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詩集/日々  作者:
60/200

ラムネ、ビー玉

引っ掛かったビー玉みたいに、胸に残るからあの夏はラムネみたいで。


弾けたような気がした泡は今思ってみれば淡すぎて。酸っぱいと思ったその味は甘すぎて。


たやすく手に入れたその青はもう遠すぎて。透明なクーラーケースも、100円玉でおつりが来た箱詰めのラムネもどこにもなくて。


入道雲は小さくなった気がする。空はもっと大きかった気がする。樹々のさざめきは今でも思い出せる。あの夏の暑さだけはしっかりと思い出せない。


君の喉を伝った汗の透明さは、記憶の中でどれほど褪せているか?

ビー玉を取ろうとしていた君の横顔を、どれほど確かに覚えているか?


引っ掛かって、そのビー玉は結局取れなかった。

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