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ミクロな世界の女子大生  作者: やまとりさとよ
第八章 ミクロな世界の侵略

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321 邪神信仰

怒涛の5/14連投


周囲は白に埋め尽くされている。


とは言っても、この白は元々北部高原を支配していた雪由来のものじゃなくて、大理石のものだ。


門の中は、小さな町のような様相を呈していた。


外周を大きく回る外壁の付近から円形に建てられた、丸を強調する建造物は、中心にいくにつれて徐々に大きく、高くなっていく。


視界の奥、全ての中心に建つのは、巨大な神殿。


一段崖上に大理石で作られたそれは複雑な建築構造を有し、大まかに円錐状のそれは半分城のような雰囲気を感じた。


それの周囲には塔が等間隔で配置されており、それが下界と神殿を繋いでいる様だった。


異世界感はすごいけど、特徴だけ挙げるならそこまで異質さは無い空間。


しかし、このダンジョンにはパッと見ただけでわかる違和感が存在した。


天井に広がる青空。


太陽はないが、それでも空は明るくダンジョン内を照らしている。


この明るさは、ダンジョンを攻略する者に向けての物か、それとも、空にとっての物なのか。


雲ひとつない青空には、“それ”が存在した。


神殿の上、それはあまりに巨大なのか、大気に霞むほどの距離であっても、空の一割近くを占めている。


巨大な、目。


あまりに大きすぎてもはやそれを器官の一つとして認識できないほどの、巨大な目が、一心に私を見ていた。


「防犯カメラ作動中!」なん?


…今回のは片目だけど。


目の周囲には円を主とした幾何学形が描かれ、目を中心として二段円を介した外周にも無数の目が配置されている。


それらは私を意に介さずギョロつき、城下町を監視しているようだった。


…トラップの構造としては、精神介入系なのかな?


五号人形の状態異常耐性スキルがあの目からの攻撃をオートでレジストしている。


曰く、


{状態異常:発狂をレジストしました。}

{状態異常:訃蝕をレジストしました。}

{状態異常:猛毒をレジストしました。}

{状態異常:錯乱をレジストしました。}

{状態異常:侵食をレジストしました。}

{状態異常:腐蝕をレジストしました。}

{状態異常:分解をレジストしました。}

{状態異常:融解をレジストしました。}

{状態異常:朦朧をレジストしました。}

{状態異常:獄閻をレジストしました。}

{状態異常:獄闇をレジストしました。}

{状態異常:呪怨をレジストしました。}

{状態異常:破壊をレジストしました。}

{状態異常:消滅をレジストしました。}

{状態異常:破滅を…


…やりすぎでは?


何としてでも侵入者を殺さんという意志を感じる。


一般人があの目に見られたらSAN値がロストするとか発狂するとかそういう次元じゃなく普通に塵になるんじゃない?


っていうか、よく聞くと普通の状態異常に加えて獄閻とか獄闇とか混じってるし。


あかんでしょ。


やってること大概よ?


攻略させる気ねー。


多分本番はあの神殿に入ってからでしょ?


五号人形に任せるにしても、とりあえずある程度のパターンは把握しとかないと。


このダンジョンの構成的に、城下町にモンスターを配置するなんて無粋なことはしないだろうけど、これの構築には死神も巻き込まれてるしなー。


この人形が壊されるのはちょっと痛いし、慎重にやっていこう。




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