シーン40: 「光の覚醒――7(なな)の導き」
異界の門――絶望の淵
デイモン・クルスが放つ黒い雷と異界の力が渦巻く中、アルカディアの仲間たちは必死に抗い続けていた。巨大な異界の門は、まるで世界そのものを飲み込もうとするかのように、その姿をますます大きくし、禍々しいオーラを放っている。
和成
「まだだ……まだ終わっちゃいねぇ!」
彼は剣を振り上げ、雷を光の刃で弾きながら叫ぶ。「お前の好きにはさせねぇぞ、デイモン・クルス!」
デイモン・クルス
「ククク……それはどうかな?」
デイモンは闇のオーラを強め、空間全体が震えるほどの力を解放する。「その力も、光も……すべて飲み込む!」
地面から無数の黒い手のようなものが現れ、アルカディアの仲間たちを捕らえようと伸びてくる。
仲間たちの奮闘――絶望を振り払え
みのたん
「くそっ、しつこいんだよ!」
彼は斧を振り下ろし、黒い手を次々と叩き潰していく。「何度でもぶっ壊してやる!」
夏美
「冷気よ、道を開け!」
夏美が氷嵐を放ち、周囲の黒い手を凍りつかせる。「和成、今がチャンスよ!」
ひよわ
「動きが鈍い……僕が切り裂く!」
影を縫うように動き、ひよわは短剣でデイモンの闇を切り裂く。「闇なんかに負けない!」
ChinaRibonn
「みんな、光を守ってーっ!」
彼女は光のバリアを張り続け、仲間たちを守ろうと必死に立ち回る。「しゅごい力で、全部跳ね返しちゃうんだから!」
ライトマン
「おいおい、闇だなんておっかねぇな……でも、こんな時こそノリで行こうぜ!」
ライトマンは踊るように動きながら、闇を翻弄する。「闇だか何だか知らねぇが――踊り狂うのは俺の専売特許だ!」
7(なな)の光――覚醒の兆し
その時、7(なな)が静かに歩み出て、光を一層強く放ち始めた。彼女の瞳は青白く輝き、その体からはまるで生命そのものの力が広がっていく。
和成
「7……お前……。」
7は仲間たちを見つめ、一鳴きすると、その光がアルカディア全員に流れ込む。光は彼らの武具と一体化し、さらなる力を与えていく。
夏美
「何、この力……!?」
ひよわ
「体が……軽くなった……!」
ChinaRibonn
「7ちゃん、すっごーい!みんな、光で輝いてるよ!」
7が再び静かに鳴くと、その光は一本の巨大な柱となって天を突き、異界の門へと向かって放たれる。
デイモン・クルスの焦り――光の力の脅威
デイモン・クルス
「馬鹿な……この光は……!」
彼は初めて動揺し、手を広げて闇の力で光を封じ込めようとする。「この門の力に逆らえるものか……!」
しかし、7の光はそれを上回るほどに強力で、闇の力を浄化しながら門の中心へと迫っていく。
仲間たちの総攻撃――最後の一撃
和成
「全員、力を合わせるぞ!7の光が俺たちを導いてる!」
みのたん
「行くぜ!全部ぶっ壊してやる!」
夏美
「冷気の一撃――今こそすべてを凍てつかせる!」
ひよわ
「弱点を突いて――決着をつける!」
ChinaRibonn
「光の守り、届けぇぇぇっ!」
仲間たちの力が7の光と共鳴し、和成の剣に集約される。彼は剣を振りかざし、渾身の力で叫ぶ。
和成
「終わりだ、デイモン・クルス!――封印の光よ、闇を打ち砕けぇぇぇっ!!」
剣から放たれた光は巨大な刃となってデイモンを貫き、異界の門の中心へと突き刺さった。
デイモン・クルス
「ぐあああああっ!!この私が……光に……負けるだと……!」
彼は断末魔の叫びを上げながら、闇の力が崩れ去っていく。「だが……終わりではない……真の闇は……まだ……。」
デイモンの姿が光に飲まれ、異界の門の渦も次第に収束していく。
戦いの終焉――7(なな)の静かな微笑み
異界の門は完全に封印され、空が徐々に晴れ始める。荒れ果てた大地にも光が戻り、静寂が訪れる。
和成
「終わった……のか?」
夏美
「ええ……門が閉じたわ。」
みのたん
「やったぜ……!」
ChinaRibonn
「みんな、しゅごい!みんな、勝ったんだよー!」
7(なな)は静かに光を収め、仲間たちの中心で一鳴きすると、少しだけ微笑んだように見えた。
ひよわ
「7が……僕たちを導いてくれたんだね。」




