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シーン29: 「ドワーフの盟約――希望を繋ぐ光と鋼」

聖域の奥――ドワーフとの出会い

7(なな)が癒しの泉の力で回復し、再び青白い光を放つようになったことで、アルカディアの仲間たちはほっと胸をなでおろしていた。しかし、彼らが立ち上がろうとしたその時、聖域の奥から重厚な足音が響き渡る。


突然、岩壁が動くような音と共に、複数の影が現れる――それは小柄だが頑丈な鎧をまとった者たち、**「ドワーフ」**の民であった。


ドワーフのリーダー(ブルム)

「ほう……人間がここまで辿り着いたのは何百年ぶりだろうな。」

彼は長い髭を撫でながら、威圧感のある視線でアルカディアを見つめる。「お前たち、何者だ?」


和成

「俺たちはアルカディア。異界の力を封じるために戦っている。」

彼は剣を掲げ、真剣な表情で言葉を続ける。「7(なな)を助けに、ここへ来たんだ。」


ブルム

「その猫……ただの存在ではないな。」

彼は7を見つめ、その光に驚きを隠せない様子だ。「こやつは――裁定者の導きの光か。」


夏美

「裁定者の……導き?」


ドワーフたちは互いに視線を交わし、まるで何かを確信したかのように頷いた。


ドワーフの語る真実

聖域の中心にある石碑の前に案内されたアルカディアは、ドワーフのリーダーブルムから古の伝承を聞かされる。


ブルム

「遥か昔、異界の扉がこの地に初めて開かれた時、我らドワーフの民は“封印の鍵”を鍛え上げた。それが裁定者と共鳴する光の存在――お前たちが持つその猫、7(なな)だ。」


ChinaRibonn

「しゅごい……7ちゃんって、そんなにすごい子だったの?」

彼女は目を輝かせて7を抱きしめる。「ずーっと前から世界を守ってたんだね!」


ブルム

「だが、光だけでは封印を完遂することはできぬ。」

彼は深刻な表情を浮かべ、重い声で続ける。「力を封じるには、“封印の武具”――我らドワーフの作る伝説の武器が必要なのだ。」


和成

「封印の武具だと?」

彼の瞳が鋭く光る。「それがあれば、異界の扉を完全に閉じることができるのか?」


ブルム

「そうだ。しかし、その武具を鍛えるには、お前たち自身の力と覚悟が必要だ。」


ドワーフたちが周囲にある巨大な炉や金床を示し、その間には輝く鉱石や神秘的な金属が並んでいる。


ブルム

「試練を乗り越え、心と力を合わせた者だけが、真の武具を手にすることができる。我らが鍛えた武具は異界の力を封じ、司祭たちをも打ち砕く力を持つだろう。」


封印の武具を鍛える試練

ブルムが腕を組み、アルカディアの仲間たちを見渡す。


ブルム

「さあ、選べ――お前たちの力を示し、その武具に相応しい者であると証明してみせよ。」


突然、床に設置された紋様が光り出し、聖域全体に共鳴音が広がる。試練の始まりを告げる鐘のような音が響き渡った。


和成

「いいだろう……俺たちで証明してやる!」

彼は剣を握りしめ、仲間たちに目を向ける。「お前ら、準備はいいか?」


みのたん

「おうよ!新しい武器ってのは、燃えてくるぜ!」


夏美

「試練なら、乗り越えてみせるわ。7ちゃんのためにも、異界を封じるためにも。」


ひよわ

「僕だって……みんなと一緒に戦う!」


ChinaRibonn

「かっくいぃー!みんな、頑張ろうね!」


試練の幕開け――三つの挑戦

聖域の中心に3つの門が現れる。それぞれの門は異なる試練を示唆しており、アルカディアの仲間たちは分かれて挑むことになる。


力の試練:「己の力で巨大な敵を打ち倒せ」

精神の試練:「恐怖と向き合い、心の弱さを克服せよ」

絆の試練:「仲間との連携を証明し、共に道を切り拓け」

ブルム

「選べ、お前たちが乗り越えるべき道を。」


和成は一歩前に出て、迷いなく宣言する。


和成

「全部だ!全部の試練を俺たちで突破して、最高の武具を手に入れてやる!」


ブルム

「ふむ……ならば見せてもらおう。お前たちの本当の力を。」



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