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シーン39: 「異界の門――絶望の咆哮」

異界の門の覚醒――黒き渦の中心

リリスを倒し、闇の誘惑に打ち勝ったアルカディアの仲間たちは、次なる戦場へと向かっていた。遠方に見える「異界の門」は、今まで見たことがないほど巨大で、その中心には渦を巻く黒いエネルギーが激しく光を飲み込んでいる。


周囲の大地はひび割れ、異形の木々が天を刺すように伸び、地面からは不気味な霧が立ち昇る。


和成

「これが……異界の門……。」

彼はその禍々しい光景を見上げ、剣を強く握る。「なんて規模だ……完全に次元が歪んでやがる。」


夏美

「異界そのものが現実と混ざり合い始めているのね。これが完全に開いたら、世界は――。」


ひよわ

「止めないと……ここで止めないと、取り返しがつかなくなる。」

彼は冷静ながらも震える手で短剣を握りしめる。


みのたん

「ビビってる場合じゃねぇ!こんなもん、俺たちで閉じてやるんだ!」

彼は力強く斧を構え、仲間たちに檄を飛ばす。「行くぞ、アルカディア!」


ChinaRibonn

「みんな、気をつけてねー!すっごい怖いけど……しゅごい光で守るからね!」

彼女は杖を振り、青白い光で仲間たちを包み込む。


7(なな)

「にゃっ……!」


7(なな)は異界の門を見つめ、鋭く鳴いた。その光が全員の足元を照らし、進むべき道を示しているようだった。


デイモン・クルスの宣言――破滅の予兆

突如、異界の門の中心から禍々しい笑い声が響き渡った。


デイモン・クルス

「ククク……来たか、人間どもよ。」

彼の声は低く重々しく、まるで大地全体が共鳴するかのように響き渡る。「よくぞここまで辿り着いたものだ。だが、お前たちの努力はすべて無駄だ――異界の門は完全に開かれる!」


門の中心に、巨大な闇のシルエットが現れる。それはデイモン・クルスの姿――影と闇を纏い、禍々しいオーラが空へと立ち上っていた。


デイモン・クルス

「この門が開けば、異界の力は世界全体を覆い尽くす。お前たちが守ろうとしている光も、人の絆も――すべて無意味だ。」


デイモンの配下――闇の異形軍団

デイモンが手を掲げると、異界の門から無数の異形の怪物が湧き出てきた。彼らは黒い鎧に覆われ、赤く光る瞳でアルカディアを睨んでいる。


和成

「くそっ……これが本気の攻撃か!」

彼は剣を振り、仲間たちに指示を出す。「全員、守りながら前に進むぞ!門を閉じなきゃ、世界が終わる!」


みのたん

「おう!まとめて斧でぶっ飛ばしてやるぜ!」

彼は突進し、異形の群れに斧を叩きつける。「邪魔すんじゃねぇ!」


夏美

「冷気よ、彼らの進軍を止めなさい!」

夏美が氷の魔法を放ち、前方の敵を凍らせて動きを封じる。「和成、道を作るわ!」


ひよわ

「僕が……隙を作る!」

彼は素早く影に潜り込み、敵の後ろから短剣を突き刺す。「行け――今だ!」


ChinaRibonn

「光の守り、届けぇぇー!」

彼女の光が仲間たちを包み、敵の攻撃を跳ね返す。「絶対に負けないんだから!」


デイモンの力――絶望の一撃

しかし、デイモン・クルスは片手を掲げるだけで、黒い雷を放ち、地面を裂きながらアルカディアに向けて攻撃を放った。


デイモン・クルス

「無駄な抵抗だ――絶望しろ!」


黒い雷が仲間たちを襲う。


和成

「うおおおっ……!」

彼は剣を掲げ、光の力で雷を防ぐが、体に重圧がかかる。「こいつ……強すぎる……!」


夏美

「こんな力……今までとは桁が違うわ!」


みのたん

「負けるかよ!こんな奴に……!」


7(なな)の覚醒――真の光の力

絶望的な状況の中、7(なな)が再び強烈な光を放ち始めた。その光はかつてないほど強力で、異界の門とデイモンの闇を打ち消すように輝き始める。


和成

「7……!」


7の光が空へと放たれると、異界の門の渦が一瞬揺らぎ、デイモン・クルスが驚きの表情を浮かべる。


デイモン・クルス

「なに……!?この光は……!」


7は静かに仲間たちの中心に立ち、その光で全員の武具を再び輝かせる。


ChinaRibonn

「7ちゃん、すごい!しゅごい光だよー!」


和成

「これが、7の真の力……!」

彼は力を取り戻し、剣を掲げる。「全員、7の光に合わせて攻撃するぞ!この門を閉じる!」



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