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詩集/日々  作者:
85/200

春の野と小さな花

春の野に出でて花を摘む。

黄色く、小さな、指でつまめるような花。

力もいれず手折れてしまうような花なのに、その発色たるや小さく太陽を跳ね返すように爛々としていた。

花はそこここに広がっている。同じ黄色い花。仲間らしい白い花。その下に、敷物のように広がるクローバー。

なぜ、その花を摘んでしまったのか。ほかの花を摘もうと思わなかったのだろうか。

手の中につまんだ花顎と花弁だけのその花を見てみれば、例えるなら生首のようなものでありながら、にっこりと笑って、「私に目を止めたからでしょう?」と表情で語りかけてくる。

その通り、摘んでみれば、「君しかなかった」と言えるような。しかし、数分後には飽きてぽいと捨ててしまうような、小さな花。


春の野に出でて花を摘む。好奇心のままに。

花々をそよがせる、柔らかい風が吹いた。

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