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シーン80: 「暗躍する影――火山遺跡の出口」

火山遺跡の出口――待ち構える敵勢力

サラマンダーとの激闘を終え、火の核を手に入れたアルカディアの一行は、火山遺跡の出口に向かっていた。洞窟内にはまだ溶岩が流れ、熱気が漂うものの、彼らの表情には達成感が浮かんでいた。


和成

「これで二つ目の核を鎮めたな……だが、なんだか気持ちが悪い。」

彼は剣を納めながら、出口の方角に視線を向ける。「待ち伏せされてる気がするぜ。」


夏美

「……気のせいじゃないわね。」

夏美が冷静に洞窟の先を見つめる。「誰かが外で待っている。」


チクタの光が淡く明滅し、分析結果を伝える。


チクタ

「熱源とは異なる、動く反応を確認しました。待ち伏せされている可能性が極めて高いです。」


ライトマン

「おいおい、出口に敵なんて定番すぎだろ。でも、任せとけ!光の道を作って突破してやるぜ!」

彼は軽く拳を握り、ニヤリと笑う。


出口――海外勢力との初の衝突

洞窟の外に出た瞬間、待ち構えていたのは――海外の特殊部隊だった。彼らは全員が黒い防護スーツに身を包み、最新鋭の武器を構えている。その中には異界の技術を取り入れた兵器らしきものも見えた。


隊長らしき男がアルカディアの前に進み出る。彼の顔には無表情だが、瞳には明らかな敵意が宿っている。


隊長(海外勢力)

「火の核を渡してもらおう――それは我々のものだ。」


和成

「ふざけんな。こんなところで出し抜こうってのか?」


隊長

「人類の未来のためだ。我々は異界の力を統制し、人間の進化に利用する。それが最善の道だ。」


「人類の未来?あなたたちのやっていることは、異界の力を欲にまみれて乱用しているだけよ。」


隊長が手を上げると、兵士たちが武器を構え、一斉に光線銃や火炎放射器をアルカディアに向ける。


ChinaRibonn

「ひゃっ!しゅごい武器だよ!でも、やらせないっ!」


彼女がルミエルを掲げると、光のバリアが展開し、銃撃を一時的に防ぐ。


激闘――アルカディア vs 海外特殊部隊

和成

「どうやら、ここで一戦交えるしかねぇな……!」

彼が剣を抜き、前線に立つ。「行くぞ、全員!」


たかゆき

「調子に乗りやがって――こんなオモチャじゃ俺は止められねぇ!」

炎剣を構え、前方の兵士たちに突進する。炎の刃が空を切り裂き、敵の銃撃を弾き飛ばす。


夏美

「彼らは完全武装しているわ。魔法で攪乱する――氷結の槍!」

夏美の氷の槍が兵士たちの足元に突き刺さり、一帯が凍りつく。


やーちゃん

「動きが鈍ったな――次は俺だ!」

やーちゃんが短槍を投げ、敵の武器を弾き飛ばす。彼は次々と接近戦に持ち込み、兵士を倒していく。


ライトマン

「お待ちかね!光のショータイムだぜ――ライトアップ!」

彼が手を広げると強烈な光が放たれ、敵兵士たちの視界を奪う。「どうしたどうした、目が見えねぇか?」


海外兵器――異界技術の脅威

突然、敵部隊の一人が異形の機械装置を起動する。その瞬間、空間が歪み、黒いエネルギーの弾丸がアルカディアの仲間たちに向けて放たれる。


チクタ

「注意してください!あれは異界の技術を応用した兵器――まともに喰らえば危険です!」


和成

「やっかいなもん持ち込みやがって……!」

ガイアを召喚し、岩の盾でエネルギー弾を弾く。


「異界の力を人間の手でコントロールなんて、傲慢すぎる。」

彼女が双刀を構え、敵兵器に向かって突進する。「光影乱舞――斬滅の閃光!」


葵の斬撃が機械を切り裂き、兵器は爆発音と共に崩れ落ちる。


決着――隊長の撤退

部隊は次々と敗れ、隊長は舌打ちをしながら一行を睨む。


隊長

「これで終わったと思うな……お前たちが異界の核を手にする限り、我々は追い続ける。」


彼は部下たちに撤退命令を下し、黒い輸送機に乗り込む。


和成

「……逃げ足の早い連中だぜ。」


戦いの余韻――人間の欲望とアルカディアの決意

残骸を見下ろしながら、アルカディアの一行は改めて人間の欲望の深さに思いを馳せる。


夏美

「異界の力は強大だけれど、それを使いこなすには責任が伴う。彼らはそれを理解していないわ。」


ライトマン

「まったくだな。欲に取りつかれた連中がこのまま増えたら、世界はどうなるか分かんねぇ。」


和成

「だが、俺たちが止めるしかねぇんだろ……異界も人間の欲望もな。」


チクタ

「次なる核に進みましょう。このまま立ち止まっている時間はありません。」



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