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シーン24: 「暴走する力――協力と疑念の狭間で」

暴走する異界の裂け目

アメリカ軍が持ち込んだ「異界エネルギー抑制装置」と称する兵器は、結果として異界の裂け目を暴走させ、異様な光と黒い霧を辺りに撒き散らしていた。空間が歪み、まるで現実と異界が混ざり合うような不気味な光景が広がる。


兵士A

「隊長!兵器が制御不能です!裂け目が拡大し続けています!」


隊長(アメリカ軍)

「何だと!?すぐに停止させろ!」

彼は怒鳴り散らしながら装置に駆け寄るが、兵器は耳をつんざくような音を発し、異界のエネルギーがさらに放出されていく。


和成

「これだから言ったんだ……!異界の力は人間がどうこうできるもんじゃねぇ!」

剣を握りしめ、暴走する裂け目に立ち向かう。「お前らは下がってろ!ここは俺たちがやる!」


隊長

「勝手にするな!この事態は我々が解決する!」


みのたん

「黙って見てろってんだ!あんたらがやらかしたんだから、後始末は俺たちがする!」

彼は斧を肩に担ぎ、仲間に向かって叫ぶ。「全員、準備しろ!暴走を止めるぞ!」


夏美

「……裂け目の向こう、何か来る!」

彼女が指さした先から、異界の裂け目が再び広がり、巨大な触手が這い出てくる。さらに黒い霧が兵士たちを包み、異形へと変貌させ始めた。


異形化する兵士たち

兵士B

「ぐっ……あ、あああっ!!」


兵士の体が黒い霧に飲み込まれ、苦しみの声を上げながら異形へと変わっていく。その目は赤く光り、理性を失って仲間に襲い掛かり始めた。


ChinaRibonn

「しゅごい……!みんな、変になっちゃう!」

彼女は光の杖を掲げ、バリアを張って叫ぶ。「守るからね!みんな、がんばってぇ!」


ひよわ

「兵士たちが……!こんなことって……!」

彼は動揺しつつも、短剣を構える。「僕らで止めなきゃ……!」


和成

「くそっ、こんなことまで……!」

彼は剣を抜き、襲い掛かる異形の兵士を切り捨てる。「頼むから……これ以上悪化させねぇでくれ!」


7(なな)の導き――新たな光

7(なな)が再び裂け目に向かい、青白い光を放ちながら地面に紋様を描き始めた。その光は暴走する裂け目に向かって流れ、異界のエネルギーを少しずつ押し戻していく。


夏美

「7ちゃんが……裂け目を抑えてる!」


隊長(アメリカ軍)

「……あの猫は一体何なんだ?」

彼はその光景を目の当たりにし、呆然と立ち尽くす。「こんなこと……科学では説明できん。」


和成

「説明なんざ後だ!今は7を守るのが先だろ!」

彼は剣を振り、7に向かってくる異形を次々と斬り伏せる。「頼むぞ、7!お前の力が必要だ!」


一時の静寂――海外勢力との対立と協力

7(なな)の力によって異界の裂け目は小さくなり、暴走は一時的に抑えられた。しかし、完全に封じ込めるには至らず、周囲にはまだ不安定な空気が残っていた。兵士たちの多くは異形化してしまい、アメリカ軍の隊長は拳を握りしめて悔しそうに地面を睨む。


隊長(アメリカ軍)

「……お前たちがいなければ、もっと酷いことになっていたかもしれん。」

彼は険しい表情のまま和成に向き合う。「だが、この危機は我々だけでは解決できないのも事実だ。」


和成

「ああ、分かったなら話は早い。」

彼は剣を収め、隊長を睨む。「お前らは下がって、俺たちが封印を続ける。その代わり、もう余計なことはするな。」


隊長

「……了解した。」

一瞬の沈黙の後、彼は和成に手を差し出した。「協力しよう、アルカディア。」


ChinaRibonn

「わぁー!仲良くなったの?しゅごい、かっくいぃー!」


夏美

「これで少しは状況が良くなるといいけど……。」

彼女は遠くにまだ残る裂け目を見つめ、不安そうに呟く。「次はもっと強大な敵が来るかもしれない。」


新たな敵の予兆――海外からの暗躍

その頃、異国の地――ヨーロッパの某国では、異界の力を研究する一部の勢力が暗躍していた。黒いローブに身を包んだ人物たちが異界の痕跡を前に儀式を行い、その中心には不気味な紋様が浮かび上がっていた。


謎の男(ヨーロッパの司祭)

「ふむ……日本で起きた異界の裂け目。我々もまたその力を手に入れる時だ。」

彼は手を掲げ、異界の力を吸収しようとする。「裁定者の力を解き放ち、我らが新たな時代を築くのだ。」



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