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詩集/日々  作者:
48/200

見逃すような小さな花

眼を向ける。街の片隅。空の端っこ。あるいは君の眼のむける先。

見逃しがちな花は、案外咲いている。

出会いを遂げた少年と野良猫。群れから離れた番の鳥。あるいは、ぼくは見逃したけど、君がそう微笑むほどの、君が見つけたもの。


また眼を向ける。車の交流回路。冬の、マーブルカラーな雑踏の中。あるいは君の眼のむける先。

見逃しがちな花が、案外咲いている。


後部座席で手を重ね合わせるおばあちゃんと少女。おそろいのスマホケースで、つつましやかに手を握り合わせる壮年の男女。何故だか、僕の顔を見つめにやっと笑う君。


「見つけた。たぶんあのお店」


ついと指を差した方に目を向ければ、ぱっと手を取られる。僕らは、マーブルカラーの中に溶け込むようにして、小さな花を咲かす。

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