムライス2つにビールです!」


こっ、これは、、、


冷凍をチンしただけッ!


しかもケチャップも既にかけてあるッ!!


こういうところってケチャップで絵とか描いてくれる

もんじゃないの??


「ん〜、きんちゃんどうしたの??食べようよ〜」


「そっ、そうだな、たべよっか!!」


スプーンを口に運ぶ、、、


普通だ!!冷凍食品のオムライスの想像通りの味だった。でも、普通に美味しいな、日本の食品業界のレベルの高さを噛み締めた。


「うまい!うまいうまい!!」


クロエさんも満足そうだ!


なんでも美味しく食べる子が1番だぜ!!



オムライスを食べ終え、ビールも無くなったので次の飲み物と、適当なおつまみでも頼む、、か、、、


そうか、オムライスしかないんだった、、、


とりあえず俺はもう一杯はハイボールを頼んだ。

クロエさんはもう一杯オムライスとカシスオレンジを頼んだ。


「ところでクロエさん、サキュバスから見てこの店はどうよ??」


この店に入った当初の目的を聞いてみると


「う〜ん、このオムライスってのは美味しいねぇ!!」


もうどうでもよくなっていた。


「でも、、、な〜んか感じる気がするんだよね、あのドアの向こうから、私と同じような感じが」


そう言うと、クロエさんは店の奥のドアを見た。


確かに店の奥にはドアがあった。

まぁ、でもバックヤードに繋がるやつとかだろう。

そう思って俺はハイボールを口に運んだ、、、、



次章へ続く!!



小説書くのって難しいっすね!

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