表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
86/100

シーン86: 「光と闇の序章――揺れる均衡」

目的地の示唆――光と闇の核

大地の核を手に入れ、地底遺跡から脱出したアルカディアのメンバーたちは、ひとまず富士山麓に設けた仮拠点で休息を取っていた。重い戦いの後の静けさが、少しだけ彼らに安堵をもたらす。


和成

「次は光と闇の核……裁定者が言ってた均衡ってやつだな。」

彼は剣を磨きながら静かに呟く。


夏美

「光と闇――相反する力を均衡させるなんて、簡単なことじゃないわ。次は一体どんな試練が待っているのかしら。」

彼女の表情には不安が滲むが、冷静に状況を整理している。


ChinaRibonn

「しゅごい力が、次も出てくるのかなぁ?ルミエル、もっとがんばってね!」

彼女はルミエルの光を小さな手で撫でながら、無邪気に笑う。


チクタの不安定化――寄生者の異変

一方で、チクタの状態は明らかに不安定だった。彼の光は時折濁り、体からは異界の瘴気が漏れ出している。


ライトマン

「おい、チクタ、大丈夫か?顔色っていうか、体そのものがヤバそうだぜ。」


チクタ(かすかに光を揺らしながら)

「……異界の核が集まるほど、私の寄生核に負荷がかかっています。……ですが、問題ありません。」


やーちゃん(腕を組みながら)

「問題ねぇわけあるか。お前が暴走したら、どうすんだ?」


和成

「お前の力が今の戦いに必要なのは分かってる。でも無理はすんなよ、チクタ。」


チクタは一行を見渡し、静かに頷く。彼の存在が、今後の試練で鍵を握ることを誰もが感じていた。


光と闇の核の在り処――二つの聖域

夏美(地図を広げながら)

「次の目的地は二つあるみたい。光の核は**『天光の聖域』――雲の上に浮かぶ神殿のような場所。そして、闇の核は『暗黒の深淵』**――地下のさらに深い異界の亀裂。」


たかゆき

「なんだよそれ、まるで正反対の場所じゃねぇか。」


「裁定者が試しているのよ。光と闇、二つの力をどう使うか、どう均衡させるかを。」


ChinaRibonn

「でも、二つの場所をどうやって同時に進むの?一緒に行動してたら間に合わないよー!」


二手に分かれる――光と闇の選択

議論の末、アルカディアは二手に分かれて行動することを決意する。


和成

「分かれた方が早いだろうな。光の核と闇の核、どっちも守り抜く。」


光の核担当: 和成、ChinaRibonn、ライトマン

闇の核担当: 葵、夏美、やーちゃん、チクタ

光の聖域――天光の試練

天空の神殿――光の核を求めて

和成たちが辿り着いたのは、雲海の上に浮かぶ輝かしい神殿。純白の柱が立ち並び、光があふれるその場所は、どこか神聖で美しかった。しかし、その美しさとは裏腹に、周囲には光の守護者たちが待ち構えていた。


光の守護者(人型の光の騎士たち)

「光を手にする者は、その資格を示せ。」


和成

「資格なんて知らねぇよ。だが、力が必要だからここに来たんだ!」


光の騎士たちが一斉に剣を抜き、光の柱を降らせながら攻撃を仕掛けてくる。


ChinaRibonn

「きゃああ!光が降ってくるぅー!」


ライトマン

「なら、こっちの光で対抗だ!ライトフラッシュ――全照射!」

ライトマンが強烈な光を放ち、騎士たちの動きを一瞬止める。


和成

「今だ――ガイア、光を切り裂け!」

ガイアの岩の剣が騎士たちを貫き、次々と光の守護者が砕け散る。


闇の深淵――暗黒の試練

一方、葵たちが向かった「暗黒の深淵」は、地底のさらに奥深くに広がる漆黒の空間だった。ここはまるで異界そのもので、闇が生き物のように蠢き、彼らを飲み込もうとしていた。


夏美

「ここは……異界に近い場所ね。危険がいっぱい……。」


やーちゃん(警戒しながら)

「何かいるぞ……闇の中に何かが動いてやがる。」


突如、闇の中から**「闇の影獣」**と呼ばれる黒い異形が姿を現す。それは闇そのものであり、物理攻撃をすり抜ける存在だった。


「物理攻撃が効かない……なら、弱点を見つけるしかない!」


チクタ

「闇の影獣は光に弱いはずです……しかし、この場所では光が届きにくい。」


夏美

「闇を裂く光を作るしかない――氷と魔法で反射させるわ!」


夏美の魔法が氷の鏡を作り、チクタが光を発生させると、その光が鏡を通じて闇の影獣に照射され、影が次々と消滅していく。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ