シーン36: 「静寂の前兆――再び揺れる世界」
勝利の余韻――束の間の休息
封印の武具を手にし、ザビエル・ノクターンを打ち破ったアルカディア一行は、闇の大地から戻り、小さな廃村に身を寄せていた。空には光が戻り、風が静かに吹き抜ける。
ドワーフの長老ブルムが鍛冶場から戻り、完成した武具を見つめながら仲間たちに感謝の言葉を伝える。
ブルム
「見事な戦いじゃった……お前たちの絆が武具を真の力へと変えたのだ。」
彼は和成の手に握られた「光閃の刃」を指し、「この武具を振るい続けよ。それが世界を救う鍵となろう。」
和成
「ああ、ありがとう。お前たちが作ってくれたこの力で、必ず闇を封じる。」
彼は剣を鞘に収め、強い決意を込めて前を見つめる。
ChinaRibonn
「みんな頑張ったねー!しゅごい力、かっくいぃー!」
彼女は光の杖を振りながら、仲間たちを励ますように走り回る。「これで世界はもっと明るくなるよ!」
みのたん
「ハハッ!気分いいぜ。あいつらに一発ぶちかましてやったからな。」
彼は斧を肩に担ぎ、笑いながら木に腰を下ろす。「次に来る奴らも、ぶっ倒してやるぜ。」
夏美
「でも油断しないことね。デイモン・クルスが黙っているはずがない。」
彼女は冷静な表情で辺りを見回す。「この静けさ……逆に不気味だわ。」
ひよわ
「うん……まだ終わってない。」
彼は短剣を拭いながら、遠くの空を見つめる。「次の敵が必ず来る……もっと強い奴が。」
ライトマン
「いやいや、今は一旦休もうぜ!」
彼はいつもの軽い口調で踊りながら、仲間を和ませようとする。「オヤジギャグはね、心の栄養だからな!――“休憩しても大丈夫?それは休『けい』!」
彼のギャグに誰も反応せず、しーんとした空気が流れる。
ChinaRibonn
「えーっと……ライトマン、すごい……ね?」
ライトマン
「お、おう!反応が冷たいぜぇ!」
7(なな)の異変――光の導き
その時、7(なな)が突然動きを止め、青白い光を放ち始めた。彼女の瞳は遠くを見つめ、何かを感じ取っているようだ。
和成
「7、どうした?」
7(なな)
「にゃ……。」
7の光が強まり、彼女の背後に微かな紋様が浮かび上がる。それは封印の力と共鳴し、次なる試練と戦いの前兆を示していた。
夏美
「また……何かが起きるのね。」
ひよわ
「7が何かを伝えようとしてる……。」
7が静かに鳴くと、光の粒が風に乗って遠くへと消えていく。それはまるで、次に向かうべき場所を示す道標のようだった。
カルト教団――デイモン・クルスの反撃
その頃、カルト教団の本拠地――異界の扉が開かれつつある暗黒の祭壇で、司祭デイモン・クルスが姿を現していた。彼の前には、再び集まった司祭たちと異形の兵士が跪いている。
デイモン・クルス
「ザビエルが敗れたか……アルカディアめ。だが、それも想定の内だ。」
彼は冷酷な笑みを浮かべ、闇の力を掌に収束させる。「次は……**“異界の門”**を完全に開き、彼らを絶望の淵に叩き落としてやる。」
新たな司祭・リリス
「お望みのままに、デイモン様。」
妖艶な姿の司祭・リリスが現れ、黒い霧を纏って闇の中から異形を呼び出す。「そのための準備は整いました。」
デイモンは天を見上げ、禍々しい笑みを浮かべる。
デイモン・クルス
「次に見せるのは“破滅”だ……人間どもに、我が主の力を思い知らせてやろう。」
次なる目的地――異界の門への道
アルカディアの仲間たちは7(なな)の光を追い、次なる場所へと向かう準備を整えていた。ドワーフのブルムが地図を広げ、遠くの山々を指差す。
ブルム
「次なる戦いの地はここ――“異界の門”が開かれつつある場所だ。」
彼は厳しい表情で言葉を続ける。「そこには異界の力が渦巻き、これまでとは比べ物にならない脅威が待ち受けているだろう。」
和成
「異界の門……そこが最後の決戦になるかもしれないな。」
みのたん
「待ってろよ、デイモン・クルス!俺たちが全部ぶっ壊してやる!」
夏美
「勝つためには、さらに力を高めなければならないわね。」
ライトマン
「オイラも派手に踊って、盛り上げてやるぜぇ!」
ChinaRibonn
「みんながいるから大丈夫!しゅごい力で、全部やっつけちゃお!」
ひよわ
「……行こう。僕たちなら、きっとできる。」
7(なな)が前に立ち、青白い光で仲間たちの道を照らす。アルカディアは再び歩みを進め、次なる戦いへと向かう。




