卒業式(プロローグ)
新しい生活が始まる。
俺は思う。『人生には、何度かターニングポイントがあると。』
そうそれは、何かの入学式、何かの卒業式、誰かとの別れ、
誰かとの結婚、これ以外にも何個もあるだろう。
そして、今日俺は中学の卒業式を迎えた。
代わり映えのない1日を、約200日過ごしてきた。
いつもと変わらない、
しかし、今日は桜が綺麗に咲く花道を学校まで歩んで行った
教室に着くと、
いつも騒がしい男たちは、物静かだった。
いつも騒がしい女たちは、少し目に水が溜まってた
俺の初恋の相手は、いつもと変わらない。
10分後
『そろそろ並ぶぞー』担任の先生の声だ。
いつもは濁った太い声の担任は、透き通るような、儚いような声だった。
やはり、今日はみんなが変わってる。
卒業式が始まる。
校長先生の話、来賓の話、生徒代表の話、
それが終わると、卒業証書授与式が始まり
泣くもの、ふざけるもの、元気なもの、様々だった。
卒業式では、流行り病の影響でうたは歌はなかった。
卒業式が終わり、教室に戻る。
担任からが『いいクラスだった』など色々話していたが、
俺は興味なかった。
卒業文集を抱え、昇降口に仲のいい友達と行った。
昇降口に着いた時だった
『写真撮ろ!!』
俺が好きな初恋の相手が俺に話しかけた。
俺は、断る理由もなかったから
『いいよ』っと今日いちの笑顔で応えた。
このあと、こいつとこんなことになるとは、全く思わなかった。
これで、俺の卒業式「プロローグ」は、終わった
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