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詩集/日々  作者:
39/200

さよなら

別れなければならないのなら、旅立つのは夜にして。月も出ないような夜にして。

追えないように。振り返られないように。歩き続ければ、いつか空が明るむくらいの夜にして。


忘れたいくらいの、後味の悪い夜にして。声だけは、涙の音さえ聞こえるくらいの、静かな夜にして。

忘れられないくらいの、後味の悪い夜にして。空気だけは澄み切った夜の、涙をおぼえていて。


別れなければいけないから、こんなひどい夜にして。光の無い、あたたかさの無いよるにして。

そしたらいつか、二人、光と熱に、また出会えるでしょう。


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