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ミクロな世界の女子大生  作者: やまとりさとよ
第二章 ミクロな世界の生き方

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77/550

70 結局問題が解決しない説明書のヘルプ項目

怒涛の1/3連投

{ルンターレッサーバクテリアからの要請を受け取りました。特典スキル「鑑定 lv.l 17」を起動しますか?

―yes

―no}


Yes。


{ルンターレッサーバクテリア lv.l 10


HP 2.1

МP 221

SP 7.7


平均瞬発力: 482

平均攻撃能力: 728

平均魔法攻撃能力:6295

平均防御能力: 397


称号: (微生物の捕食者)(ウイルスの捕食者)(バクテリアの捕食者)(抗魔)(バクテリアの殺戮者)(呪怨の支配者)(禁忌)(外道ノ極ミ)(悪食)(喰蝕)(身内喰ライ)(魔導王)(進

化)(傲慢(new))(ミクロの殺戮者(new))


スキル 「分裂 lv.16」「劇毒刺 lv.8」「劇毒刃 lv.10」「劇毒 lv.7 」「洗脳 lv.12」「吸収 lv.1」「分体操作 lv.16」「自我植樹 lv.16」「空気感染 lv.9」「弱点可視化 lv.9」「思考加速 lv.5(new)」「思考大加速 lv.6(new)」「演算処理 lv.5(new)」「高速演算 lv.7(new)」「物理攻撃耐性 lv.7」「状態異常耐性 lv.9」「火炎耐性 lv.9」「氷無効 lv.3」「重耐性 lv.6」「酸耐性 lv.2」「光耐性 lv.1(new)」「呪耐性 lv.4」「土魔法 lv.10(new)」

「氷魔法 lv.1」「火魔法 lv.1」「呪 lv.7」「結界 lv.4」「物理攻撃 lv.9」「触手大推進lv.8」「SP 消費緩和 lv.4」「視覚大強化 lv.3」「悟 lv.7」「怒 lv.8」「呪怨 lv.2」「憎悪 lv.2」「魔導王 lv.1」「魔導感知 lv.1」「体長変化 lv.1」「МP 消費緩和 lv.1」「МP 自動回復 lv.1」「分体爆破 lv.1」「ゾンビ生成 lv.1」「ゾンビ操作 lv.1」


特典スキル:「鑑定 lv.17」「[&4#5]%=@#3」


経験値: 98957


特記事項: }


んーと?

まずは HP、МP、SP。こいつらはルンターに進化したての時に比べるとだいぶ上昇してるね。

単純計算 HP が三倍、МP が二倍、SP が六、七倍って感じになるのかな?

うーむ。

これは何かの法則でもあるんかねー?


で、次はステータス。

こいつらも順調に少しずつ上がってきてるねー。

ま、今表示されてるこれはあくっまで相対ステータスだから絶対的には本当に微々たる量なんだろうけども。


で、次が称号かな。

えーっと?

何々?


(傲慢)



皆は、「傲慢」という単語を聞いたことがあるだろうか。

七大罪の一つであり、その最上位に位置しているもので、象徴される幻獣はグリフォン、堕天使ルシファーの司る罪とされている。

最近では、ゲームやらラノベやらで、なんか闇のチート系統の異能としても、名をはせる有名な単語だが…。


{傲慢

傲慢たる行いによりその命を散らせた者の得る称号。

術者の圧倒的有利状況、及び上位有利体制な状態でデバフ「傲慢」が付与される。使用回数制限 100 回}


…なにこれ?


うん。

いや…うん。

うーん。

いやはやいやはや。

ワッツドゥーユーミ-?

この世界作った奴はどこかしらなにかしらに中二病的意味不明爆弾単語を忍ばせないと気が済まない奴なのかねー?

取り敢えず一個ずつ見ていきますか?


まず一つ目。


「傲慢たる行いによりその命を散らせた者」


いや私死んでねーし。

もうこの通りレベルアップやらなんやらで五体満足、いや、二十体満足のピンピン。いや、もはやそれ以上でございますわよ?


…うん。いやでもふざけるの抜きでもこれは少しおかしい気がする。

この称号を獲得したのは私と鑑定スキルの記憶補助を信じるのならウイルスが凶化してクマムシに感染する前あたりの段階で手に入れたはずだ。

で、多分その時にすぐに倒さず傍観者を決め込んでいた私に対しての傲慢っていうのならまあわからんでもない。

ま、それどっちかっていうと怠惰じゃねってことは置いといてもまあわからんでもない。

でも、その時に私は死んでないし、あの時に死んだのは確か進化途中の分…体。


ああ!

これ、分体が獲得した奴か!

つまりこれは私の傲慢さで分体が死んだときに分体が獲得したこの称号が私のもとに還元されて今私の称号欄に入り込むって事態になってるってわけだこの事で明らかに悪いのは私だ。

クッソ。

もうこういうことは断じてないようにしないと。


…で、その次。


「術者の圧倒的有利状況、及び上位有利体制な状態でデバフ「傲慢」が付与される。」


あ、あぁああ?

デバフ「傲慢」って何ぞや?

精神攻撃的な?

ま、こういう時はオート君に頼ってるのが一番だ。

ぷりーずへるぷみー!


{デバフ「傲慢」

称号(傲慢)保持者が圧倒的有利状況、及び上位有利体制な状態でかけられるデバフ。}


ん?

えーっと。

うん?

イヤイヤ、効果内容は?


…。


うん。

バグだね!

きっとオート君も調子が悪かったんだね!

そういうところ、私良く知ってるから。

オート君が、私の期待を裏切ったことないって私知ってるから。

だからね、オート君。

もう一回。


{デバフ「傲慢」

称号(傲慢)保持者が圧倒的有利状況、及び上位有利体制な状態でかけられるデバフ。}


あれぇ?


え、いや、ちょ。

だから効果は?


…。


これは、あれか?


「よく新しい家電製品とかの使い方が分からなくて説明書のヘルプ項目とか見るけど結局全部遠回しな言い方ばっかりで結局じゃあこの表示は何なの!って何度叫んだことか事案」


って奴じゃないか?

それとも、


『もっと的確な指示書けよ!

ヘルプ項目なんだからもっとわかりやすく私たちのヘルプに答えろよ!

これじゃあヘルプじゃなくてパルプだよコノヤロー!』


って毎回心の中で叫んでるあれじゃないか?

それとも、陰キャコミュ障だから大声出せない私をいっつも嘲笑ってくるあれか?

はぁー。

使えねー。

ま、まあわかんないならしょうがない。

この傲慢ていう明らかに物々しいこの称号がもたらすデバフがそれ程大きいものじゃないことを祈ろうじゃないか。


…あれ?

フラグかな?

山:ブックマーク登録と…なんだっけ。


ア:なんでしたっけ。


山:取り敢えずなんか評価よろしくお願いしやす。


ア:もうちょい土下座とかして地面に頭擦り付けながらのほうがいいのでは。


山:さてはドSだなテメェ。

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