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ミクロな世界の女子大生  作者: やまとりさとよ
第二章 ミクロな世界の生き方

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38 進化というかクラスチェンジ


{ミニマムレッサーバクテリアからの要請を受け取りました。進化項目を表示します。}


{進化項目

・ミニレッサーバクテリア

・ミニマムバクテリア

・ミニマムレッサーポイズンバクテリア

・ルンターレッサーバクテリア}


{ミニレッサーバクテリア

ミニマムレッサーバクテリアの上位種。

ミニマムレッサーバクテリアよりも大型となる。}


{ミニマムバクテリア

ミニマムレッサーバクテリアの種族的上位種。

ミニマムレッサーバクテリアよりも全ステータスが上昇する。}


{ミニマムレッサーポイズンバクテリア

ミニマムレッサーバクテリアの種族的上位種。

希少種であり、触手、牙、針に強力な毒を持つ。}


{ルンターレッサーバクテリア

ミニマムレッサーバクテリアの種族的上位種。

超希少種であり、数々の固有スキルを保持する。}



なんて考えていたらオート君が進化するための項目を出してくれた。


オート君有能。

マジ有能。


なるほど。

この中から選べということか。


うむ。

そーだなー。

ま、とりあえずミニレッサーバクテリアは除外かな。

だっておっきくなっちゃうっぽいし。


どうもバクテリアの性質的に、バクテリアの一番の武器はその毒じゃなくて「洗脳」スキルだ。


私はギリギリになる前に使う気はサラサラ無いからあんまり関係ないかもしれないけど、このバクテリアの十八番である洗脳には条件として相手の脳内に入り込まないといけないってのがある。


このミニレッサーバクテリアってのを選んだことでどこまで大きくなるかは知らんけど一応このスキルに制限がかかってくるような選択肢はあんまり選びたくない。

生き残る手段は多いほうがいいだろうしね。

例えばそれがあの忌々しい洗脳であろうと。


で、次。

ミニマムバクテリア。

これも悪い選択肢ではないと思うんだけどね。

私の種族的上位種っていうくらいだし。

でも、もしこのミニマムバクテリアが進化するとしたら、今回の進化項目を見てみる限りミニマムレッサー→ミニマムってきたのならミニマム→ミニって感じで大きくなる選択肢が増えてくると思うんだよねー。


それ以外にも選択肢はあるのかもしれないけど、やっぱりこいつもミニレッサーバクテリアとおんなじ理由で除外かな。


その次のミニマムレッサーポイズンバクテリア。


感想。

名前長い。説明文強そう。しかもどうやら私の唯一の攻撃手段である毒刃と毒刺のほかにもう一つ毒牙っていうのが追加されるらしい。


うん。比喩でもなんでもなくまんま毒牙。毒がべったりの牙。


いえい。


さらにこいつはミニマムのままだし、希少種らしい。


最高じゃないですかー。

うへへ。


で、最後のルンターレッサーバクテリア。

なんかこいつだけほかの奴と格が違う。

説明文からして数々の固有スキル言うてるし、超希少種とか意味わからんこと言うてるし。


てか「超希少」って名前がついてるものはこの世界じゃこの間見た結界スキルんとこのなんかヤバ目の厨二病スキルしか思い出せないし。

それにルンターって、なんかめっちゃ小さい単位だったよね?

大丈夫か、それ。


…まあいいや。


うーむ。迷うとしたらポイズンかルンターってところかな?


どっちにしようか。


ほんと、どっかの熱血教師じゃないけど、ポイズンにもルンターにもそれぞれにいいところがあってどっちにしようか迷うんだよねー。


うーん。


ま、ルンターかな?

ルンターっていうくらいだしもともとの懸念だった洗脳の幅が狭まるってことはなさそうだし。


いや。


決して超希少種っていう言葉にひかれたわけではない。


ないったらない。


と、いうわけで私はルンターレッサーバクテリアに進化します!


{ミニマムレッサーバクテリアからの要請を受け取りました。個体名「ルンターレッサーバ

クテリア」への進化を開始します。}


あー。

急に始まるんすね。


{スリープモードへの移行を開始します。}


へ?


シュウウウウウゥゥゥゥゥゥゥゥ…。


あ!ちょま!

急速に薄れゆく景色の中、私が最後に思い出したのは分体に私を守れという命令をするの

を忘れたという事実だった。


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