表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ざまぁ役は、主人公の専属コーチになりました  作者: とま


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

58/62

第13話「新たな役割」

第4部「学院崩壊篇:早期覚醒と亡命」



大陸連合での活動が、本格化していた。


ルークは、軍の指揮官として認められつつあった。


「ギルバート殿の作戦は、見事でした」


「深淵魔の群れを、最小限の被害で撃退できた」


「偶然だ」


「いえ、実力です」


「我々は、あなたを信頼しています」


サラは、外交で成果を上げていた。


「王国の反教会派との連絡が、確立できました」


「マーカスとも、定期的に連絡を取れます」


「他の国々との関係は」


「連合外の小国も、協力の意向を示しています」


「深淵王の脅威は、世界共通の問題ですから」


カイは、訓練を続けていた。


「いいぞ、カイ殿」


「加護の制御が、上達している」


「まだまだです」


「深淵王に勝つには、もっと......」


「焦るな」


「着実に、力をつけている」


「このまま続ければ、間違いなく強くなる」


三人は、それぞれの場所で活躍していた。


そして、一ヶ月が経った。


「ギルバート殿」


「陛下が、お呼びです」


「分かった。すぐに行く」


宮殿へ向かった。


カイとサラも、呼ばれていた。


「三人とも、集まったな」


「今日は、重要な話がある」


「何でしょうか」


「君たちに、正式な役職を与えたい」


「役職......」


「これまでは、客人として扱ってきた」


「だが、君たちの活躍を見て、考えを改めた」


「君たちを、連合の正式な幹部として迎えたい」


「幹部......」


「ルーク・ギルバートには、深淵討伐軍の総司令官を」


「サラ・ヴァレンシュタインには、外交顧問を」


「カイ・レイナーには、特別顧問の地位を」


「特別顧問?」


「君の立場は、特殊だ」


「軍人でも、外交官でもない」


「だが、最も重要な存在だ」


「深淵王と直接戦える者は、君しかいない」


「だから、特別な地位を用意した」


「......」


「受けていただけるだろうか」


ルークは、二人を見た。


「どう思う」


「私は、受けます」


サラが言った。


「外交顧問として、役に立てるなら」


「僕も、受けます」


カイが言った。


「深淵王を倒すために、できることをしたいです」


「......分かった」


「俺たちは、この役職を受けます」


「よし。決まりだ」


「明日、正式な任命式を行う」


「それまで、準備をしておいてくれ」


「はい」


宮殿を出た。


「正式な役職か......」


「責任が、さらに重くなるわね」


「ああ。だが、俺たちがやるべきことは変わらない」


「深淵王を倒す」


「そのために、全力を尽くす」


「はい」


「「頑張りましょう」」


その夜。


サラのもとに、緊急の連絡が入った。


「ルーク! 大変よ!」


「どうした」


「マーカスから連絡が......」


「王国が、崩壊しかけている......」


「何だと......」


「教会派と反教会派の対立が、ついに内戦に発展したらしいわ」


「さらに、深淵魔の大量発生で......」


「くそっ......」


「最悪のタイミングだ」


「どうする?」


「......」


ルークは、考えた。


「王国を、助けに行くべきか」


「でも、俺たちの立場では......」


「ヴィクトル陛下に、相談しましょう」


「ああ。そうするしかない」


翌朝。


任命式の前に、ヴィクトルに報告した。


「王国が、内戦状態に......」


「陛下、どうすれば......」


「難しい問題だな」


「連合が介入すれば、さらに状況が悪化する可能性がある」


「だが、放置すれば......」


「王国は、滅びる」


「......」


「一つ、提案がある」


「提案?」


「君たちが、個人として王国に行くのはどうだ」


「個人として?」


「連合の正式な介入ではなく」


「亡命者が、故郷を助けに行く」


「そういう形なら、問題は少ない」


「なるほど......」


「だが、俺たちが行っても......」


「君たちの力があれば、状況を変えられるかもしれない」


「特に、カイ・レイナーの力は」


「......」


「どうする、カイ」


「行きます」


カイが、即答した。


「王国には、俺たちの仲間がいます」


「見捨てるわけには、いきません」


「サラは」


「私も行くわ」


「王国は、私の故郷でもある」


「......分かった」


「俺たちは、王国に行く」


「よし」


「だが、任命式は先に行う」


「正式な地位を持っていた方が、動きやすい」


「はい」


任命式が、行われた。


「ルーク・ギルバートを、深淵討伐軍総司令官に任命する」


「サラ・ヴァレンシュタインを、外交顧問に任命する」


「カイ・レイナーを、特別顧問に任命する」


「「「拝命します」」」


「君たちに、連合の力を預ける」


「世界を、救ってくれ」


「必ず」


任命式の後、三人は準備を始めた。


「王国への旅は、危険だ」


「深淵魔も、追手も」


「分かっています」


「でも、行かなければ」


「リオンたちは、どうしますか」


「連れて行けない」


「彼らは、ここに残って訓練を続けてもらう」


「分かりました」


リオンに、事情を説明した。


「ルーク様が、王国に......」


「俺たちも、行きたいです」


「駄目だ」


「お前たちは、ここで力をつけろ」


「俺たちが戻ってくるまで」


「でも......」


「リオン」


「俺は、お前たちを信じている」


「ルーク様......」


「必ず戻る。待っていてくれ」


「......分かりました」


「ここを、頼むぞ」


「はい。お任せください」


三人は、王国へ向けて出発した。


新たな役職を得た彼らは──


故郷の危機を救うため、再び旅立った。


次回予告


王国は、崩壊の危機にあった。

内戦、深淵魔、そして──

ルークたちは、何を目にするのか。


第14話「裏切られた王国」


「王国が......こんなことに......」

「俺たちが、救わないと」


故郷への帰還──


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ