31 めっちゃビビってます。
怒涛の5/5連投
…さて。
分体は集まった。
いま、私の目の前には 3 号部隊以外の 1 号から9号までの分体部隊が勢揃いしている。
いやー。
改めてみると壮観ですなー。
{オリジナルー。3号はどした?}
あー…。
死んだ…っぽい?
{ファッ!?なして!?そしてなぜに疑問形!?}
んー。
話すと長くなるからこれ終わった後話すね。
{お、おう了解。}
{それはオリジナルがビビってんのとなんか関係があったりするのか?}
び、ビビってねーし。
{わかりやすっ}
てか君たちは 3 号が死んでもあんまり気が動転したりしたりしないのね?
{それは…まあ所詮 3 号も含めて私達は自我があるとしてもオリジナルのスキルで作り出されたある種の人形だかんね。}
{え?4 号マジ?}
{達観してんな―。}
はー。
分体達でも色々意見が食い違ってくんのね。
ま、私が死にそうになったら助けてください。
{{りょーかい。}}
じゃ、行くぜ。
麻痺で眠らせてるクマムシの脳内に乗り込む。
{条件が一定に達しました。固有スキル「洗脳 lv.l 9」を起動しますか?
―yes
―no}
Yes。
Yes。を選択した瞬間、スキルが強制的に体を戦闘態勢に移行させ、毒刃に似た何かが触手から生えてきた。
いつもの毒刃と違うところといえば刃が金属質な光沢に包まれていて、青色の光が稲妻よろしく走ってるところくらいかな。
何というか、中世ハイファンタジーから近未来スペースファンタジーに変わったみたいな感じ。
妙に機械チックだ。
…んで。
これを 3 号がやってた時みたいに脳にぶっ刺せばいいのかな?
…。
めっちゃ怖いんだけど、やめていい?
{やっぱめっちゃビビってんじゃん。}
いやいや。
君たちもやってみればわかるって。
メッチャクッチャ怖いよ?
{遠慮致す}
{上に同じくである}
{全くもって同意見でございます}
マジかよ。
…じゃあほんとに行くよ?
いくよ?
いいんだね?
{りょりょりょ}
おおっし。
振り上げてー。
ブシュッ
ウォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォオ oooolololooooolololol
突き刺した途端に脳内に響き渡る叫び声のような機械音。
同時に意識が混濁の渦に飲み込まれ、視界が点滅しだす。
全身の浮遊感とともに体から力が抜けていく。
意識と身体が分離し、私は肉体の主導権を完全に失った。
っく。
意識がすさまじい勢いで脳に吸い込まれてく…!
ちょっとさすがにヤ、バい、か、も…
{オリ zina ルー?オり~¥ジナ ru2ーdie 丈ぶ―?}
マズい。
生命の危機を感じた私は意識を必死に保とうとするが、それに反して深海に沈み行く景色のように魂がどんどん重くなっていく。
必死に手を伸ばそうとしても、既に伸ばす手は私についていない。
どす黒い何かに包まれていく感覚を覚えながら、私はあっさり意識を手放した。
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{条件が一定に達しました。希少スキル「憎悪Lv.2」を獲得しました。}
{条件が一定に達しました。特典スキル「鑑定Lv.17」を獲得しました。}
{アップロードが完了しました。}
{Codeの未洗浄部分の補完が完了しました。}
{プログラムを終了します。}
{中枢への還元を終了します。}




