表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ミクロな世界の女子大生  作者: やまとりさとよ
第八章 ミクロな世界の侵略

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

471/551

323 幼女は一体いたら百体いると思え。

怒涛の7/14連投


このダンジョンの城下町と神殿への直通経路は崖に張り付くように建てられたいくつかの塔によって賄われている。


一番近くにあった塔まで歩いて行くと、ある程度の範囲で私を感知したのか塔の下部に白色の光が一瞬通り、音もなく扉が開かれた。


中にはこれといったものはなく、円形の空洞に目の意匠が施された白い床があるだけだった。


エレベーター的な?


まぁ、別に上に上がるだけなら空飛んだりテレポートしたりすればいい話な気もするけども。


ここは敢えて順路に沿っていってみましょうか。


私が中に入ると、開いた時と同じようなモーションで扉が閉められ、一瞬暗闇に包まれたかと思ったら下の目が光ってエレベーター内を照らした。


…。


何となく私はエレベーターの端に寄った。



…。



若干気まずい沈黙が流れること数十秒。


エレベーターは崖の一番上に到達していた。


同じく壁の光が走ってエレベーターのドアが開かれ、荘厳な神殿の様子があらわになる。


形状は大まかに円錐状。


丸みを帯びた柱が基礎を支え、何百対ものそれがより集まって城のような形状を示している。


何というか、表面の凸凹の情報量が多くて建築ガチ勢のマ◯クラ建造物みたいな雰囲気を感じる。


随分と造形の深いダンジョンになったもんだと感心しつつ、入り口に向かう。


神殿の扉は、その荘厳さに見合わずゆっくりと、極めて静かに開かれた。


神殿に侵入する。


天頂の眼球に見送られながら、私の人形は神殿の扉で外界から完全に隔離された。



…。



外界から完全に隔離され、白色のステンドグラスからの光が淡く神殿内を照らすのがわかるのみとなった。


さて、と。


夜目をつけつつ、ちょっと考える。


このまま馬鹿正直に単身ダンジョンを攻略して行くのもいいけど、何というか若干めんどくさくなってきた。


広さ的には大したことはないと思うけど、使われたエネルギー的にここにポップする魔物は大量かつ強力だろうし。


この体がいくら特別性だとはいっても、一々そいつらを駆逐してってたら肉体的にも時間的にもきついところがある。


ってことで、まずは妃奈と合流するのが先決かな。


ここまでのダンジョン構成を見た感じ、このダンジョンの核になったのは十中八九死神だ。


理由として、ダンジョンに割り振られたエネルギーが挙げられる。


でっかい目玉にエネルギーを使いすぎて、そのほかの目玉トラップは条件つきの呪術だったり、目を光らせるだけだったり、他にも、街はやたらと荘厳かつ繊細なのに使われてる材質は大理石一辺倒だったり、何というかこのダンジョンには解像度があっても繊細度はない。


もっと簡単に言えば、エネルギーが足りてない。


少なくとも、ダンジョン構築時、SP総量だけを見れば妃奈は確実に死神より上を行ってた。


つまり、妃奈の肉体SPを貫通できるくらい空間SP濃度が高ければ、必然的に死神の肉体SPも貫通できるわけで。


あの二人分のエネルギーで作られたダンジョンと考えるにはこのダンジョンは弱すぎる。


んまぁ、元来ダンジョンっていうのは構築時基礎だけ作ってその後エネミーの殺し合いだとか外から入ってきたやつのエネルギーやらを吸収して大きくなってく物だから、構築直後でいきなりランク5レベルにまでぶち上がってるのはだいぶ大概な話ではあるんだけど。


とにかく、この話の結論として、多分妃奈はこのダンジョンのボスではないと思う。


ってことはつまり、妃奈はこのダンジョンのどこかに普通にいるってわけで、とりあえずそれを探して魔王スキルで魔物との戦闘は避けていこうというわけですな。


んで、まずその妃奈を探すフェーズな訳だけど…。


効率的にいこうぜ。


ゴットパワー発動!


起動!「高速分裂」!


{「高速分裂」を発動しました。}


私の足元からワラワラとちっちゃい私が出てくる。


そいつらの体からも分裂するように私が生まれ、ねずみ算的に増えていったちっちゃな私は瞬く間に神殿の入り口を埋め尽くした。


さあ行け!リトル五号達よ!


神殿中に散会し、いい感じに妃奈を見つけるのだ!


私の命令に沿ってちっちゃな私は慌てたようにワタワタとかけていった。


マップが瞬く間に埋まって行く。


高速分裂で生み出したあいつらに戦闘力は微塵もないけど、洗脳で使用可能になった高速分裂スキルによってあいつらは一体が生き残っていれば無限に増殖が可能になる。


ふははははははは。


この神殿は私の手によって堕ちるのだ!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ