表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ミクロな世界の女子大生  作者: やまとりさとよ
第二章 ミクロな世界の生き方

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

88/550

80 ああれぇ?

あー。

だりぃ。


{やっハロー。起きた?}


あー。

起きた起きた。


{結局どうだったのよ。システムへのアクセスなんちゃらは。}


正直キツイ


{思考大加速とか使ったとしても?}


うん。

てか、あれはそもそもそういうスキルが対処できる域を超えちゃってるような気がする。


{…マジか。}

{それってヤバくね?}


ヤバい。

そもそもあれはバクテリアが入っていい領域じゃない。

はっきり分かんだね。


{では、今後はサブブレインとして知能の高い生物の脳を代用するか、進化によって思考能力などのプラス補正に期待した方がいいかもですね。}


そだね。

ま、それはしばらく先の話になりそうだし、ここは一旦こいつを保留して、いっちょ、やったりますか。


{何を?}


…君たちは忘れてはいないかね。


{ん?}


そもそもなんで私が君たちを生み出したか、その理由を!


{オリジナルの低スペックブレインじゃ分体達をうまくたちまわせられないからじゃ?}


ぐふぉっ


{単純に話し相手が欲しかったからとか?}


がふぁっ


{産廃化してた自我植樹スキルを使ってみたかったからとか!}


ぐへらっ


{オリジナルのことですから、きっと私たちにはわからない深慮なる考えがあったんですよね。きっと。}


げべらっ


{…で。結局どんな理由なの?}


…え?

わかんない?


{{おん。}}


MA★ZI★KA★YO★

はあ。

君たち。

私のことをよく見てくれ。

何か気付くことはないかい?


{ちっさい。}

{でっかい。}

{キモイ。}

{てか太った?}


いや、ちっさいでっかいはいいとしても三号四号の言ったことが聞き捨てならないんだけど?

見た目に関してはお前らとさして変わらないし、まず単細胞生物に脂肪という概念はないから!?


{オリジナル、キレた!}

{ハイハイオリジナル、深呼吸―深呼吸。はい!}


ひっひっふー。

ひっひっふー。


{なしてラマーズ法?}

{さりげなく結局オリジナルもノリノリなんだよなぁ。}


うっせ。

さて。

五号君。

なんだかわかる?


{…オリジナルだけ進化してないこととか。}


…SOU!そーなのだよ五号君!

さっすが五号!

妹系礼儀正しいメイド兼恋人なクールビューティガール!


{ひゅーひゅー。}


そう!

私が自我植樹戦隊ゴシキンジャーを生み出したのは、戦略を考えると同時に、私の最適解な進化先を見つけることにあったのだよ!

何という思慮深さ!


{へぇー。}

{てか自我植樹戦隊って語呂悪くね?}


…それじゃあ五号。ゴシキンジャー会議の結果、分体の進化配分はどうなった感じ?




{あ、ゴシキンジャー呼びは定着したのね。}


{はい。一号さん率いるミクロスレッサーバクテリア、二号さん率いるルンターバクテリア、三号さん率いるグロウレッサーバクテリア、四号さん率いるルンターレッサーマジックバクテリア、そして私率いるフォート・エスプリットモートの順に、3:2:1:2:2 の配分にすることを決定しました。理由を申し上げますと、絶対ステータス値現状最高位のミクロスレッサーバクテリアと、万能系のルンターバクテリアを埋め合わせとして斥侯とし、分体のグロウレッサーバクテリアで戦力の拡大、及び後衛のルンターレッサーマジックバクテリアとの後方支援、そして遊撃隊として単発火力の強いフォート・エスプリットモートを置きますと、この様な進化配分となります。}


ふぉー。

よくこんな難しいことを私と同スペックの君たちが考えられたね。

感心感心。


{おい一号一号。}

{なんだね三号。}

{私らあんなの考えたっけか。}

{うんにゃ。断じて違う。}

{だよなー。}

{ま、でもオリジナルは勘違いしてるっぽいし、黙ってりゃばれねーよ。}

{だな。}


聞こえてんだよなー。

ま、確かにそういわれれば五号はともかくとして私と完全に同スペックなあいつらがこんなこと考えつくわけないし、当たり前っちゃ当たり前かな。


{んで?オリジナルは結局どれに進化するつもりなの?}


ん。

そだねー。

…やっぱフォートかな。


{やっぱそうだよなー。}

{厨二ステータスには抗えねえぜ。}

{やった♡}

{最近私らのクローンが可愛すぎるんだが。好評発売中!}

{何それほしい。}


私もほしい。

さて、じゃあやっちゃいますか。

レッツエボリューション!

進化中の私の世話は頼んだぜ!


{合点承知の助。}

{古くね?}

{つーか寒くね?}

{ぴえん。}

{それもそろそろ古いぞ。}

{マジかよ。}


じゃ、オート君。

進化項目出して―。




{進化項目

・パクテルアクストラレータ}





あぁれぇ?

山:はいというわけでね。


ア:何の脈略もなく始まりましたね。


山:今日は記念すべき5000pv回ですよ。


ア:成程…で?


山:でて。5000ですよ5000。ようつべの再生回数でいったら500円くらいですよ。


ア:何故小さく感じられる方で例えるのか…。


山:まぁそうは言いますけどね。ここまで頑張れたのもこれを見てくださる読者の方々あってこそですし、

感謝の気持ちを伝えようと思ったわけです。


ア:成程。して本音は?


山:もっとPVほしい評価欲しい感想欲しい知名度欲しい。


ア:強欲。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ