表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ミクロな世界の女子大生  作者: やまとりさとよ
第二章 ミクロな世界の生き方

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

56/550

51 テンパりまくった

オォォオオオオオオ


微生物どもの唸り声と、分体達の刃が風を切る音がそこかしこで鳴り響いた。


…おっし、戦争が始まった。

今のところはこっちの軍勢が押してるね。

ま、絶対ステータスでは負けてるとはいえ、スキルや相対ステータスでは勝ってるバクテリアが一体につき 500 体位で相手してるわけだし、当然と言えば当然だけども。


それに、スキルに関しては触手推進がこの前のクマムシ戦からレベルが上がって進化して触手‘大‘推進に進化してる。


これによって、スピードとしては進化前の十倍近くになってる。

すばしっこくて数が多いってのは敵に回すと我ながらかなり厄介だ。


ま、数こそ力、マンパワーって奴?

いや、この場合は菌パワーか。


だからそう簡単に負けることはないと思う。

いや、うん。


負けたら…逃げよぉっと。


ま、でも今のところはその心配はないように思えるけどね。


コオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ…


え?


そんなことをぼんやりと考えていたら、横から核爆発かと身が舞うような激しい閃光が襲ってきた。


は?

え?

ちょ!?

なになになに!?

オート君!

鑑定!


{光魔法

通常スキル


・使用者周辺の氷を操作する権限を与える。

・使用できる魔法はレベルによって変化する。

Lv.1:射光


特記事項:消費МP はレベルによって変化する。}


{射光

通常スキル


使用者周辺の光を操作する権限を与える。

使用者周辺の光を僅かに反射させる。}


光魔法!?

ってことはウイルスか!?

あ、ちょは?

へ!?


つ、土魔法!

創土!


ボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコ…

ドドドドォ…。


テンパりつつも、即座に展開された土魔法で閃光の急襲を遮ることには成功した。


…もう本当にわけわかんない攻撃とかマジでやめえてくれないかなー。

心臓に悪いからさー。

全く。


あ、でも今の射光でダメージを食らった奴は…っと。

ん?いないね。


ん?

射光?

んん?


{射光

通常スキル


使用者周辺の光を操作する権限を与える。

使用者周辺の光を僅かに反射させる。}


あ、あれ?

射光って?

あれ?

まさか鏡みたいな感じで光を反射させるだけ?

そもそも攻撃能力は無い?


…そうっぽいね。


え?

マジで?

てことは私が驚いて出した土魔法分のМP の子損?


いやまて。

むしろ私の土で埋まって減った分体の HP 分の大損なんですが。

ウイルス、まさかお前この混乱を招くために光魔法撃ったのか?

マジかー。

敵ながら天晴れだわ。

うんうん、天晴れ天晴れ。

ま、でも減ったМP は総量三桁を誇る私にとっては微々たる量だし、HP だって分体のやつ合計しても私が五回死ぬくらいのダメージしか喰らってない。

え?

十分?

まっさかー。

あははははは。

でも、本当に分体全員に入ったダメージはそのくらいだから戦争には全く支障なしだ。


じゃ、続行!



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ