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シーン1: 「新たな異変」

異界の余波――日常の崩壊

異界が崩壊し、均衡が再構築された後も、世界は完全な平穏には戻らなかった。かつて異界とつながっていた場所では、時折異界の「残滓」とも言える現象が発生し、人々の生活に暗い影を落としていた。


アルカディアのメンバーたちは、均衡を保つために各地を奔走していた。


都市の異常――暴走する能力者

和成、葵、夏美、7(なな)は、日本のとある地方都市に到着していた。街の中心部に異界の力が漏れ出し、その影響で異能力者たちが暴走しているとの報告があったからだ。


静かな住宅街の一角に立つ彼らの目の前で、突然空間が歪み、青白い光が爆発のように広がった。


和成

「くそっ、始まったか……!」

剣を手に取り、光が漏れ出る中心に目を向ける。「今回はどんな化け物が出るんだ?」


「光の中心、異能力者の暴走ね。」

風を纏い、冷静に分析しながら応答する。「恐らく、異界の残滓に感応して力が暴走したんでしょう。」


夏美

「なんでまた、こんなことが起きるの?」

冷気の矢を構えながら、不安そうに呟く。「異界が崩壊したなら、力も収まるんじゃないの?」


その時、建物の影から一人の異能力者が現れた。彼の体は青い光に包まれ、目は虚ろで、まるで人形のように力を暴走させていた。


暴走能力者

「う……ああああああ!」


彼の手から放たれたエネルギーが地面を砕き、周囲の建物に激しく衝突する。


和成

「話が通じねぇな!止めるしかねぇ!」

剣を振り上げ、暴走能力者へと駆け出す。


アルカディアの連携――暴走者を鎮める

和成

「おらぁぁっ!」

渾身の一撃で暴走能力者のエネルギー弾を弾き飛ばす。「夏美、奴の動きを止めろ!」


夏美

「分かった!」

冷気の矢を放ち、暴走能力者の足元を氷で固める。「これで動けないはず……!」


しかし、能力者の力はさらに暴走し、氷を砕いて解き放たれる。その瞬間、7(なな)がゆっくりと前に歩み出た。


「7(ななが何かを感じ取ったのね……?」


7(なな)は青く光る瞳で暴走能力者を見つめると、その場に座り込み、地面に円を描き始めた。彼女の描いた紋様が青白く輝き、周囲に安らぎの波動が広がる。


暴走能力者はその光を浴びると次第に動きを止め、体から漏れていた異界のエネルギーがゆっくりと収束していく。


暴走能力者

「は……あ……。」


彼はその場に崩れ落ち、意識を取り戻す。


夏美

「やった……?収まったの?」


「7が均衡を保ったのね。これが彼女の力……。」


新たな異変――未知の敵

街の平穏が戻ったかと思った瞬間、遠方から不自然な爆発音が響き渡る。黒煙が立ち上り、その中心から巨大な影が現れた。それはまるで、異界の力そのものが形を成したような存在だった。


和成

「なんだ、ありゃ……?」

剣を構え、影を睨む。「また新手かよ……!」


「これは……異界の残滓がさらに変異したものかもしれない。」

風の力を纏いながら冷静に分析する。「これまでとは規模が違うわね。」


夏美

「待って、誰かがあの影に向かってる……!」


その影に向かい、颯爽と現れたのは異国の姫「ChinaRibonn」だった。彼女は金髪ツインテールを揺らしながら、小柄な体で堂々と立ち、杖を掲げた。


ChinaRibonn

「しゅごい、しゅごい!大きいのが出てきたー!」

嬉しそうな顔で杖を振る。「でもね、みんな、私がぜーんぶ癒やしてあげるから安心してね!」


和成

「おいおい……あの小さいの、誰だ?」


「異国の姫君?どうやら、彼女も異界の異変を追って来たみたいね。」


ChinaRibonnは嬉しそうにアルカディアの面々に向かって手を振り、笑顔を見せる。


ChinaRibonn

「みんな、かっくいぃね!一緒に戦うの?私も手伝う!」

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