第3章 にちようび!
日曜日 目覚める 午前8:30
平日であれば仕事が始まる時間、、、
でもまだお布団にいちゃうもんねー!!
休日最高!!
昨日はお家に帰ったあとテレビを見て、
異世界から来た人がテレビを見た時にやる
小さい箱の中に人がいるっ!!
っていう古来から伝わるくだりをした後
テレビでやっている映画なんぞをダラダラ見てるうちに寝落ちしちゃったんだよなぁ、、、
どれ、クロエを起こして朝ご飯でも作ろう、、か、、、な、、、
爽やかな朝を迎えようと布団を出ようとした時、下半身、、紳士の装備品になにか違和感が、、、、
掛け布団をめくると、あらまクロエさん、おはようございます。
「クロエさん?なにをしてはりますのん??」
「きっ、きんちゃん!? うむ、おっ、おはよう。いい朝でござるな!」
開き直って武士のような言葉を使う曲者の手には私の愛刀が握られていた。
気まずい沈黙の中、再び手が上下に動き出した?!
「いや、そこは普通止めるとこだろうが!!」
「はぁはぁ、、ちょっとだけ、、ちょっとだけだから!!」
抵抗虚しく、俺の火縄銃は発射されてしまった、、、
「言いたいことはあるか?」
正座をして、気まずそうにしている金髪くのいちに問うた。
「はっ、大変申し訳なく、、、腹を、、、腹を切ってお詫び致す!!」
「やらんでいい、やらんでいい、、、
全く、ご飯からエネルギー取れるってわかったんだからもう、精液取らなくてもよかったんじゃなかったっけ??」
「うぅ〜、だって、、、だって今までずっと精液で育ってきたんだよ?!たまには、、たまには飲みたくなるってもんでしょうが!!キンちゃんだって気持ちよかったでしょ?!だったらよ、、へへっ、いいじゃねぇか、減るもんじゃあるまいし。」
ふむ、苦し紛れの言い訳にしては痛いところ、、いや気持ちいいところをついてくるな。
正直、、めっちゃ気持ちよかった、、、
「わかったよ、、くそっ、、、でも今度からはせめて起きてる時にしてくれよ!!」
「あーーん、もうキンちゃん理解ありすぎ!!大好き!!あっ、でもキンちゃんの精液、美味しかったよ!!」
よくわからんフォローを挟まれつつ
「よし、じゃあ朝ごはんでも作りますかな!クロエも食うっしょ??」
「おーー!!ありがたき幸せ!感謝致すでござる!」
何を作るかなぁ〜
よくよく考えると人のためになんか作るのって、初めてかも!なんか俺もワクワクしてくるなこれは!
とは言っても材料もそんなにないから簡単に
食パンにマーガリン塗って〜、マヨネーズかけて〜
ブラックペッパーふりふり〜チーズを乗っけて、、、
だけだと、普通なんですが!チーズを乗せる前に
意外な伏兵、しらす干し!!
これが意外とうまいんだよなぁ〜
全部乗っけてオーブンでこんがり色がつくまで焼いたら
出来たぁ!
「ういーー、クロエさんお待たーー」
「よっ、大将!待ってましたぁ!」
夢中でしらすパンを食べるクロエ、、そうはいってもやっぱり可愛いんだよなぁ、、、
「馳走であった、感謝いたす!」
彼女を戦国時代から現代に連れ戻すのが今日の任務になりそうだ、どうしたものか、、、
「ところでクロエさんさぁ、」
「んっ?きんちゃんどったの??」
朝ごはんを終え、特にすることもなくニチアサゴールデンキッズタイムのアニメやらをなんとなく流しつつ
クロエの生態に迫ることにした。(今回は設定とかを固めていく回ですね、大事な回です。)
「最初に向こうの世界から俺にメールを送ったじゃん??あれってどうやったの??」
「あーー、あれかぁ、、なんで説明したらいいかなぁ、、、」
クロエさんがあーでもない、こーでもないと唸っていると
『(うまチキください、、、)』
『こいつ直接脳内に・・・!』
テレビでやっている戦隊モノのワンシーンに
「あーー!!そうそう!こんな感じってこと!!」
「なるほど、、つまり、テレパシーっていうことか」
(そういうこと♡)
「こいつ直接脳内に・・・!」
ちなみに今やってる戦隊物 超能力戦隊サイキックⅤ
子供向けと侮るなかれ、なかなかに面白い。
日曜という微妙に悲しくなる朝を照らしてくれるまさに朝日のような、、、
(へ〜っ、こういうの好きなんだね)
「だーーっ、勝手に心を読むな!!!」
「ごめんごめん!意識しないと覗けない能力だから!普段は読まないってば!!」
「全く、、、でも、それをメールに変換とかできるものなのか??携帯とかも見たことなかったような感じだったけど、、、」
「んーーーーー、そこは私にも不思議なとこなんだよね。あの時はほんとに生きるか死ぬかの瀬戸際だったから、無我夢中で言葉を飛ばしてたんだよね、、、
家族も友達もみんないなくなっちゃったはずだからさ、、、」
クロエは一瞬悲しそうな顔をしたけど、はっとして
「ま、まぁ、それできんちゃんに会えたわけだからね、結果オーライっす!」
「さいですか、、、そういえば言葉といえば会ってすぐに日本語話せるようになってたけど、あれもなんかの能力なの??」
「そうであります!自分腐ってもサキュバスであります故!いろんな種族とコミュニケーション取るためにどんな言語体系もちょちょいのちょいよ!」
「すげぇなぁ、流石ファンタジー世界出身だわ、他にも何かできたりするのか??」
「んーーー、あとはねぇ、、、可愛い♡」
「さーてと、もう一眠りするかーー」
「嘘嘘〜、ごめんて〜、またそのうち話すからさぁ〜かまってかまって〜、国滅びたとて我姫ぞ!!」
忘れかけていた姫設定を出してきた。
「しょうがないなぁ〜、、、とは言ったものの何しようか、、、」
とりあえずとテレビのチャンネルを次々と変えていくと
『特集!!秋葉原の最先端を追え!!』
日曜朝の半バラエティニュース番組にうってつけなコーナーがやっていた。
「ほぅ、、、」
最近は忙しく、休日もあまり外に行かなくなってしまっているが、これでも生粋のオタク野郎。
秋葉原はまさにマイホームといっていいほど通ったものよ、、、懐かしきあの頃、、、
『今回は秋葉原で数を増やしつつあるコンカフェに我々は潜入したのであった、、、』
「キンちゃん、こんかふぇ??とはナンジャラホイ?」
「んー、かわいい女の子がいるご飯を食べるところ、、、的な???」
天上天下唯我独尊なオタクである俺だが二次元専門、、、コンカフェとかの三次女の子は履修してないんんだよなぁ、、、興味ないわけじゃないんだよなぁ、でも一人じゃ行きづらいし、、、、
「ほぅ、かわいい女の子ですか、、、大したものですね」
眼鏡の専門家のようなセリフを放った彼女に
「じゃあ、今日はコンカフェに行く回にしましょうか」
「御意!!!」
今日の目的が決まった俺たちは意気揚々と身支度を始めたのだが、、、
「・・・・・」
「んっ?どうしたのキンちゃんじっと見つめちゃって?一回抜いとく??」
「抜かんでよろし、何となくスルーしてたけどクロエさん着てる服ってどうしてるんだ?なんか毎回変わってる気が、、、」
「ふっふっふ、よくぞ聞いてくれました!サキュバス奥義の一つ、衣服自由自在の術!この術を使えばどんな服にも一瞬ではや着替え!どんな雄も悩殺よ!!」
「おぉ!すごい!でも、、そのなんというか、普通の服って出せないの???」
自信満々に言い放ったクロエの来ている服は、、、服は、、、ぎりぎりだった。
「だって、だって、、向こうの服って、、、服っていうかほぼほぼみんな服着てなかったよ!まだ私のは常識的なほうだもん!!しかも、服出すのにも、魔力結構使うんだからね!!」
昨今、いろいろな価値観が尊重される時代。彼女の世界の文化も尊重される、、べき、、、
ないない、これはない。。。
とりあえずささっとフェラで精液を与え、クロエには魔力でズボンを出してもらい、トップスは我が家に無限にあるTシャツを着てもらった。
「私が言うのもなんだけどさ、キンちゃんの服の趣味も相当なものだよね、、、」
なんだと小娘、バンドTシャツかっこいいだろう、無地のTシャツなんてくそくらえだぜ!ふぁっく!
学生時代から集めたTシャツは無限にある。いずれ時が来たら、こっちの教育も進めていこう、、、
「うるへーー」
しかしながら、美人が着るとズボンとオーバーサイズ気味のTシャツだけのシンプルなセットアップでも様になるものだなぁ。もちろん俺もバンドTシャツに身を包んだ。かっこいい、、、かっこいいんだ!
そうしてぼちぼち準備が終わった俺たちはコンカフェという魔城を目指して いざ、秋葉原!
に向かうのであった。
AMAZONプライムのセールでキーボードを買いました。モチベーションが多少上がるといいなと思います。ちなみにキーボードは光ります。