第三章三話 春咲先生
朝のホームルームは地獄でしかなかった。
「愛さんとまいさんは、両親の都合でしばらくおやすみします。」
と、開口一番に我がクラスの担任、春咲先生は言った。
春咲先生は今年からこの天津南中学校にきた新任の先生。実は私、この先生が苦手だったりする。なぜか?それは私が聞きたい。直感的なものだ。
昨日の一軒はナンシーさんが精神干渉魔法で一様他の人には事件が無かったかのようにしている。
他のクラスメートからは、
「新年度一番からって、ちょっとショックだな~。」
「文化祭にはこれるかな?」
などという声が聞こえる。
しかし私と祥子ちゃんにとっては苦痛の時間だった。
このなかで唯一真実を知ってるということは、あまりにも残酷だとこのとき思った。
その後、春咲先生は諸連絡を軽くして、ホームルームを終わらせた。
これで少しは開放されると思った次の瞬間、
「西野木友美さん、高橋さん、ちょっと廊下にきてくれない?」
さて、私は何かしただろうか?まさか昨日掃除当番をサボってとっとと帰ったことがばれたか?
と、精神的苦痛を現在進行形で受けている私は、ひとつの結論を導き出し廊下に
落ちた。
こう表現するしかないだろう。席を立とうとしたら、いきなり体が落ちたような感覚になって、気がついたら廊下にいたのだから。
廊下にはなんともないようなしぐさをしている春咲先生と口を大きくあけた祥子ちゃんがいた。廊下には私たち以外誰もいないように見える。
「遅いですよ、西野木さん。」
春咲先生は言った。
「はぁ、これぐらいの魔法で何を驚いているのですか?昨日はもっとすごい魔法を見ただろうに。」
え、なぜ?
なぜこの先生は知っているのだろうか?
それは祥子ちゃんも同じのようだ。顔が少し色を失っている。
「なぜ?と今のあなたたちは思っているでしょう。理由は簡単ですよ?」
そして
「だって私…」
とんでもないことを告げる。
「だって私、あなたたちの敵ですから。」
久しぶりの投稿です。
まだ続きます(たぶん?)ので、今後もよろしくお願いします。




