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詩集/日々  作者:
99/200

ある少年

世界を征服するなんて簡単で、つまりは自分に打ち勝つだけ。

今日も明日も、死にたいと端っこで考える自分を蹴っ飛ばせばいいだけ。背筋を伸ばせばいいだけ、なのに、やっぱ猫背は治りがたくて。


多分、毎日のヘッドフォンを外すだけ。多分、毎日の味がしないガムみたいな周回作業をやめるだけ。

多分、本棚の読んだことのない父さんのおさがりの本を開くだけ。多分、隣の多分、話が合う高橋に声をかけるだけ。


それだけのはずなのに、今日もトレンド欄を開き、プレイリストを繰り返すだけ。

思い通りにいかない世界を、自分が歩くなら、歩く足ごと、ぶっ飛ばしてしまえばいいだけ、なのに。


電車が来る。柱と看板の間から体を出す。

ドアをくぐるとき、いやになってヘッドフォンを外してみた。



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