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ミクロな世界の女子大生  作者: やまとりさとよ
第二章 ミクロな世界の生き方

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88 乱獲

超絶怒涛の2/2連投


はい!そしてやってきました全国狩りツアー二日目です!


今回も実況は私オリジナルと?


{またまた同じく一号でお送りいたします!}


イエーイ!


{いえい!}



てな感じで哀れな微生物たちを狩っていった結果。


何もいなくなりましたと。


うん。

マジでどこにも獲物がいなくなった。

この前までちょっと探したらすぐ見つかった微生物やバクテリアたちが、見渡す限り欠片も見つからなくなった。


これって私たちのせいだよね?

ちょっと乱獲しすぎちゃったっぽいなー。

反省反省。

ま、SP 回復用の食糧はこれで十分だし、狩りツアーはここで終了してもいいかもね。



で、分体を増やすための食糧は手に入れた。

次は何をするか。


{パクテルアクストラレータからの要請を受け取りました。希少スキル「薬合成 lv.1」を

起動しますか?

―yes

―no}


Yes。


プクプクプクプク…

ベチャァ。


Oh。


…ん?結局何してるのかって?

スキルのレベル上げですよレベル上げ。

五号の戦いでもあったけど、私達は攻撃手段のレパートリーがかなり少ない。

スキルは数だけは多いから実感しにくいかしれないけど、私の持つスキルの中で現状攻撃に直接使えると思われるものは、「猛毒刺」、「猛毒刃」、「物理大攻撃」、「腐食攻撃」、「土魔法」、「火魔法」、「氷魔法」、「光魔法」の八つだけだ。


さらに、ぶっちゃけ言うと後半の火、氷、光の魔法三属性については発動したことすらない。


これはかなりヤバい。

攻撃手段が乏しいということは、それについて対策された時点で私の敗北が決定するということに他ならない。


つまり、敗北=死。

デス、キル、ミス。


これはキツイ。

だからこそ最悪業みたいになっても何とかできるようになりたいと思ってやってみたんだけど…。


{レベルが上がらねぇ。}


そうなんだよなー。上がんないんだよなー。


分体数千万体を使って全員にレベル上げの熟練度稼ぎをしてもらってるんだけど、一向にレベルが上がらない。


何故だし。


まあね。

そう簡単に上がるもんじゃないと思ってたけど、数千万体もいっぺんにやってるのに一向にレベルが上がらないってのはおかしくない?


単純計算通常の数千万倍の熟練度稼ぎ効率なはずなんだけども。

もはや故意的な何かを感じるわ。

某青狸に経験値獲得量増加期的なものをくれって頼りたい気分だわ。


あー。

眼鏡外せばイケメンな某伸びてる太君になりたい。

今の私ならいじめっ子程度ワンパンできるし。

物理攻撃で文字通り木端微塵にできるし。


畜生。


…。


…と、嘆いていたのは今はもう昔の話。

何だかんだで解決法は見つけてあるのです。


流石私。

さすわた。

いえい!


ま、簡単な話なんだけどもね。

やり方としては、簡単に言えば進化した洗脳で微生物だか何だかを乗っ取って、進化した吸収でなにか使えそうなスキルをコピーするという完全に新しいスキルだよりなもの。


うん。

実に手っ取り早い。

ただ、これは単純であって簡単じゃない。

まず、洗脳の第一前提として、相手が生きてなきゃ成功しない。

つまりそれは、私の持つ毒や魔法に匹敵するほどの攻撃スキルを持つ相手を殺さずに無効化して脳内に入り込まないといけないということだ。


厄介ですなー。

ま、それでも大抵は触手超推進で何とかなりそうだけどね。


ただ、これはさらに厄介なことなんだけど、さっきも言った通り、ここ近辺に微生物がどこにもいない。

小さいウイルス位だったら所々にポツポツいるんだけど、そもそもウイルスの脳ってどこにあるんだって話だし。

ウイルスが持ってる攻撃スキルって凶化しか思いつかないし。


キツイなー。

実に面倒くさい。


ま、こればっかりは地道に探していかないとダメっぽいね。


山:明日から…。


ア:はい。


山:テスト五日前になるので休んでいいすか…。


ア:いいですけど…勉強します?


山:うぐ。


ア:では罰を決めましょう。


山:罰っすか


ア:取り敢えず、勉強時間が5時間以下で1話投稿、3時間以下で2話投稿で宜しくお願いします。


山:Oh Jesus


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