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ミクロな世界の女子大生  作者: やまとりさとよ
第二章 ミクロな世界の生き方

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55/550

50 作戦会議

主に出てきてる敵は、我らがセルロックターディグレイトと、よくわかんないレッサーグロウウイルスとかいう奴と、私の別口進化のミニマムレッサーポイズンバクテリアかな?


後、その他の異形っぽい微生物が少々。


クマムシことターディグレイトは、いつもと変わらず六本足の大口開けた THE モンスターっていう感じのフォルムだけど、私が進化の影響で以前の 50 分の 1 くらいの大きさになってるせいで見た目からの威圧感が半端じゃない。

まあ、大きさの差だけで言ったら単純計算 1500 倍…だからかな…。


で、ウイルスは数こそえげつない量いるけど、大きさは私と同じくらいの大きさだね。

フォルムとしては…そうだね、正にトゲトゲなボールっぽい濁ったミルク色に近い緑色な典型的なウイルスって感じ。


量が多いのは単純に種族的なスキル構成のせいだろうね。

ポイズンなバクテリアは、形だけだったら私の進化途中のミニマムでレッサーなバクテリアちゃんたちと同じような姿をしてる。

でも、色が真紫だね。

こいつもTHE毒持ちって感じの見た目だ。


んで。まずこの中で一番厄介そうなのはどれか。

私としては、ポイズンなバクテリアが一番厄介だと思う。

だってあいつ毒系統スキルが 12 種類あるんだもんよ。

あ、決して同族贔屓なんかじゃありませんよ?

はい。


んま、それはいいとして、こいつの何が厄介かってくらった後の結果が未知数なスキルが幾つかあるからだ。


その筆頭が痺系統の毒攻撃スキルかな。

私の分体は、かなり外道な使い方になるけど、その気になればいくらでも甦ることができる。


だって SP があれば分体を作り出せるってことだから、最悪死んでも死んだ分体を喰って代わりの分体を用意することができるからだ。


ま、それは本当に最終の手段になるだろうけど。

しかも、これはこの間調べたことだけど毒っていうスキルはいくら強力にしても付与した相手が死ねば消えるようだ。

これは勿論ただのスキルの塊である分体でも同じことで、この毒の定理は分体にも通用する。

だから毒で殺されたとしてもその毒を喰ってまた分体を増やす戦法がここでも使えるわけだけど、今回の痺系統スキルはそうもいかなくなってくる可能性がある。


痺、痺刃、痺刺。

これらのスキルは予測にしかならないんだけど、これらの痺っていうくらいだからこれを喰らった場合、被術者にはこれが継続的にかかってくるはず。

さらに予測は続くんだけど、もし痺属性が付与された状態なら死ぬことはないから仲間を食べるわけにもいかないし、だからといって付与喰らった分体を使うことすらできない。


だから多分こいつを真っ先にこいつを倒せずに放置してたら後々取り返しのつかないことになりかねない。

先ずはこいつを倒さないとな。


…。


今私の所には全部で 1638200 体の分体がいる。

私のクローンの 200 体は進化が終わってないし、確か上位のクローンが死ぬと下位のクローンは消滅するらしいから、やっぱ最優先で守るべきはこの 200 体だね。

ってことは、優先順位的には、一位が 200 体の進化中上位クローン、二位が痺系統スキル持ちのポイズンなバクテリア、三位がクマムシとウイルス、四位がその他諸々って感じだね。


じゃ、私が進化中のクローンの所にいるから、ここに使う分体は適当に 50 万体。

ポイズンの方は主に分裂レベルが 6 だったから一種類だけなら数は合計で 64 体のはず。

スキルは別としても、ステータスの差は大きさの差で 100 単位で違うわけだから単純計算一体につき 5000 体使うとして、32 万体。

三位と四位はあんまり特筆するところはないから 74 万体で応戦して。

でも、偶に効果不明のスキル持ちが何体かいるから、最低でも一体につき分体 100 体以上で戦うこと。


…。


各分体に指示は出した。

あとは臨機応変にその都度その都度私が操作すればいいっしょ。


ーじゃ、戦争の始まりだぁ!


ならば戦争だと言ってから一話経過。

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