シーン83: 「天空の攻防――風の核を巡る戦場」
海外勢力の襲撃――天空の遺跡に迫る影
風の核を手に入れた直後、黒い輸送機が次々と遺跡の周辺に到着し、海外勢力の部隊が降下してきた。空に浮かぶ遺跡の静寂は破られ、戦場の緊張感が一瞬で張り詰める。兵士たちは異界技術を組み込んだ装備を携え、空中を自在に滑空するスーツで動き回っている。
和成
「クソッ、またかよ!こんな場所まで追ってきやがって……!」
夏美
「敵は完全武装してるわね。しかもこの場所、足場が限られている。落ちたら終わりよ。」
ChinaRibonn
「ひゃああっ、空で戦うなんて怖すぎるよぉ!」
彼女はルミエルの光を強め、仲間たちを照らす。
ライトマン(笑顔を崩さず)
「おいおい、空中戦なんて燃えてくるじゃねぇか!ライトマン、絶賛点灯中だぜ!」
隊長(海外勢力)
「風の核は我々が頂く!その力は、人間が新たな未来を作るために必要だ。」
彼は冷徹に言い放ち、兵士たちに攻撃命令を出す。
第一波――空中戦の幕開け
海外勢力の兵士たちが浮遊スーツを使い、遺跡の上空を縦横無尽に飛び回りながら銃撃を開始する。
たかゆき
「おい、あいつら空中を自在に動きやがる!こっちの足場が不利だぜ!」
和成
「だったら動ける奴は飛んでるヤツを落とせ!ガイア、岩の槍を飛ばせ!」
彼が地面に手を叩きつけると、遺跡の岩が槍のように変化し、飛び回る兵士を狙って発射される。
やーちゃん
「任せろ――あいつらのスピードを止めりゃいいんだろ!」
彼が短槍を手に空中へと跳び、兵士の装備を狙って投げつける。槍が装備を損傷させ、兵士がバランスを崩して墜落する。
夏美の分析――敵の弱点
夏美
「敵の装備にはエネルギー供給装置があるわ!その装置を狙えば動きを封じられる!」
ライトマン
「よっしゃ!弱点が分かれば楽勝だな――光で狙いを定めるぜ!」
彼が手を広げると、光の反射が敵兵のエネルギー装置に集中し、仲間たちに狙うべき位置を示す。
葵
「そこね!――光と闇、双刃の斬撃!」
葵が空中へ飛び上がり、双刀を振るって敵兵の装備を破壊していく。
たかゆき
「まとめて吹き飛ばしてやる!炎剣――爆裂の舞!」
彼が炎の剣を振り回すと、爆発的な熱が兵士たちの間に広がり、数人が動きを止める。
第二波――異界兵器の登場
戦況がアルカディア側に傾きかけたその瞬間、輸送機から異形の機械が投下された。黒い球体型の兵器が浮遊し、異界の瘴気を纏いながら赤い光を放ち始める。
チクタ
「警告――あれは異界兵器です!強力な重力場を発生させ、周囲の動きを封じます!」
ChinaRibonn
「ひゃああっ、足が動かない!なにこれ、重いよー!」
兵器が起動すると、遺跡全体に重力の圧力がかかり、仲間たちの動きが鈍くなる。
隊長(海外勢力)
「貴様らの動きはここまでだ。核は我々のものだ!」
突破口――風の核の力を解放
和成
「このままじゃ押し潰される……どうすりゃいいんだよ!」
チクタ
「風の核の力を解放し、この重力場を相殺するのです!」
夏美
「核の力を使うのね――分かったわ!ChinaRibonn、力を貸して!」
ChinaRibonn
「う、うん!ルミエル、光の風を届けて!」
ルミエルが光を放ち、風の核が反応を示す。その瞬間、風が一気に吹き荒れ、重力場を切り裂き始めた。
和成
「行け――風の力で敵を吹き飛ばせ!」
風の核から放たれた巨大な風の渦が、異界兵器と海外勢力の兵士たちを包み込み、彼らは吹き飛ばされていく。
撤退――隊長の苦渋の決断
隊長(海外勢力)
「くっ……これ以上は無駄だ!一旦撤退する!」
隊長が指示を出すと、残された兵士たちは輸送機に乗り込み、天空の遺跡から離脱していく。
和成
「逃げやがったか……だが、まだ終わりじゃねぇな。」
葵
「これで一息つけるけれど、次はもっと本格的に攻めてくるでしょうね。」
ライトマン
「やれやれ、最後は風の力で助かったな!いやー、俺の光じゃ太刀打ちできねぇ風だったぜ!」
新たな力――風の核の覚醒
風の核の力が完全に解放され、仲間たちの武具や召喚獣に新たな風の力が宿る。
和成: 風圧の斬撃――剣の一振りで遠距離に風圧を飛ばす力。
夏美: 疾風氷結――氷魔法に風を加え、広範囲を凍らせる力。
葵: 瞬風乱舞――風に乗り、高速で移動しながら斬撃を繰り出す技。
ChinaRibonn: 風光の癒し――風の流れを利用して、仲間の動きを回復・強化する力。
和成
「これが風の核の力か……悪くねぇな。」
夏美
「これで次の試練に備えられるわね。」
チクタ
「次なる核――“大地の核”は、深淵の地に眠っています。準備を整え、次の旅路に進みましょう。」




