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ミクロな世界の女子大生  作者: やまとりさとよ
第八章 ミクロな世界の侵略

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Code.8 (7)

怒涛の2/14連投


「せい」


{「身体超強化」を発動しました。}

{「投擲」を発動しました。}

{「射出」を発動しました。}


もちうる大体全ての投擲スキルを駆使して侵略者にナイフを投げつける。


何の構えもない私の手から放たれたナイフは、それでもシステムの恩恵を全面に受け取って赤い彗星のような軌道を描いた。


ノータイムのナイフの強襲に未だ呆然とする死神の脳天にナイフが吸い込まれた。


{「獄冰…ヴォア!


空中で霧散する獄冰魔法陣。


獄閻魔法の発動がなされる以前に冗談みたいな音をあげて死神の頭部が炎上する。


反射的に顔面を守ろうとジタバタする死神の背後に回り込んだ。


{「獄地魔法」を発動しました。}


私の意思に従ってCode.8が新たな物体を創造する。


空中に出現した拘束具が、死神の体を完全に固定した。


「どっっ…せい!」


掌底。


輪形の衝撃波がまたも発生する。


一切の行動の自由を許さないその拘束具は、私からの攻撃を受け流すことすら許可しない。


物理エネルギーは問答無用で死神の体内を荒らし周り、それでも気が済まなかったのか貫通して背後の空間を破壊した。


極闇で埋まった空間に裂け目ができる。


裂け目の先には、極闇を免れた銀世界と、それを保護するように私たちの周りに青い障壁を張っている女神様だった。


女神様は一瞬驚いたように裂け目を見、そして私に気づいたのかヘラヘラしながら手を振ってきた。


なんかいないなーとか思ってたらそんなとこに避難してたのね…。


つか、お前Code.6回収しないといけないんだから少なくとも結界内には居ろよ。


私からの抗議の目線も意に介さずのんびり座ってライブみたいなうちわを取り出す女神様。


曰く『I ♡ 妃奈』 『頑張って!』


次いで新しく2本腕を作り出してさらに団扇を取り出す女神様。


『この戦い…私は「見」に回らせてもらうぜ』『HATARAKITAKUNAIDEGOZARU』


さらに女神様が後ろに新たに腕を生成して団扇工場を展開しているのを見て、私はそっちに意識を割くのをやめた。


「ga….gua…aaaaaaa」


胴体の70%弱が吹き飛んだ死神が唸るような声を上げる。


{「獄炎魔法」を発動しました。}

{「獄炎魔法」を発動しました。}

{「獄炎魔法」を発動しました。}

{「獄炎魔法」を発動しました。}

{「獄炎魔法」を発動しました。}

{「獄炎魔法」を発動しました。}

{「獄炎魔法」を発動しました。}

{「獄炎魔法」を発動しました。}

{「獄炎魔法」を発動しました。}

{「獄炎魔法」を発動しました。}

{「獄炎魔法」を発動しました。}

{「獄炎魔法」を発動しました。}


火球を生成する。


死神は見るからに瀕死だ。


HPも鑑定で見る限りほとんど残ってない。


だけど、ここまできてわざわざ油断してやるほど私は甘くない。


恨めしげに歪んだ顔面が私を見上げる。


{「獄冰魔法Lv.10」の発動を確認しま



爆破。



私の意思に沿って向かった炎弾が背後から飛来してきていた氷の刃に直撃した。


水蒸気が一瞬周囲を包み込む。


指を振り下ろした。


{「獄洸魔法Lv.10」の発動を確認しました。}

{「獄洸魔法Lv.10」の発動を確認しました。}

{「獄洸魔法Lv.10」の発動を確認しました。}


回復の洸が死神を包み込む。


拘束具を引きちぎろうと死神が力を込めると同時に、私の合図で既に迫っていた火球が爆裂した。


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