表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
詩集/日々  作者:
68/200

潮騒とラジオとピアノ

ザア……ザア。ザア……ザア。

潮騒がうるさくてラジオのピアノは聞こえにくい。とはいえ、名前も知らないクラシックと、今日の潮騒、どっちのほうが聴くべきだろうか。右手の隣のラジオに目を落とせば、麦わら帽子があみあみの影をコンクリートの堤防に落とす。テトラポッドは気持ちよさそうに水浴びしていた。


船が出て行って数日たって、今日も今日とて夏は夏。この島の海は海。同じ波は二度と来ないとお父さんは言っていた。でも嵐でも来ない限り、この島の波は能天気で、いつも表情に乏しい。


てろてろになったピアノ楽譜と一緒に出ていった、君のことを思い出す。

コンクリートの街の中で今日にはもう、君のピアノは響いていますか。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ