表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ミクロな世界の女子大生  作者: やまとりさとよ
第七章 ミクロな世界の交錯

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

370/550

278 単純is最強

死ぬほど短いんですが、キリが良いのでここで切ります。


午後に切った分を追加で投稿するかもしれないです。


{鑑定Lv.29を起動します。}


{鑑定Lv.30を起動します。}


{魂領域記憶ストレージが空です。保存しますか?

-yes

-no}


…noで。


{魂の再構成設定をして下さい。}


{権限の移動先を設定します。}


{特典スキルの設定が完了しました。}


{読み込み中…}


青色の魔法文字が浮かび上がり、展開する。


それらは複雑な幾何学を描いたあと、ゆっくりと私に向かって収縮し、私の中に入って行った。


肉体的な違和感はない。


だけど確かに私の魂が縛られた事を知覚できた。


ふぅ。


とりあえず私側の設定はこれで一旦完了かなー。


…分体達がCode.の捜索を始めてから数ヶ月が経った。


とりあえず今分かったのが、教会にいると思われるCode.2ちゃんと、ヤンキーのCode.5君、女神崇拝ガチ勢のCode.4君に、雪山に居たCode.6。


妃奈と石田がそれぞれCode.8とCode.7を持ってるから、あと所在がわからないのはCode.1だけだねー。


うん…なんか1番やべーのが残ってるわ。


Code.1とは、すなわち力の権能。


単純!説明不要!な、そのままの能力。


私を女神たらしめていた、魂の中身そのもの。


あえて説明するなら、すんごい莫大な量のエネルギーの塊だ。


それが、それだけが見つかってない。


うーん。やばい。


これが石田もまだ見つけてないってだけならいいんだけど、もしこれを見つけて尚且つそれを隠し持ってるってなら事態は本当に不味いことになる。


今人類を神レベルまではちゃめちゃに強化してるあれも、実際Code.1の力だしね。


システム稼働時、石田の小細工で持ってかれたCode.1のエネルギーの一部だけで今こんな事態になってるんだし、その大元が取られたらどうなるかは想像に難くない。


起動していないCode.って言うのは、Code.1に限らずその権能自体がシステム的に色々制限されている状態を指す。


言うなれば蛇口のネジが閉められている状態って感じ。


でも、もし権能が起動すれば、そのネジは全部解放される。


まだCode.4とかCode.7みたいなできる事を増やす系の細かい奴ならあんま問題はないんだけど、Code.1は単純な分強力無比だ。


もしかしたら…と言うか、私の力を吸って容量満タンになった人の魂の器じゃ絶対に受け止めきれない。


そうなったらどうなるか。


単純に世界滅亡する。


やっべー。


とにかく、今はゴシキンジャー全員にCode.1の捜索を頼んでる。


見つかる見つからない関係なく半年経ったら私は同化をしないといけないから、リミットは残り1ヶ月くらい。


いやマジで見つかってくれ…。

ア:『するかも』じゃないですよね。『する』んですよね。


山:アッハイ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ