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ミクロな世界の女子大生  作者: やまとりさとよ
第二章 ミクロな世界の生き方

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95/550

86 乗っ取り

さてと。

パクテルに進化気になったスキルは一通り調べ終わった。

ただ一つを除いて。


{鑑定

特典スキル


・発動により、行使先のステータス、スキル、その他諸々を閲覧することができる。

・閲覧認可範囲は、レベルによって変化する。Lv.21 の場合、21 項目。

Lv.1 :名前表示(小)

Lv.2 : ステータス表示(小)

Lv.3 : 名前表示(中)

Lv.4 : HP 表示

Lv.5 : МP 表示

Lv.6 : SP 表示

Lv.7 : 応答発動

Lv.8 : 名前表示(大)

Lv.9 : ステータス表示(中)

Lv.10 : ステータス表示(大)

Lv.11 :記憶力上昇

Lv.12 :マッピング機能

Lv.13 :瞬間完全記憶

Lv.14 : (new)表示

Lv.15 :特記事項

Lv.16 :特典スキル表示

Lv.17 :マジックアシスト

Lv.18 :on,off 表示

Lv.19 :システムへのアクセス認可(極小)(権限 on)

Lv.20 :システムへのアクセス認可(微小)

Lv.21 :システムへのアクセス認可(中小)


特記事項:無し。}




増えたよー。

増えやがったよこいつー。

なんかレベル 19 の所についてる(権限 on)なんて知らないし、さらにその下に(微小)と(中小)がついたよー。


知らない子だよー。

知らない子だからコミュ障だよー。

ていうか(中小)って日本語おかしいし、日本語訳間違ってるよー。


はあ。

システムへのアクセス認可ねぇ。

こいつ確かバクテリアの脳ミソじゃ解析不能だったからそれが何とかできるまで放置してたやつじゃないですかやだー。


でも増えちゃったしなー。

一応進化したんだし、何とかなるかもなんて浅い考えをしてみる。

まあいつかきっとやらないといけなくなるからやるんだけどねー。





{パクテルアクストラレータからの要請を受け取りました。「鑑定 lv.20」を使用しますか?

―yes

―no}


Yes。


{個体 ID oris07fe85&375、アクセス権限レベル 2 での承認要請を送信します。}


{システム、認証しました。個体 ID oris05fe85&375 のアクセス権限レベル 2 範囲内でのアクセスを許可します。}


{ダウンロード中…完了しました。}


{条件が一定に達しました。特典スキル「アクセス権限 lv.2」を獲得しました。}


{特典スキル「アクセス権限 lv.2」を特典スキル「鑑定 lv.20」に統合しました。}


{パクテルアクストラレータからの要請を受け取りました。「鑑定 lv.21」を使用しますか?

―yes

―no}


Yes。


{個体 ID oris05fe85&375、アクセス権限レベル 3 での承認要請を送信します。}


{システム、認証しました。個体 ID oris05fe85&375 のアクセス権限レベル 3 範囲内でのアクセスを許可します。}


{ダウンロード中…完了しました。}


{条件が一定に達しました。特典スキル「アクセス権限 lv.3」を獲得しました。}


{特典スキル「アクセス権限 lv.3」を特典スキル「鑑定 lv.21」に統合しました。}





やっちまいましたぜ兄貴。

なんか「アクセス権限 lv.1」に加えて「アクセス権限 lv.2」と「アクセス権限 lv.3」を獲得しちまいましたぜ。


そして結果。



{鑑定

特典スキル


・発動により、行使先のステータス、スキル、その他諸々を閲覧することができる。

・閲覧認可範囲は、レベルによって変化する。Lv.21 の場合、21 項目。

Lv.1 :名前表示(小)

Lv.2 : ステータス表示(小)

Lv.3 : 名前表示(中)

Lv.4 : HP 表示

Lv.5 : МP 表示

Lv.6 : SP 表示

Lv.7 : 応答発動

Lv.8 : 名前表示(大)

Lv.9 : ステータス表示(中)

Lv.10 : ステータス表示(大)

Lv.11 :記憶力上昇

Lv.12 :マッピング機能

Lv.13 :瞬間完全記憶

Lv.14 : (new)表示

Lv.15 :特記事項

Lv.16 :特典スキル表示

Lv.17 :マジックアシスト

Lv.18 :on,off 表示

Lv.19 :システムへのアクセス認可(極小)(権限 on)

Lv.20 :システムへのアクセス認可(微小)(権限 on)

Lv.21 :システムへのアクセス認可(中小)(権限 on)


特記事項:無し。}


となった。

さてさて。


ついに、いや。割とあっさりレベル 20 と 21 を獲得しちゃったわけだけど、これ大丈夫かなー?


今更感漂ってるけど、起動したらやばいと思われるスキルをこんな簡単に取得しちゃって大丈夫なのかー?


うーん。


まあ、いいのか。


…。


…イヤイヤ


おかしい。


何かがおかしい。


{オリジナルの頭がおかしいのは元からじゃね?}


いや、そういう問題じゃなくて。

…いや、どういう問題だよそれ。


―とにかく、そういうことじゃなくて。

私は元々人間だったころからかなりの楽観的な思考回路の持ち主だったけど、同時にかなり、いや、滅茶苦茶慎重な性格だったはずだ。

一見矛盾してるように見えるけど、これは間違ってない。


そりゃな、ただただ楽観的な性格なだけだったら教室の隅で陰キャなんきゃしてないよな。


だからこその慎重さ。

それがあったはずなんだけど、何かそれがこの世界に転生してから欠落し続けている気がする。

心当たりが無い訳じゃない。

私のオリジナル、クイーンバクテリア。

又はそのバックにいるかもしれない存在。

多分それが私の精神に影響を及ぼしている。

前にも考えたことだけど、私がもしバクテリア種固有スキルの「自我植樹」で作られた存在だとしたのなら、クイーンバクテリアは私みたいな転生者か、人間並みの知能を持った超生物ってことになる。

只のバクテリアにそんな超型突然変異種が生まれるのかっていうのも甚だ疑問だし、もしかしたらそれを作り出したさらなる超生物がいる可能性だってある。


というか、その可能性のほうが高い。

例えば、チートスキル持ちのハーレム系主人公か、はたまた魔王か神か天使か悪魔か、それが敵か味方かその他か。

それですら私にはわからない。

昔ネットで偶然チラッと見たことがあったんだけど、人間の人格の約七割は体に引っ張られて構成されているらしい。


バクテリアだけど元は人間の私はその影響を受けて今のこんな状況になってるわけだ。

ぶっちゃけこんなことを知ってどうするわけでもないんだけどさ。


どうも気持ちが悪い。

気分としては、自分がゾンビにかまれて段々正常な判断ができなくなっていくのを感じる一般市民みたいな気分。

バクテリアである私がそんな簡単に侵食されちゃっていいのかって気持ちになる。


…よし。

もしクイーンとかそれ以外の超生物が私のことを侵食してきてるんだったらいつか必ずぶっ飛ばしてやろう。

そう決めた。


異論は認めぬ。



{んで、それはいいとして、アクセスなんちゃらはどうなったのさ。}


いまからやるよ。

ぽちっとな。


ギャッッ


ーステータスが上がったからと言ってあの訳のわからない文字化けコードを読み込めるはずもなく、私の意識はあっさりと意識の暗底に引き摺り落とされた。


{お、お、オリジナルー!}



ア:…弁明があるなら聞きます。


山:にゃんこが大戦争するゲームで遊んでました。


ア:成程。


山:あらしをゲトるために全力を尽くしたので後悔はn…


ア:天誅。


山:ガボヘア…ッ


ア:お詫びとして明日二話投稿してください。


山:脱ッ

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