表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ミクロな世界の女子大生  作者: やまとりさとよ
第二章 ミクロな世界の生き方

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

76/551

69 まぁ仕様なんで


七十話!

突破!


しても未だ無名。

魔物に転生したはいいけど何に進化すればいいかわからない。

進化先でもし弱いのを引いたら今後異世界でやっていけるモチベが保てない。


と悩んでいるそこのあなた!


わが社には、そんな進化先をどうしたらいいのか分かんない上に、なんか地雷トラップがありそうで進化するのさえ怖くなってきたという状況にピッタリなものがございます!

その方法がなんと、一括一万九千八百円で聞けちゃう!

さらにこの放送後三十分以内なら何と 50%オフの九千九百円でお教えいたします!

さぁさぁ電話を手に取って!


ダイヤルは 0120-3939-5001まで!

お電話は、0120-3939-5001まで!


お電話、お待ちしております!

以上、バクネットバクバでした!


…。


という茶番は置いといて。

本当に偶然、偶々この方法は見つけんだけどね。

確か元々、私の分体は私自身の命令がないと進化することができなかったはずだ。


そのことを最初に知ったときには、


「これなんか意味あんのかな?」


的なことをほざいてたけど、いやー、バカでした。


てっきり私は進化させるときは自分と同じ進化先になるもんだと勝手に決めつけていて、いちいち進化するときにこれやらなくちゃいけないのめんどくせーなー。とか思ってたんだけど、さっき分体の進化先も一緒に見てみるとあらビックリ。


{進化項目

・ミクロスレッサーバクテリア

・ルンターバクテリア

・グロウレッサーバクテリア

・ルンターレッサーマジックバクテリア

・フォート・エスプリットモート}


わーお。

私と全く同じように進化できるじゃあありませんかー!

すっごーい。

パチパチパチパチ!


え?

分かりにくい?

えーっと、つまりこの進化項目を使えばこんなことができるようになるんですよ。


{オリジナルからの要請を受け取りました。ミクロスレッサーバクテリアへのクローンの

進化を開始しますか?

―yes

―no}


{オリジナルからの要請を受け取りました。ルンターバクテリアへのクローンの進化を開

始しますか?

―yes

―no}


{オリジナルからの要請を受け取りました。グロウレッサーバクテリアへのクローンの進

化を開始しますか?

―yes

―no}


{オリジナルからの要請を受け取りました。ルンターレッサーマジックバクテリアへのクローンの進化を開始しますか?

―yes

―no}

{オリジナルからの要請を受け取りました。フォート・エスプリットモートへのクローンの

進化を開始しますか?

―yes

―no}


うん。

こういうことができちゃうわけなんですよ。

で、無事進化した分体を鑑定して大きさやらステータスやらスキルやらを鑑定して考慮した上で本命である自分の進化先を決めると。


若干、いや、かなーり後出しじゃんけん感があるけど、ま、仕様だから仕方ない。

いや、仕様だから。

…修正、ナーフ、弱体化とかはなしでおなしゃす。

いやマジで。


因みに、今進化してる奴らは今回頑張ってくれた生き残りの分体 65536 体を適当に五等分して大体均等に進化してもらっている。


え?

何でいつもみたいに私が 200 体出した後にその分体に進化させないんだって?

やっぱり?

私の戦闘中に頑張ってくれたご褒美的な意味と?

200 体全員均等に進化させて後からの修正で何か不具合があるといけないし?

慎重で優秀で美人で頭脳明晰で陽キャな私としては危険なことになる前にいろいろとやっ

ておかないといけないなと思っていまして?


あ。

決して進化させる前に 200 体出すのがマジだるいとかめんどいとか?

進化したら見た目がどうなるのかが気になって 200 体なんか出してる場合じゃねえって開き直ったわけでもないですので、そこは決して、決して勘違いしないでいただきたいッ!


とまあそんなこと言っても結局何時かはやらないといけなくなる時が来るとは思うので…。


チャチャっとやっちゃいますか!




モグモグ、ムシャムシャ、パクパク、ゴッキュン…195。


モグモグ、ムシャムシャ、パクパク、ゴッキュン…196。


モグモグ、ムシャムシャ、パクパク、ゴッキュン…197。


モグモグ、ムシャムシャ、パクパク、ゴッキュン…198。


モグモグ、ムシャムシャ、パクパク、ゴッキュン…199。


モグモグ、ムシャムシャ、パクパク、ゴッキュン…200!


いよっしゃあああああああああああああああああああ!

オワッッッッッッタアアアアアアアイヤアアアアアア!


周りに散らばってる元、敵の残骸を食べ始めて体感約三時間。

ようやく私は分体 200 体の生成を終わらせていた。

まあ既に最初のほうの分体とかは 10000 体近くをもう作り終えていたわけだけど。


何故だし。


さてと。

じゃあ何しようか?

視覚集中の準備をしようにも分体は今分体を作るのに忙しいし、視覚集中でその分を割くわけにはいかない。

進化組のほうもあと数時間近くかかるだろうし…。


あれ?

ひょっとしてすることないのでは?

うーむ。

じゃあ暇つぶしがてらステータス確認でもしましょうかね。

ア:えー、これのストックを書いていた時代のメモによると、0120-3939-5001(サンキューサンキューコウヒョウカ)らしいです。


山:こじつけすごくね?


ア:書いたのあなたじゃ…




アカツキ

脳内茶番用キャラ1号

やまとり脳内編集部山鳥担当

赤髪美人。外見は想像にお任せ。

本編の解説兼山鳥制裁係。

今後一切出ることはないので覚えなくて良い…と言いたいところだが多分レギュラー化する。



山鳥

脳内茶番用キャラ2号

やまとり脳内編集部所属

やまとりさとよでありやまとりさとよでない存在。

たまに本体が憑依する。

作者の本音代弁兼アカツキにボコられ係。

こいつも多分いずれレギュラー化する。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ