屋上
退屈だなぁ。
そんな気持ちで僕は学校の屋上へと続く階段を上がってます。
申し遅れました、僕の名前は高橋康介、平凡な高校二年生です。
放課後、屋上に上がるのが日課の僕は今日も屋上に上がります。
なんか良いんですよねぇ、風が気持ち良くて、屋上から見る眺めも最高なんです。
“ガチャ”
扉を開けるといつもは誰も居ないんですが、今日は様子が違いました。
「狙った獲物は外さない♪私はスナイパー♪」
変な歌を歌う女子高生がそこには居ました。
手すりに座って足をブラブラさせて、こちらには気づいて無いようです。
僕はなんとなく扉を覗き見が出来るぐらいに閉めて、彼女の様子を見ておく事にしました。
後ろ姿しか見えませんが、変な歌以外は別に普通の女の子の様です。
あぁ、でもなんかスナイパーライフルを持ってます。
あれ?スナイパーライフル??
もう一度よく見てみましょう。
長い銃身に大きなスコープ、間違いありませんスナイパーライフルです。
スナイパーライフルです!?
じょ、女子高生がスナイパーライフル持っとる‼
“スチャ”
そして構えた!!完璧に撃つ体制だ!!
それでスコープを覗いて・・・。
“バキューン!!”
う、撃った!!撃ちやがった!!
「タバコは体に良くないよ。」
そして謎の台詞!!
僕はその後、怖くなって逃げましたが、なんでも人気の無い所でタバコを吸っていた不良が、先端の無いタバコを持ったまま失神していたとかいないとか。
僕は彼女を事を調べました。
彼女の正体はなんと僕の隣のクラスの西口蓬さんでした。
後ろ姿と声だけですが間違いありません、あの時の少女です。
お顔をチラリと拝見しましたが、中々の美人。
なんでも彼女はクラスでは目立たない方で、成績は中の中の眼鏡女子らしいのです。
しかし、あの時見たスナイパーぷりを見る限りただの女子では無いでしょうし、平和な日常を壊したくなければ、この女の子に近寄らないのが懸命です。
けれど僕は平和な日常を壊してでも彼女とお近づきに成りたいのです。
なぜなら彼女の撃った弾丸は、不良のタバコの先端を吹き飛ばしただけでなく、同時に僕のハートも撃ち抜いてしまったのですから。
最初に言っておきますが作者のスナイパーの知識は皆無です。




