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ミクロな世界の女子大生  作者: やまとりさとよ
第六章 ミクロな世界の真実

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Code.1(16)




適当なところでに入学生オリエンテーションが終わった後、その場で今日は解散ということになった。


エイとレミウルゴスはそれぞれ別れ、俺は一旦寮に帰るべく校舎から出ていた。


「おぼっちゃま。」


カバンを抱え、若干傾き出した太陽に照らされた昇降口に立っていると、見計らったようにカナンがやってきた。


「あ、カナン。これから寮に戻ろうと思ってたんだ。」


「あ、いえ、ジョナサン様とアリス様が待っておられますので、こちらにきてください。」


そういうと、俺の手を引っ張ってカナンは校門の方に向かい出した。


「父上と母上?なんで?」


若干強引に引っ張られながら、カナンの背中に問いかける。


「えー、ジョナサン様曰く、『せっかく帝都に来たんだから久しぶりに一緒に飯でも食おう』とのことです。」


「観光気分かよ…。」


「実際観光みたいなものなんじゃないですか?」


「否めない。」





引っ張られること数分、校門前に立つ見慣れたシルエットが顕になってきた。


「久しぶりだなー!ちょっと大きくなったか?」


現役は退いたらしいが、それでも高レベルのスキルを幾つも保持する戦士の体を持った父親が声を張り上げる。


「子供の成長は早いものねぇ…。」


父親の隣に同じく立つ母親もしみじみとした声色でそう言う。


「大きくなったって…まだ数週間しか立ってないですよ…」


若干呆れながら、俺はそう返した。


「数週間もあれば結構大きくなるのが子供ってやつだよ!それじゃ、ユーリーン。」


そんな俺を抱き抱えながら、父親が満面の笑みで言う。


「と、とと…なんですか?」


「飯食いに行こうか。」





「それで…どうだったはじめての学校って奴は。」


テーブルに並んだいくつもの料理を食べながら父親が俺に問いかける。


「どうって…同世代の人たちがたくさんいましたね。」


俺が答えると、父親は嬉しそうに笑った。


「そうかそうか。もう友達はできたのか?」


「ああ、二人、できました。」


「そりゃよかった。その年齢でできる友達ってのは一生物だからな。大事にするんだぞ。」


「特にアドヴァンダルはね。」


ニコニコしながらいう父親に母親も合わせる。


「わかりました。」


もとより、彼らは大事にするつもりだ。


「それで、お前、クラスはどこになったんだ?」


父親がさらに聞いてくる。


「ああ。1ーAでしたよ。」


俺がそう答えると、父親は「そうか」と一言言って口をつぐんだ。


ん?

何かまずいことを言ったか?


妙な反応に違和感を覚える。


「まぁ、ユーリーン。学校頑張るのよ。」


が、母親がそういい、その話は続かなかった。


その後は両親といくつかの話をして、寮の前で二人とは別れた。


山:こんにちは


ア:誰ですかあなた。


山:なんなんでしょう私。


ア:私が知ってる山鳥さんは少なくとも週一投稿はするタイプのめんどくさがりやなんですよ。


山:きっとそれは別世界線の僕だな。


ア:じゃあちょっと今すぐ殺して異世界転生させます。


山:赦しを乞いたい。


ア:なんかもうワンパターンな気がしますが、一応聞きます。


山:まず、高校三年夏休みにラノベ書くハードルが一つ、後は「読んだやつ絶対吐かせる短編ホラー」を書いてたら自分にもダメージいって毎晩鬱になったり吐いたりしたので一つ、ソシャゲのキャラガチャで神引きしたのが一つに、最近Vtuber にハマり出したのが一つあってほんとに忙しかったんだよ!


ア:それ本気で言い訳になると思って言いました?


山:正直言ってない。


ア:滅びろ。


山:ドストレートな殺意!


ア:遺言は?


山:明日か明後日に僕のSAN値とゲロの結晶の短編ホラー出すのでよかったら読んでやってください…。


ア:汚いです。


山:グワヘラッ

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