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シーン76: 「海底遺跡――水の核への挑戦」

出発前――戦略会議

アルカディアの一行は、海底遺跡への準備を整えるため、海辺にある廃港で最後の打ち合わせをしていた。波が静かに打ち寄せ、遠くには青い海が広がっている。


和成

「ここに眠る“水の核”を鎮める。だが、問題は“水中”ってことだ。」

彼は海を見つめ、腕を組む。「今までみたいに剣を振り回すだけじゃどうにもならねぇ。みんな、何か策はあるか?」


夏美

「水中では動きが鈍るわ。魔法や遠距離攻撃が中心になるけれど、私の氷結魔法が役に立つはず。」


たかゆき

「炎は水中じゃ力が落ちるだろうが……燃え盛る蒸気を利用すれば敵を攪乱できるかもな。」

彼は大剣を肩に担ぎ、不敵に笑う。「やれることはやる。」


ChinaRibonn

「わたしとルミエルでみんなを守るよっ!海の中でも、光は絶対届くもん!」

ルミエルが彼女の言葉に呼応するように、淡い光を放つ。


やーちゃん

「俺は突っ込んで敵をかき回す。細かい動きなら任せとけ。」

彼は短槍を手に、軽快に回してみせる。「潜るのは得意だからよ。」


ライトマン

「おっしゃ!俺は海底で光り輝いて道を照らす役目ってとこかな!ライトマン、ライトアップだぜ!」

彼は満面の笑みで両手を広げるが――


たかゆき

「だからそれ、寒いんだって……。」


ライトマン(真顔になり)

「まぁまぁ、任せとけって!ピンチの時には俺がしっかり支えるからよ。」


チクタの分析――水中ギミック

チクタ

「水の核を守る遺跡には、水流と重力を利用した複雑な仕掛けが存在します。」

彼が光のホログラムを映し出し、海底遺跡の構造を示す。「主なポイントは三つ―― 迷宮構造の水流地帯、水圧と重力のエリア、そして核を守護する水龍ヴェルグです。」


「知恵と力、両方が必要になりそうね。」


チクタ

「その通りです。私も分析とサポートに徹しますので、冷静に進んでください。」


和成

「よし、準備はいいか?行くぞ――水の核を鎮めて、次に進むために。」


海底遺跡――迷宮構造の水流地帯

アルカディアの一行は、古代の潜水装置を使い、海底へと潜水していく。海中は光が差し込み、青く神秘的な世界が広がっていた。だが、そこには異界の瘴気が混ざり、海底遺跡は静寂と不気味な雰囲気に満ちている。


ChinaRibonn

「わわっ……海の中、しゅごい綺麗だけど、怖いよぉ。」

ルミエルが光を放ち、周囲を照らす。


やーちゃん

「道が複雑に入り組んでやがるな。どっちが正解だ?」


チクタ

「水流の動きを読み取り、流れに逆らわず進んでください。途中に罠が仕掛けられている場所もあります。」


突然、強烈な水流が彼らを襲う。


夏美

「気をつけて!流れに飲まれたら遺跡の外に弾き飛ばされるわ!」


和成

「くそっ、こんな流れ――ガイア、足場を固めろ!」

ガイアが召喚され、岩を地面に突き出して足場を作り、水流を遮る。


ライトマン

「流れは任せとけ!俺の光で道を示す――ライトアップだっ!」

彼が手をかざすと、光が反射して水流の安全なルートが見える。


たかゆき

「よし、急げ!この隙に突破するぞ!」


一行は水流地帯を突破し、次のエリアへと進んでいく。


水圧と重力の試練――知恵を試す

次のエリアでは、重力を操る古代の装置が待ち構えていた。巨大な石柱が天井からぶら下がり、一定の間隔で落ちてくる仕掛けだ。


夏美

「これは……水圧と重力を使った罠ね。正しい手順で重力装置を止めないと、押し潰されるわ。」


「夏美、頼むわ。装置の仕組みを解いて。」


夏美が古代の装置に触れ、チクタと共に解析を開始する。


チクタ

「重力の流れを反転させるポイントを見つけました。これを操作すれば、安全に通過できます。」


和成たちが敵の奇襲を防ぎつつ、夏美とチクタの指示に従い、装置を解除していく。


水龍ヴェルグ――水の核を守護する者

最深部に辿り着いた一行の前に、巨大な守護者――水龍ヴェルグが姿を現す。透明な鱗に覆われ、海中を自由自在に舞う龍の姿は圧倒的な威圧感を放っていた。


和成

「あいつが“水の核”を守ってやがるってわけか……やるぞ、全員!」


ヴェルグ

「汝らが均衡を求める者ならば、その力を示せ――!」

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